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FROM 山際恵美子

おはようございます。
ファッション・ディレクターの
山際恵美子です。

今年初の新年会は
南仏プロヴァンスから
来日中のダヴィッドさんと
ヨーコさんご夫妻による
個人宅でのフレンチの宵でした。

ダヴィッド＆ヨーコ夫妻は
南仏プロヴァンス
リル・シュル・ラ・ソルグという
アヴィニョンの東にある

それはかわいい運河の町で
シャンブルドットという
フランス版民宿を経営されています。

ダヴィッドさんは
青山で長くフレンチのシェフを勤め、
そこで出会ったヨーコさんと
15年前にふるさとプロヴァンスに
帰りました。

私はコロナ前の2019年
お二人のシャンブルドットにお世話になり、
美味しいお料理と夢のような
プロヴァンスの旅を
ご一緒させていただいたのです。

日本の大手デパートとの
スイーツイベントなども
手がけているおふたりですが、

この3年は
ダヴィッドさんの入国がかなわず、
久々の夫婦揃っての来日となりました。

今回は3ヶ月滞在して、
日本の各地をめぐりカフェやレストラン、
個人宅での料理をして
日本を堪能していらっしゃいます。

というわけでお二人にお願いして
パリお買い物ツアーが
ずっとお預けになっている生徒さんたちと
フレンチの宵を計画しました。

総勢10名。

この数のコース料理の場合
個人宅で食器を揃えるのは
ちょっと大変。

というわけで、ダンシャリアンらしく
メインのスープ・ド・ポワッソン用の
お皿を1枚とカトラリーを各自持参する
スタイルをとりました。

テーブルに並ぶ色とりどりのお皿。

テーブルセットで揃った眺めもいいけれど
こんな持ち寄りのスタイルはかなり愉しい。

さらにメイン用にもそのお皿を洗って
ふたたび使います。

カトラリーもダヴィッドさんが
その都度洗ってピカピカにしてくれて
いっそ気持ちよい。

私たちはどうしても数を揃えようとして
物を増やし、使わない来客用の食器で
空間を塞ぎがちですが、

こんな風に発想の転換をすれば、
いつでも気軽に
ホームパーティーが開けますね。

ファッションも然りです。

あれもこれもと揃えるのではなく
ないならないなりに頭をひねって
代用させていくことで、
思わぬレイヤードや
コーディネートが生まれる。

2023年は
そんな柔軟なスピリットでいこうと
ヒントをいただいた宵にもなりました。

山際恵美子

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◎編集後記
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お皿の持ち寄りスタイルとは、
今までにあったようでなかった
発想でした…！

それぞれが
どんな食器を持ってくるのか、
どんな色合いのお皿が料理を
引き立たせてくれるのかなど、
一層ホームパーティーの
楽しみ方が増えそうですね。

早速、私もやってみようと思います＾＾

住田莉良

間中亜衣