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2023/01/06(金)
【小松易】それって本当にやるべき“コト”?
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こんにちは。
かたづけ士の小松易です。
あけましておめでとうございます。
初詣には行きましたか?
わたしは元旦からいろいろと忙しくて(笑)
まだ行ってません。
ところで、神社で引く「おみくじ」ですが、
意外に処理に困りませんか?
神社の木に結んで帰ればいいのか?
家に持ち帰っていいのか?
持ち帰った後にどう処理すればいいのか?
などなど…。
神社本庁のHPによると
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「おみくじ」は単に吉凶判断を
目的として引くのではなく、
その内容を今後の生活指針としていくことが
何より大切なことといえます。
また神社境内の木の枝に
結んで帰る習わしもありますが、
持ち帰っても問題はなく、
引いた「おみくじ」を充分に読み返し、
自分自身の行動に照らし合わせて
みたいものです。
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とあります。
おみくじは、運勢に関係なく
持ち帰ってもいいものなんですね!
持ち帰った後の処理の仕方としては、
・翌年の初詣のタイミングで返納する
・願い事がかなったタイミングで、
お礼参りと共に返納する
などがあるようです。
どうしても返納しに行くのが
物理的に難しい場合は、
和紙や封筒、ビニール袋などに
おみくじと塩を入れてお清めをしてから
燃えるゴミに出すのがいいそうです。
何にしても、
「持ち帰る」と決めたのなら
処分のタイミングを決めておくことが
大切ですね。
以前、あるクライアントさんからの
片づけ報告メールで
気になる表現を見つけました。
「今日の片づけは終わりました。
時間があるので、
おみくじの整理をしま〜す!」
ん?おみくじ?
おみくじを整理しているんだ。
整理と言うんだから、
1枚や2枚ではない様子。
「『おみくじ』の整理が気になりますね〜」
とメールを送ると、
また彼女からメールが返ってきました。
「おみくじ整理しました。
1年分くらいたまってます。
月ごとに分けるところまで
出来ました(^_^)v」
「え…、
おみくじ、何枚くらいあるんですか?」
すると、おみくじの数は3ケタになっていて
「おみくじ用のノート」を用意し
現在7冊目に突入中だという。
写真を送ってほしいとお願いしたら
すぐに写真が送られてきました。
見ると7冊すべて同じノートに揃え、
1ページに1枚ずつおみくじを
キッチリ貼ってあり、見た目にも
揃っていて美しい!
聞くと、おみくじは
人生で悩みがあったときに
お決まりの神社で引いたもので
一度で「解決しない」時は、何回か引く。
大吉が出ると根拠がなくても、
なんとか乗りきれそうに思えて
救われてきたのだそうです。
そこまで思い入れがあるのだから、
ちょっと聞きづらいなと思いながら
1つ質問をしました。
「このおみくじノートは
◯◯さんにとって
どのくらい大切なモノですか?」
すると彼女から
こんな答えが返ってきました。
「うーん、見返すことはあまりないので
それほど大切なモノではないかも。
でも、おみくじなので捨てると
罰が当たりそうだし、
ここまでになってしまって、
なんとなく捨てられず…」
「でも、神様の古い言葉は
手放していかないと、新しいものが
入ってくる余地がないですよ」
そう伝えると、あっさりと
次の日全部捨てることになりました。
つまり、彼女にとっておみくじを
とっておくこと自体には
それほど意味はなかったのかもしれません。
経営学者ピーター・ドラッカーの言葉に
「まったくすべきじゃないことを
能率的にする。
これほどむだなことはない」
という言葉があります。
片づけはあくまでも手段です。
何をやり、何をやらないか?
何に時間をかけ、何に時間をかけないか?
それを決めること、選択することも
「コトの片づけ」では
とても大切なことなのです。
片づけるときには、
「これは、本当にやるべき片づけか?」
と問いかけてみてください。
いつもあなたを応援しています!
小松易
◆かたづけを通して人生を変えるコンサルティング
「スッキリ・ラボ」
https://www.sukkirilab.com/
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◎編集後記
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この話を読んで
思い出したことがあります。
大学生の頃、
引っ越しの準備をしていると
お風呂のイスと洗面器の
水垢が気になりました。
まだまだ荷造りが終わっていないので、
後で掃除すれば良かったのですが…
汚れを落としてから持っていきたくて
掃除にかなりの時間を費やしてしまいました。
結局、母が到着するまで、
ほとんど荷造りが進んでおらず、
「何をしていたの?」と怒られました(笑)
今思えば、そもそもお風呂の
イスも洗面器もそんなに必要なかったモノ。
実家で使っていたから必要だと思い
一人暮らしを始める時に買ったけれど
実際はそれほどいりませんでした。
今は置いていないので、掃除もラクです。
あなたもこんな風に、深く考えずに
置いていて、維持管理に時間を
かけてしまっているコトはありませんか?
ぜひ、一度考えてみてくださいね^^
間中亜衣
この記事の執筆者について
小松易
日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表
大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。
著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。
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