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2023/05/17(水)

【川畑のぶこ】Q.会社の人間関係に悩んでいます

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方からいただいた、
川畑のぶこへの相談をシェアします。

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Q.会社の人間関係に悩んでいます

勤務している会社は旧体質な風土があり、
はっきり言うと男性上位社会です。

男性管理職からの印象がよいほど
女性は評価が高くなるという面があります。

またコンプラ違反があったとしても
馴れ合いで何もなかったことになります。
女性管理職は男性管理職に
右に倣えの状態です。

そのような会社の風土に馴染めず、
嫌悪感すら感じることもあり、
特に高圧的な男性管理職には
反発心を強く感じます。

実は幼少期に父から
言葉と力の暴力が頻繁にあり
憎んでいた時期がありました。

母からも、あんたさえ生まれてなければ、
という言葉を投げられたりで
両親の不仲の板挟みのような時期が
20代半ばまで続きました。

親との関係は改善してはいるのですが、
会社で高圧的な男性管理職に対して
冷ややかな態度をしてしまいます。

ある人からは
幼少期の影響だと言われましたが、
円満な人間関係を築くことが
出来るのでしょうか。

【ゆみ・50代・女性・会社員】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

父親による、身体的・精神的暴力に耐え、
不仲なご両親のあいだで窮屈な思いをして
育ったゆみさんなのですね。

とてもお辛かったことと思います。

そして、その苦しみをともなう関係性が、
今の男性上司に投影されて、
過剰に反応してしまい、
円満な人間関係を形成する
妨げになっていると
感じていらっしゃるのですね。

まず、
職場でのジェンダーの差別や
コンプライアンス違反に対しては、
それらを許容する必要はありませんし、
そのような状態に麻痺して
波風立てないようにする
必要もありません。

子どものときのトラウマがあり、
それを繰り返し感じないようにしたい
というお気持ちは分かります。

でも、暴力や差別に慣れてはいけません。

暴力や差別には
声を上げなければいけないのです。

円満に関しては、ゆみさんの場合、
それらの間違いを、
いかに円満に伝えることができるかが
チャレンジになってくるのでは
ないでしょうか。

企業風土が男性優位である場合、
真っ向から間違いを正すと、
向かい風が強くなり、
不要にエネルギーを
消耗してしまうかもしれません。

その代りに、横並びの姿勢で、
このようなことがあり、
どうして良いかわからず、
困っていると相談し、
助けを求める姿勢を育んでみます。

当事者に対して伝える必要もなく、
人事担当者に伝えます。

もちろん、
人事担当者も男性優位主義が
染み付いてしまっている人かもしれませんが

少なくとも、
仕事としてそれらに
取り組まなければいけないことは
理解していますし、
声が上がれば対応せざるを得ません。

「ちゃんとしてください!」
ではなく
「いったいどうしたら良いでしょうか?」
と問うてみて、相手に答えを出させます。

この場合、企業の役員であれば
常識的な答えを出さざるを得ません。

そのことで、
ゆみさん個別の話しとしてではなく、
全体に対して注意喚起の
連絡が入ることになるかと思います。

その後も現場で
似たような事象が起きるなら、
「それはハラスメントですよ!」
とか
「違反ですよ!」とかと言う代りに、

「私は今の言動で心が痛みました」
とか
「これは違反にならないか
 心配になりましたが大丈夫でしょうか」
などと確認をするような姿勢で
マイルドに気づきを促すようにしてみます。

主語を「あなた」ではなく
「私」にして話してみます。

そのことで、相手も過剰に防衛的、
または攻撃的にならずに、
冷静に対応ができるように
なるかもしれません。

このように、
気がかりなことを伝えるときは、
相手に怒りをぶつけるのではなく、
困っているので助けてほしいという
依頼をする姿勢で伝えることを
心がけてみてください。

そのような行動を取ることで、
ゆみさんは不要に戦わずに済みますし、
間違いや違反に対して
毅然とした態度を取ることで、
自分を大切にする姿勢が育めるでしょう。

親や上司や周囲がどうであれ、
私は私をないがしろにせず、
きちんと丁寧に対応するのだという、
自己効力感が育めることは
もっとも大事なことです。

どうかゆみさん
ご自身を大切にされてください。

– 川畑のぶこ

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◎編集後記
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間中亜衣

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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