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【小松易】忙しい時ほど、スピードよりも「心の棚卸し」を。
2025/11/28(金)
【小松易】忙しい時ほど、スピードよりも「心の棚卸し」を。
カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 小松易
こんにちは。
かたづけ士の小松易です。
12月が近づき、年末が見えてくると、
仕事が一気に忙しくなる方も
多いのではないでしょうか。
忙しい日が続くと、普段ならしないような
小さなミスが出てしまうことがあります。
・急いで返信したメールに誤字が増える
・聞いたはずの話を忘れてしまう
・送信ミスなどのケアレスミスが続く
これは能力が落ちたわけでも、
気合いが足りないわけでもありません。
部屋が散らかってくると
「何となく落ち着かない」
「モヤッとする」
そんな感覚が増えていきますよね。
心の中も同じで、
小さなストレスや、やりかけのタスク、
返しそびれたメール、
頭の中だけに残っている未整理のタスクが、
少しずつ心の引き出しに溜まっていきます。
そして気づかないうちに、
その引き出しはいっぱいになっている。
すると、本来使えるはずの、
“判断力”や“集中力”が、
散らかったものを処理するために
使われてしまうのです。
実際、「今日は何を優先すべきか」が
分からない日は、疲れやすく、
判断も鈍りがちになります。
ここで役に立つのが、
“考える前に整える”という
片づけの考え方です。
たとえば、朝一番に事務所を掃除すると、
頭がスッと軽くなり、仕事がはかどる。
そんな経験は誰にでもあると思います。
心の中も同じで、
まず「どんな散らかりを抱えているのか」。
これを見える化するだけで、
驚くほど判断がクリアになります。
・返すか迷っているメール
・やるべきか迷っている仕事
・頭の中にだけ残っている情報
こうした“心の未処理タスク”を
紙に書き出し、棚卸しをするだけで、
心の流れは整いはじめます。
すると、ちゃんと休めるようになり、
判断が進み、仕事の流れも軽くなる。
心を整えるというのは、
特別な精神論ではなく、
“見えない散らかりを片づける”という
現実的な行動です。
忙しい時ほど、
スピードを上げることも大事ですが、
まず「整える」ことも非常に大切です。
ぜひ今日から、
仕事を始める前に2分だけ、
心の棚卸しの時間をつくってみましょう。
最後までお読みくださり、
ありがとうございました。
いつもあなたを応援しています!
小松易
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◎編集後記
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冒頭の「ミス」3つ、、、
この1ヵ月で全部やりました(^◇^;)
明日からは、仕事始めの2分間、
「心の棚卸し」タイムにします。
「慌てない、慌てない。一休み、一休み。」
ふと、一休さんの言葉を思い出しました。
山本 響子<断捨離事務局>
この記事の執筆者について
小松易
日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表
大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。
著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。
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