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2023/04/02(日)
【山際恵美子】トレンチを「普通に着ない」おしゃれを!
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FROM 山際恵美子
おはようございます。
ファッション・ディレクターの
山際恵美子です。
いよいよ4月がスタートしました!
街でも軽めのアウターを羽織った姿が
多く見受けられるように。
春アウターの代表といえばトレンチです。
私が同行するパーソナルショッピングでも
「トレンチが欲しい!」というリクエストは
かなり多い。
体型を問わず、
一着持っていると通年で活躍し、
しかも10年先も着られる。
だからこそ、難しいのがその着こなしです。
トレンチは形が決まっているので、
おしゃれで最も避けたい
「人と被る率」は圧倒的に高い。
そんな中で、
なお「素敵!」と印象に残るためには
いくつかのテクニックがいります。
まず、当たり前過ぎて見逃しがちなのが
「自分の体型にあったトレンチを選ぶ」
ということです。
大きすぎると
「着られている」感が満載になり
小さすぎると
「インナーが限定され」不自由に。
肩、袖付け、袖丈、全体の丈のすべてが
ジャストフィットのものを
妥協せず探すこと。
特に袖はちょっと余裕があって、
くしゅくしゅとたくし上げて
崩して着られるかをチェックして。
そしてベルト位置は
自分のウエストよりも
少し高めであること。
腰位置を高く結ぶことによる
脚長効果はかなり大きいのです。
前を開けて着るのも
こなれ感がでてよいですし
ウエストを結ぶなら
ボトムスとのバランスに
気をつけてください。
タイトなパンツやスカートなど
細めのものならかなりギュッと
締めたほうが格好良く見えます。
ワイドパンツやギャザースカートなど
ボリュームのあるボトムスの場合は
ベルトを締めたあとに
ポケットに手を入れて、左右にひっぱり、
コートの膨らみを下半身の
膨らみに合わせてください。
このひと手間が、
ぐっと垢抜けた印象を作ります。
そしてできればインナーは、
Tシャツやデニムなど
カジュアルなものと合わせて。
きれいめなトレンチとの
かけ算でおしゃれ度が
かなりアップします。
どうしても
コンサバなインナーと合わせたいなら
今季たくさん見かける、
スポーティな軽めの素材のトレンチに
替えると鮮度が上がります。
おしゃれは「かけ算」。
トレンチを普通に着ないおしゃれに
どうぞチャレンジしてみてね。
山際恵美子
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◎編集後記
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トレンチコート一つとってみても、
オシャレに着こなすためのコツが
こんなに隠れているんですね…!
なんだか秘密のテクニックを
知れたようで、
ワクワクしました。(笑)
今持っているトレンチコートに
新しい息を吹き込みたいと
思います。
住田莉良
この記事の執筆者について
山際恵美子
ファッションディレクター
一般社団法人ウーマンメディア協会理事
東北大学卒業後、ロータリー財団奨学生としてフランス留学。帰国後『エル・ジャポン』創刊メンバーとして編集の道に入る。 ファッション雑誌「GINZA」元編集長。フランス語と英語を活かし、ミラノ&パリコレクションを10年以上最前線で取材。マークジェイコブスやシャネルのデザイナー、カール・ラガーフェルドの単独インタビューなど独自のアプローチで注目を集める。 雑誌「エル・ジャポン」「クロワッサン」「GINZA]を経て 、書籍編集に移り、「断捨離」担当編集はじめ、ファッション、美容、医療、料理、ライフスタイルなど幅広い書籍を出版。 2016年マガジンハウスを退社後、ファッションアドバイス、執筆・編集、講演などで活躍中。
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