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2024/07/03(水)

【川畑のぶこ】Q.厳しい自分を辞めたい

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方からいただいた、
川畑のぶこへの相談をシェアします。

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Q.厳しい自分を辞めたい。

いつも川畑先生のメッセージに
励まされています。

私は一度やると決めたら最後まで続けないと
気が済まない自分をもう辞めたいです。

朝起きて瞑想しながら体の声を聞く。
家を綺麗に整えながら、
自分なりの体操を1時間する。
エアロバイク1時間。
昼食後、体操1時間。

これをやらないと気が済まないのです。
何も予定がない日はいいのですが、
予定がある日はその為の時間を
確保してでもこなす。

どんなに体調が悪くても、
疲れていてもです。

その為、
誘いがあって出かけても楽しめなかったり、
行きたいとこにも行けずにいたり、
とにかくやらなきゃいけないという
思いにかられて辛いです。
10代後半から摂食障害を患い、
克服はしましたが、
今でも太ることへの恐怖があります。

毎日のルーティンを休んだら
太るんじゃないかと不安になります。

高校受験に失敗した時、
人生で最大の挫折を経験しました。

どうしてもっと頑張らなかったんだろう。

もう2度とそんな思いはしたくないと、
それがきっかけとなり、
何事もとことん頑張ってきました。

その頑張りは
もうこれ以上できないというくらいです。
心身共に疲弊し、
強迫性観念や摂食障害など辛い人生でした。

でもこれからは自分に優しく、
柔軟に生きていきたいです。

でも、毎日のルーティンを
その時々で辞めることが怖くて、
行動し続けてしまう自分がいます。

どうしたら気持ちを緩めて、
自分が望む生き方ができるでしょうか。

アドバイス頂けたら嬉しいです。

【ローズ・40代・女性・専業主婦】

―――――――――――――――――

一度すると決めたことは、
とことんやらなければ気が済まない
ローズさんなのですね。

仕事やプロジェクトなどは
ローズさんのような人がいるとはかどり
きちんと遂行されるので
信頼も得やすいのではないでしょうか。

一方で、どんなに体調が悪くても、
疲れていても決めたことはやるとのことで、
ここには強迫的な観念があり、
ご自身をすり減らしてしまっていることが
窺(うかが)われます。

ローズさんが毎日こなしていらっしゃる
メニューは、ご自身の健康のためのものと
思われますが、現状、
「健康のためになら身を削れる!」
というような矛盾した状態に
なってしまっているようです
(中には「健康のためになら死ねる!」
というような人も
いらっしゃるかもしれませんね)。

これでは本末転倒です。

おそらく、ローズさんは
余白が苦手なのではないでしょうか。

それは、部屋の空間に余白があれば
そこにモノをギチギチに
詰めてしまうように、
そうすればあたかも豊かさが
得られるのではと勘違いしてしまうように、
時間的な余白をすべて埋めれば満たされると
勘違いしているのかもしれません。

そうであれば、
空間にも間があるからこそ
モノが引き立つように、
ローズさんの人生も、のんびりする
時間的なゆとりがあるからこそ、
アクティブに何かを成し遂げるときは
その活動や経験が輝いてくることもある
ということを忘れないでください。

何もしない時間も
大切なプランのうちであるということです。

また、ローズさんは毎朝の瞑想で、
体の声を聞くということを
実践されているようですが、
その声に応えることは
してはいないのではないでしょうか?

たとえば、何かをしすぎたときは、
身体は「今日はのんびり休みたい」とか
「横になりたい」といったメッセージを
端々に発していることがあるはずです。

でも、ローズさんの場合、
それらの身体の訴えは
却下されてしまっていないでしょうか?

身体の声に耳を傾けるだけでなく、
その訴えを聞き入れてあげてください。

疲れたときは休むのが仕事です。

その仕事に
きちんと取り組んであげてください。

休んだり、
のんびりしたりすることができたら、
その達成を褒めてあげてください。

ローズさんのやすらいだエネルギーは
ローズさんご自身のみならず、
周囲の人々にも
この宇宙全体にも
良いエネルギーを放つはずです。

ー川畑のぶこ

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この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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