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2024/08/18(日)
【山際恵美子】おしゃれの極意は引き算のち掛け算
カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 山際恵美子
※本日は、過去に配信した記事から
セレクトしてお送りいたします。
FROM 山際恵美子
おはようございます。
ファッション・ディレクターの
山際恵美子です。
先日とある若手バイヤーの女性から
「山際さんがファッションでこれはやらない
と思っていること、あるいはこれはやると
決めていることは何ですか?」
と聞かれ、しばし考えこみました。
なぜなら、完全にフリーで活動している今
基本的に「好き」なことしかしていないと
いう、とんでもなく恵まれた環境にあるため
私にはもはやタブーもルールもないのです。
お勤めの会社内のポジション
妻として求められるいでたち
母としてあるべきスタイル
仮にこういう外的要因が
おしゃれに作用するとすれば
それは社会的な求めに対する
自身の対処の仕方として
問題はむしろ簡単に片づく気がします。
しかし、それらがなく
完全に「自由」となった時
あなたはいったいどんなファッションを
選びますか?
長年の経験から、
例えばウインドウを見ただけで
その店のレベルや置いている商品の
クオリティまで瞬時にわかります。
「面白そう」と思った店には
躊躇なく飛び込むので
素敵な出会いも沢山あります。
お店に入ると、
自然に自分に似合いそうなものを
かぎ分け、あっという間に試着します。
これを繰り返していると、
ご想像に難くないように
洋服は際限なく増えていきます。
世の中欲しいものだらけ。
それがかつての私でした。
今とその頃の違いは?に思いを馳せたとき
冒頭の彼女への答えが浮かびました。
「引き算してから掛け算する」
今ある洋服には
自分の「好き」が詰まっている。
だから好きか嫌いかで選んだら全てが「好き」
でも今も好きか?といわれたら
今も着たいかと問われたら
今も必要かと迫られたら
答えはNO!というものをまずは引き算する。
その上で、残った本当の「好き」を味わい
それらを掛け算していくことでこそ
自分のスタイルが構築されていく。
あとは、スタイルをさらにレベルアップ
するものだけを加えていく。
私が実践し、皆さんにお伝えしたいのは
これに尽きるのです。
そして、このらせん階段には終わりがない、
どこまでも進化していける
最上の旅になります。
山際恵美子
(2022年6月14日配信記事より)
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◎編集後記
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完全に「自由」ということは、
取り入れる自由だけでなく、
取り入れない自由、手放す自由も
あるということですよね。
まだまだ、欲しいモノだらけの私ですが
取り入れない自由にも目を向けて、
今一度、引き算を心がけたいです。
西 優里花
この記事の執筆者について
山際恵美子
ファッションディレクター
一般社団法人ウーマンメディア協会理事
東北大学卒業後、ロータリー財団奨学生としてフランス留学。帰国後『エル・ジャポン』創刊メンバーとして編集の道に入る。 ファッション雑誌「GINZA」元編集長。フランス語と英語を活かし、ミラノ&パリコレクションを10年以上最前線で取材。マークジェイコブスやシャネルのデザイナー、カール・ラガーフェルドの単独インタビューなど独自のアプローチで注目を集める。 雑誌「エル・ジャポン」「クロワッサン」「GINZA]を経て 、書籍編集に移り、「断捨離」担当編集はじめ、ファッション、美容、医療、料理、ライフスタイルなど幅広い書籍を出版。 2016年マガジンハウスを退社後、ファッションアドバイス、執筆・編集、講演などで活躍中。
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