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2025/05/26(月)

【おのころ心平】世界はコミュニケーションで出来ている。

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FROM おのころ心平

おはようございます。
おのころ心平です。

現代人の脳の情報処理は
7~8割が視覚からの情報だと
言われます。

そして、その視覚情報というのは、
網膜が像を結んで脳の後ろで
情報処理されるまで
0.1秒かかるんです。

なんとなんと、
僕らは現実の世界で
起こっている現象から、
いつも0.1秒遅れて
視覚として認識しているんです。

驚きですよねー。

視覚からくる世界は、
実世界からいつも
ほんの少しだけとはいえ、
タイムラグがある
ということなのです。

※ ※ ※

そして、このタイムラグの間に、
僕の脳は過去見てきた映像の
データベースと照らし合わせて、

現在、目の前にあるモノや現象の
意味づけを行なうというのです。

だから僕には、
僕の視覚経験に沿ってしか、
世界を認識できない…。

…そんな脳科学の知識に触れて、
僕は、急に不安になりました。

え?じゃあ、
「本当に空は青いの?」
「青ってどれくらい?」
「僕が見ている青の濃度と、
 ほかの人が見ている濃度って
 本当に同じなの?」
「まさか、僕が認識している青は、
 他の人のピンク色だったらどうしよう?」

…これって実際、
他人と比較できませんから、
一生わかりません。

個別の認識は、
あくまで個別のまま、
僕らの肉体に閉じ込められた
経験でしかない、というのです。

うー…、

※ ※ ※

でも、僕は思いました。
ああ、だからこそ、
僕らは言葉を生み、
会話を生んだのだ、と。

「あなたは世界をどう感じてるの?」
「あなたは世界をどんなふうに楽しむの?」

それが知りたくて知りたくて…、
あなたと私の共通項が知りたくて知りたくて…、

僕らは、
コミュニケーションを生んだのだと。

コミュニケーションとはつまり、
個別認識における閉じられた世界観を
外部へと解放すること。

他人の世界認識と照らし合わせて、
自分の世界を、より広げること。

他人の認識との共通項を見出し、
世界をいっしょに楽しむためのもの。

※ ※ ※

言い間違いや聞き間違い、
思い込みや説明不足による
意思疎通の齟齬(そご)、

そんな障害もたくさんあるけれど、
それを乗り越えて、
それでも僕らはコミュニケーションの
尊さを知っている…。

この大切で貴重な人類の発明を、
より本質的に磨きたいですね。

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ーおのころ心平

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◎編集後記
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自分が見ている色と、相手が見ている色は
本当に同じに見えているのかは
確かめることはできない・・・

私は、この話を高校時代の授業で聴いて、
今でもふとした時に思い出します。

例えば、私は紫が好きで、
特に藤色やライラックのような
少し青みのある薄紫が好きなのですが、
私が見ているこの色味の絶妙な美しさが
他の人には違って見えているのかも、
と考えたりします。

もし、私の見えている色と
他の人に見えている色が違うなら、
それは少し残念だな・・・と思ったり。

けれど、違うように見えていても
その対象物を同じように「綺麗」と
感じているのなら、
それはそれで素敵だな、と思ったり。

感覚そのものは共有できないからこそ
それを言葉で共有できた時に
より嬉しいのかもしれません。

西 優里花

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

おのころ心平

一般社団法人自然治癒力学校理事長。

ココロとカラダをつなぐカウンセラーとして25年間活動。これまで2万6000件、約5万時間以上のカウンセリング経験をもつ。

各症状・病気の背景に潜む心理的欲求を読み解き、カラダだけではなく、家族関係、職場での人間関係改善にまでつながる手法が特徴で、経営者、アスリート、文化人など多くのクライアントのパーソナルケアを請け負っている。他方、パーソナル医療コーディネーターとして病院や治療法の医療選択もサポート。セミナー・講演活動は年150回を超える。著書に『病気は才能』(かんき出版)、『ゆるすいっち。』(主婦の友社)などがあり、Amazonランキング総合1位になった著作を3冊もつ。

 

 

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