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2022/12/02(金)

【小松易】限られたスペースで快適に暮らす方法

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 小松易

 

こんにちは。

かたづけ士の小松易です。

海外ドラマを見ていると
家の広さや豪華さに
ため息が出てしまいます。

大きなベッドがある個室に、
暖炉のあるリビング、広い庭。
欧米の住宅といえばそんなイメージですよね。

よく「日本の住宅はうさぎ小屋」と
狭さを嘆くフレーズがありますが、
本当にそうなのでしょうか?

総務省の「平成30年住宅・土地統計調査」
(データは2018年)
一人当り住宅床面積の国際比較(壁芯換算値)
によると、広い順に

1位 アメリカ(61.1)
2位 ドイツ(50.4)
3位 フランス(44.3)
4位 イギリス(40.0)
5位 日本(40.2)

こうしてみると、確かにアメリカは圧倒的に
広いですが、ヨーロッパの国々と日本では
そこまで差がないことがわかりますね。

私はかつてイギリスのお隣、アイルランドに
留学していたことがありましたが、
ホストファミリーの家は日本の住宅と比べて
そこまで広いという印象はありませんでした。

ちなみに、
日本でも地方と都市部では違いがあり、
関東大都市圏の持家に絞ると「35.3」でした。

うさぎ小屋…と嘆いていても
仕方ないので、是非みなさんには
片づけの力で限られたスペースを
快適にしていただきたいと思います。

実は私、いまから7年ほど前にロンドンで
片づけセミナーを行ったことがあります。

きっかけは、
大学時代の先輩からのオファーでした。

ロンドン駐在中の彼女が所属している
日本人コミュニティの主催で、
在英の日本人に向けて、
片づけの講演をしてほしい
というご依頼でした。

そのとき開催したセミナーは

(1)親子向けの「片づけワークショップ」

(2)一般向けの
 「人生が変わる片づけセミナー」

(3)起業家向けの「起業ヒストリー講演」

内容の異なる3つのセミナーをしましたが、
その中の「人生が変わる片づけセミナー」
の様子を、少しお話します。

ロンドンと日本の
片づけを取り巻く環境で、
大きく違う点のひとつに
「住宅事情」がありました。

ロンドンの賃貸住宅には、
もともと収納が少ないとのことで
必然的に「モノをしまう」という収納
ではなく「見せる収納」がスタンダード。

「できるだけモノを隠して見えなくしたい」
と考える日本とは違った傾向ですね。

こうした背景の中で、
「モノの収納方法」ではなく、
「モノの整理」と自分の行動を
変えていく「習慣」の話をしました。

整理については、
メルマガでも何度もご紹介している
「出す」「分ける」「減らす」「しまう」
という4つのステップについて。

習慣については、
「つい先送りにしてしまう自分は
変えられる!」という教えについて。

この教えは、ロンドンに暮らす
参加者にも大きく響いたようです。

参加いただいたある女性からは
こんな感想をいただきました。

「1番印象に残った言葉が“習慣”です。
 自分は、仕事から帰ると、
 まず座っていました。

 1日中歩きっぱなしだから疲れていて、
 1~2時間は動けない。
 でも、それは“動けない”のではなくて
 “動かない”習慣なのだと気づきました」

セミナーの最後は、
「かたづけ宣言カード」を使い
それぞれ明日からの
新しい習慣や目標を宣言!

終始、笑いの絶えない和やかなムードで、
セミナーは無事に終えることができました。

終了後には、イギリスらしい
ガーデンパーティー形式の
交流会も開かれました。
そこでも、さまざまな質問をいただきました。

その中には、
日本を離れているからこそのお悩みも。

「和服がどうしても捨てられないんです。
 手放したら簡単には手に入らない
 と思うから…。」

和服を持っていたいという気持ちには
それが自分のアイデンティティの証、
という思いも秘められていたのかも
しれません。

「捨てたほうがいいかしら?」と聞かれ、
「使わないのであれば手放したほうがいい!」
と、ちょっとだけ背中を押しました。

日本ではない土地ならではの、
モノへのこだわりが垣間見えたシーンでした。

イギリスでの経験は
とてもいい思い出です。

いつかまた、海外でのセミナーも
やってみたいなと夢見ています。

さて、日本ならではの「隠す収納」ですが、
隠しすぎて何が入っているわからない
クローゼットや押入れはありませんか?

ぜひ、今週末は収納の片づけに
取り組んでみてください。

いつもあなたを応援しています!

小松易

◆かたづけを通して人生を変えるコンサルティング
「スッキリ・ラボ」
https://www.sukkirilab.com/

━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━

どれだけ広い家に住んでいたとしても
次々にモノを取り入れて、
何も手放さなければ
すぐに住空間は狭苦しくなるでしょう。

「家が狭いから…」
「収納が少ないから…」

と嘆く前に、
限られたスペースの中で
どうすれば心地良く暮らせるかを
考えてみると、いろいろなアイディアが
浮かんでくるかもしれません^^

間中亜衣

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

小松易

日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表

大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。

著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。

 

 

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