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2023/12/20(水)
【川畑のぶこ】Q.友人が家族関係に悩んでいます
カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ
水曜日はメルマガ読者の方からいただいた、
川畑のぶこへの相談をシェアします。
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Q.友人が家族関係に悩んでいます
はじめまして。
いつも皆さんのご相談の先生のお答えに、
自分の心が前向きに明るくなり
助けられています。ありがとうございます。
今日は友人についてアドバイスを頂きたく
お手紙させていただきました。
夫と中1娘、小3息子の4人で
暮らしている友人ですが、
2年ほど前から夫にモラハラのような
態度を取られていて、
最近は娘も結託してしまい、
ひどく傷付く程の発言を
されていると言います。
月日を追うごとにひどくなっているようで、
最近は通院して薬を飲むように
なったそうです。
最近は彼女は泣きながら
話すようになりました。
パート先でもきつい言い方をされて
辛いそうです。
経済的には困っている様子がないので、
無理に仕事をしなくてもよいのでは?
と言うと、以前数ヶ月専業主婦だった時に、
夫に「家で何もせず何やってるんだ」
のような事をきつく言われ
責められたそうで、
家にいられないとのことです。
彼女はとても真面目で
一生懸命で信頼できる人です。
ただ、全てにおいて
気を遣い過ぎているような人で
丁寧すぎて、逆にそこが職場などで
先輩達からきつく言われやすいのだと
思います。
旦那さんと娘からもひどい態度を取られ、
心が安心できる時がないと思うと
本当に気の毒です。
どうにか特に家族との関係が
健やかになってほしいです。
今日再び彼女の状況を聞いて、
私は川畑先生が心に浮かびました。
彼女はどういうマインドで
どう行動したら良いのでしょうか?
どうかアドバイスを
よろしくお願い致します。
【銀河鉄道の夜・40代・女性・主婦】
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友人思いの銀河鉄道の夜さんの思いが
伝わってきます。
相手が家族を含む別な誰かとの間に
問題を抱えているとき、
銀河鉄道の夜さんはその中に入って
介入できるわけではありませんから
出来ることというのは限られてきます。
ただし、それは大きい役割です。
ひとつに、ご友人の話に親身に耳を傾け、
共感し寄り添うことです。
これだけでもご友人にとって
大きな癒しとなっていることと思います。
また、銀河鉄道の夜さんがご友人の家族に
インパクトを与えられなくても、
銀河鉄道の夜さんと彼女との間に
違いを作ることはできます。
それが巡り巡ってご友人とご家族との関係に
違いを作る可能性は十分にあり得ます。
勇気づけや力づけは
それにあたり得るでしょう。
彼女はどういうマインドで
行動すれば良いかと、
銀河鉄道の夜さんが彼女の代わりに
悩むのではなく、
彼女との関係性において
銀河鉄道の夜さんが何ができるかと
考えてみてください。
ご友人が家族とは無理でも、
言いたいことを言って良い関係を
銀河鉄道の夜さんとの間で
構築することはできます。
その率直な関係がリハーサルとなって、
本番とも言えるご友人とご家族との間に
何倍かのインパクトを与え、
違いを起こすことは可能です。
ご友人は平均的な人であれば
耐えられないであろう理不尽な対応に
長い間耐えてきているわけですから、
かなりの強さをもち備えているといえます。
忍耐する強さを、毅然と主張する強さに
シフトさせることができれば、
好ましい変化に繋がるでしょう。
ご友人が無理や我慢をしなくても
受け入れられる関係を
銀河鉄道の夜さんとの間で構築することで、
「自分は自分であって良い」
と思える場ができることはとても貴重です。
この関係も家族との関係の
モデルになるからです。
彼女が家庭で
どのように居場所を作れるかの前に、
あなたとの関係にどのように
居場所を作れるかということに
取り組んでみてください。
同時に彼女の課題を抱え込みすぎず、
彼女には彼女なりの人生の試練と学びが
あることも信頼してください。
本人はまだ気づいていなくとも、
人生に抱える問題はその人の
潜在的な器の大きさでもあると
信頼してみることです。
問題が大きいほどに、
人生のチャレンジに果敢に挑む
勇ましい魂なのだと受け止めて、
リスペクトの念とともに
一呼吸おいてみることをお勧めします。
ぜひケア(敬意+愛情)の精神で
ご友人と向き合ってみてください。
– 川畑のぶこ
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◎編集後記
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今あなたが抱えている悩みを
断捨離メルマガ毎週水曜日の執筆者、
心理療法家・川畑のぶこに
相談してみませんか?
誰にも打ち明けられない悩みを
打ち明けることで、心が
ラクになることもあります。
お寄せいただいた
相談の中から一つ取り上げ、
川畑のぶこがお答えします。
住田莉良
この記事の執筆者について
川畑 のぶこ
心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー
東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。
2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。
「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。
断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等
所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等
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