断捨離®の著者、やましたひでこの公式サイト

こんにちは。
かたづけ士の小松易です。

みなさんは、この夏お出かけや
旅行の予定はありますか？

コロナ禍でリモートワークが普及したことで
数年前から「ワーケーション」が
注目されています。

ワーケーション(Workation)とは
仕事(Work)と休暇(Vacation)を
組み合わせた造語で、
リゾート地に滞在して
のんびり仕事をするプランもあれば、
田舎で午前中は
農業体験や自然体験を楽しみ、
午後はテレワークをするプランなど、
さまざまなものがあるようです。

私も普段、
なかなか仕事で体を動かす機会がないので
農作業で汗をかく体験は、
きっと心と体のリフレッシュに
なるだろうな〜と想像します。

農作業といえば、
以前新聞でこんな記事を見かけました。

趣味が「畑仕事」だという
編集部の女性にまつわる
記事だったのですが、
彼女が農家の方から、

「上農は草を見ずして草を取る。
　中農は草を見て草を取る。
　下農は草を見て草を取らず。」

という言葉を教わったそうです。

「最も賢い農家(上農)は
　毎日畑の上をかくので
　雑草は生える間もない、
　普通の農家(中農)は生えてから抜く、
　だめな農家(下農)は生えても放っておく」

という意味だそうです。

草がまだ生えてもいないのに
畑をかく作業は、中農や下農の目には
「ムダな作業」に映っているでしょう。

しかし、上農は周りから、
「几帳面すぎる」「神経質」
と言われようが関係ありません。

なぜなら、上農には意図があり、
中農や下農には見えていない
「未来予測」が常にあるからです。

結果、一番効率よく、かつ楽に、
最良の作物を収穫できるのが上農なのです。

最善の対策は、
問題が発生する前に予防することである、
という大切な教訓ですね。

以前、ある会社で社員の一人から
こんな感想をいただきました。

私と会う前は、
「散らかったらするのが、片づけ」
だと思っていたそうです。

私の話を聞いて、
「散らからないようにするのが、片づけ」
だと気づいたんだそうです。

下農ならば、
散らかった書類を見ても、書類を片づけず。

中農ならば、
散らかった書類を見て、書類を片づける。

さて、あなたが上農なら、
どうしますか？

上農ならば、
散らかった書類を見ずして、
書類を片づける。

まだ“目には見えない”
書類の散らかりを予測して、
今受け取った書類をすぐに

・処理する
・しまう
・捨てる

のいずれかを選択し、行動するでしょう。

さらに、その選択判断が
最高の状態でできるように
「雑草ゼロ」の状態を
つくり続けることです。

デスクの上の「雑草ゼロ」とは
ムダなモノが何もないこと。

いかに机上を常に
「今使うモノ」だけにできるか？

上農はデスクの上だけでなく、
アタマの中も「雑草ゼロ」に
することに余念がない人。

すなわち、常に成果をつくり出す
「ハイパフォーマー」なのです。

さて、今週は身の周りの
よく使う場所の「雑草ゼロ」を
目指して片づけてみてください。

いつもあなたを応援しています！

小松易

◆かたづけを通して人生を変えるコンサルティング
「スッキリ・ラボ」
http://www.sukkirilab.com/

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◎編集後記
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私の自宅のポストには、
近隣の飲食店、美容院、スポーツジム、
新築マンションの案内、生命保険などなど、
多様なチラシが毎日のように入ります。

数日チェックをサボると、
ポストの中にはカラフルなチラシの山が。

その日入っていた1枚を
捨てるだけなら気にも留めませんが、
何日分も溜まったチラシは
「間に必要な郵便物が紛れていないか？」と
確認してから捨てなくてはならず、
労力がかかります。

ポスト内の雑草ゼロを目指し、
毎日のチェックを欠かさない、
上農の習慣を身につけたいです。

西 優里花