断捨離® | やましたひでこ公式サイト

断捨離®の著者、やましたひでこの公式サイト

 

ホーム  /  【川畑のぶこ】Q.51歳の独身娘のことが心配です

2023/06/14(水)

【川畑のぶこ】Q.51歳の独身娘のことが心配です

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方からいただいた、
川畑のぶこへの相談をシェアします。

————————————

Q.51歳の独身娘のことが心配です

東京に住む独身51才の建築士の娘が、
設計や現場管理などをやりながら、
某会社に転職を重ねています。

今は、自分で起ち上げた会社で
やってみると言い、過労で続かなくて、
失業保険を貰いながらの
生活を繰り返しています。

親としてどうしてあげればよいか、
2週間程娘と過ごしましたが、
かえって世話をかけることになり、
甘やかさないで!と。

男社会の中での生活は体力的にも
無理があると思い、
田舎で小さな事業所をと思いましたが、
同業者が多く、心配で何もできません。

何かよい方法を教えてください。

【ピー子・70代・女性・主婦】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

建築士のように専門性が高い職業は、
完璧を求めるとキリがないので、
ついついオーバーワークに
なりがちのことと思います。

そのような大変な環境で、
娘さんも頑張っていらっしゃるのですね。

ピー子さんも母親として、
気がかりなのがとても伝わってきます。

しかしながら、
そのような親心は理解するものの、
娘さんの人生は、基本的に
娘さんしか決めることはできませんね。

ですので、ピー子さんの課題は、
苦労をしている娘さんと、
どのように心の平安を保って向き合うか
ということになってくるかと思います。

起業するとなると、
失敗したらどうしようという
不安が出てくることでしょう。

ただし、
失敗も含めて全て学びの過程ですし、
人生に失敗はつきものです。

その失敗から学んで、
さらに仕事に磨きをかけていくことも
できるわけです。

男性社会なので心配とのことですが、
逆に、女性のニーズを汲んだ建築は
確実に求められているはずですし、
男性社会の中にいる女性だからこそ、
見える視点があり、
成し遂げられることもあるはずです。

世の中には女性で成功している
建築士もたくさんいます。

ピー子さんが親としてできる事は、
そのような娘さんならではの
仕事の可能性を応援することであり、

ある程度失敗をしたとしても、
それを肥やしとして前進できるように
応援する姿勢ではないでしょうか。

もちろん、試行錯誤のうえ、
やっぱり起業は難しかったとなれば、
そこからリスタートして
再度会社勤めに戻っても良いわけです。

いちど外に出て苦労を知ったからこそ、
改めて会社勤めの良さにも
気づくかもしれませんし、
そうであれば前回とは異なる
体験となるはずです。

それはそれで価値ある
プロセスではないでしょうか。

起業に保証はありませんし、
そもそも人生そのものに保証もありません。

リスクもあれば、
ベネフィットもあるわけで、
娘さんもそれを承知で、
この選択をしていることと思います。

また、仕事に関しては
ピー子さんは専門家ではないので
悩んでも直接的なアドバイスができることも
無いか少ないわけですから、

そのことは横に置いておいて、それよりも、
娘さんがリラックスしたり
楽しんだりできる会話や時間を作るよう
心掛けてみてください。

「私がどんな状況であれ、
 お母さんは私を信頼して
 穏やかでいてくれる」
と娘さんが思えれば、
安心感と自信につながります。

そのような心理状態は
間接的に仕事にも良い影響を
与えることでしょう。

また、ピー子さんご自身も
良い気分になれますし、
力になっている感覚が
得られるのではないでしょうか。

心配よりも、
ぜひ信頼を心掛けてみてください。

– 川畑のぶこ

━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━

今あなたが抱えている悩みを
断捨離メルマガ毎週水曜日の執筆者、
心理療法家・川畑のぶこに
相談してみませんか?

誰にも打ち明けられない悩みを
打ち明けることで、心が
ラクになることもあります。

お寄せいただいた
相談の中から一つ取り上げ、
川畑のぶこがお答えします。

川畑のぶこへの質問・ご相談はこちらから

間中亜衣

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

メルマガの登録はこちら

 

 

執筆者一覧

 

 

 

最近の投稿

 

サイト内検索

 

 

記事一覧

 

 

 

断捨離®塾について

外部サイト