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2024/05/19(日)
【山際恵美子】大人のピンクをおしゃれに着る方法
カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 山際恵美子
※本日は、過去に配信した記事から
セレクトしてお送りいたします。
FROM 山際恵美子
おはようございます。
ファッション・ディレクターの
山際恵美子です。
春爛漫の陽気に誘われて久々に
ピンクを着たくなりました。
この春のトレンドカラーのひとつですが
普段辛口のモノトーンが多い私には
ことさら新鮮なカラーになります。
手始めにパーカーを手に入れてみました。
裏地がコットン、表がウールという
今の時期に理想的な素材も気に入りました。
いつもはピンクでも
ちょっとくすみ系をチョイスするのですが、
今回はわりとぱっきり鮮度の高い
ピンクです。
さて、これをどう着るか。
パーカーというアイテムを選んでいる時点で
すでに私のいつものスタイルに
寄せています。
カジュアルが基本で
そこにきれいめを注入していくのが
マイスタイルだからです。
コーディネートを考えるときには
① 色の組み合わせ
② 素材の相性
③ シルエットの変化
の3つをクリアする必要がありますが
ピンクの場合、特に注意が必要なのが
①の色の組み合わせです。
色には色相(色味)の他に
明るさ(明度)
鮮やかさ(彩度)
という大切な要素があります。
同じピンクでも明度と彩度が変われば
色の濃淡や強弱(トーン)が変わり
それによって印象も大きく変わります。
コーディネートをするときに必要なのは
このトーンを合わせること。
明度も彩度も高いピンクに
ベージュなど淡いトーンは合いません。
むしろ同じくらいのトーンの
茶色やカーキを合わせた方が
ぐっとおしゃれに見えます。
これをファッション用語ではトーンを
あわせたワントーンコーデと呼びます。
何気なく組み合わせているようで
おしゃれにはこうして
法則化できる要素がたくさんあります。
それをマスターしていけば、
どんな人でもおしゃれになれる。
私が日々皆さんにお伝えしているのは
そんなルールたちです。
山際恵美子
(2023年4月9日配信記事より)
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◎編集後記
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先日、美術館に行ったのですが、
ある画家が、何度も同じ題材を、
色や構図を変えて描いていました。
その中に、鉢植えにたっぷりと咲いた花が
1輪1輪、全て違う色で描かれている
絵がありました。
色味はバラバラなのですが、
どれも発色良く鮮やかなので、
不思議とまとまって見えて、
色の奥深さ、面白さを感じました。
自分のコーディネートに
活かしていきたいです。
西 優里花
この記事の執筆者について
山際恵美子
ファッションディレクター
一般社団法人ウーマンメディア協会理事
東北大学卒業後、ロータリー財団奨学生としてフランス留学。帰国後『エル・ジャポン』創刊メンバーとして編集の道に入る。 ファッション雑誌「GINZA」元編集長。フランス語と英語を活かし、ミラノ&パリコレクションを10年以上最前線で取材。マークジェイコブスやシャネルのデザイナー、カール・ラガーフェルドの単独インタビューなど独自のアプローチで注目を集める。 雑誌「エル・ジャポン」「クロワッサン」「GINZA]を経て 、書籍編集に移り、「断捨離」担当編集はじめ、ファッション、美容、医療、料理、ライフスタイルなど幅広い書籍を出版。 2016年マガジンハウスを退社後、ファッションアドバイス、執筆・編集、講演などで活躍中。
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