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こんにちは。
かたづけ士の小松易です。

平成時代に主催していた
かたづけ研究会(通称「かたラボ」)には
かたづけが得意な方から苦手な方まで、
かたづけ熱が高く、かつユニークな人たちが
集まっていました。

参加者の一人、Aさんがある日言いました。

「油断をしていると年に2回くらい、
　“かたづけの天使”
　が舞い降りてくるんです」

“かたづけの天使”が舞い降りてくると、
Ａさんは不思議と無性に片づけたくなり、
部屋が信じられないくらい
スッキリするのだそうです。

ただし、そのあとにスッキリと部屋がキープ
されているのは「約6日間」だそうで(笑)、
Aさん曰く、
「1年間で部屋が片づいているのは
　12日間ほど」
と楽しそうに教えてくれました。

ある日突然、
不意に片づけの衝動に駆られる、
これは誰しも一度は
覚えがある経験ではないでしょうか。

タイミングは、
期末試験や資格試験の前日だったり、
早朝に旅行に行く前夜だったり、
それともＡさんのように“かたづけの天使”が
舞い降りてくる時なのかもしれません。

共通して言えるのは、
片づけが始まるキッカケが
自分次第(自分キッカケ)ではない
ということ。

多くの場合、
片づけが「自分キッカケ」ではなく、
自分以外の誰かか、何かがきっかけになって
始まることの方が多いのです。

これを「他人キッカケ」と呼んでいます。

「べつに、結果オーライ、
　どういうキッカケでも
　片づいたらそれでいいじゃない？」
という声が聞こえてきそうです。

もちろん、キッカケがどうであれ、
片づかないよりは、片づいた方が良い、
それは間違いないことです。

ただ、その「キッカケ待ち」が常だと、
いつまでも片づけが始まらなかったり、
片づけが中途半端に終わってしまい、
リバウンドしてしまうのも事実。

「他人キッカケ」ではなく、
「自分キッカケ」で片づける上で
大切なことは、
「決めて動くこと」なのです。

“かたづけパパ”こと、大村信夫さんは
「仕事の整理ができる人は
　『自分との約束』を優先し、
　仕事の整理ができない人は
　『他人との約束』を優先する」
と言っています。

片づけも同様に、片づけができる人は
片づけの予定を頭の中に
置いておくだけでなく、
自分の手帳やスケジュールアプリなどに
入れておくのです。

たとえば、「1日・1カ所・15分」と聞いて、
単に「やるぞ！」と心に決めるだけでなく、
「自分との約束」である片づけを、
しっかり手帳に書き入れるのです。

それが「決めて、やる」ことであり、
「自分キッカケ」で動くことなのです。

最初は、明日の片づけを決めてやる。
「1日分」から始めてみましょう。

少し慣れてきたら、
2日分、3日分と増やしていき、
1週間(7日分)を目標に
トライしてみてください。

「それが難しい」という方も
いるかもしれませんが、

そんな場合には少し
「強制力」を持たせるとよいでしょう。
その先のゴールに
「友達が遊びに来る」など、
イベントはあなたの背中をやさしく(？)
押してくれます。

ぜひ今週は、「他人キッカケ」ではなく、
「天使キッカケ」でもなく(笑)、
「自分キッカケ」で、スケジュール帳に
明日15分の片づけ行動を書き入れて
「決めて、やる」を試してみてください。

いつもあなたを応援しています！

小松易

参考図書：
『仕事の「整理ができる人」と「できない人」の習慣』
大村信夫著　明日香出版社
https://tinyurl.com/25bbywf2

◆かたづけを通して人生を変えるコンサルティング
「スッキリ・ラボ」
http://www.sukkirilab.com/

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◎編集後記
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私の今の自宅は空港へのアクセスがよく、
旅行好きの友人が時々「前泊」に来ます。

私にとってはそれがちょうどいい強制力に
なっているのですが、
友人の旅行のスケジュール次第なので、
とっても他人キッカケです。笑

片づけ方だけではなくて、
片づけをはじめるキッカケも
「他人軸」ではいけないですね・・・

西 優里花