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2022/10/28(金)

【小松易】「はじめる型」を身につける

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 小松易

 

こんにちは。

かたづけ士の小松易です。

仕事ができる人は
「速さ」より「早さ」
を意識している。

最近つくづくそう思います。

「早い」は、
ある基準の時間よりも前の時点で
ものごとが行われることを意味し、

「速い」は、一定の時間の中で
多くの動作が行われることを意味します。

仕事を段取りよく先回りでやるのが
「仕事が早い人」
短時間で猛スピードでやるのが
「仕事が速い人」です。

片づけが上手な人も、
「速い」よりも「早い」を意識しています。

たとえば、こんなシチュエーションを
思い浮かべてみてください。

「近くまで来ているんだけど、
 今からお邪魔していい?」

仲の良い友人から突然の電話。

断ればいいのに思わず勢いで、
「じゃあ、1時間後に来てね」
と言ってしまう。

電話を切った後の
片づける「速さ」は
これまでの最速記録を更新。

モノを家中の空間や隙間にしまう戦法で
なんとか友人を自宅にお迎えします。

一方、片づけができる人は
お客様が訪問するしないに関わらず、
常に片づけを心掛けています。

時々モノが増えたり、
散らかったりしても
「早く」片づけはじめます。

突然の訪問客がいても
慌てて片づける必要がありません。

「片づけスイッチ」が自然に押され、
ほど良い「タイミング」で動き出すことが
できるのが片づけ上手な人。

残念ながら、そのスイッチが
最初から良いタイミングで
押される人はほとんどいません。

「片づけスイッチ」は日々の
トレーニングの賜物なのです。

そのトレーニングには
いくつかのコツがあります。

その一つは「初動」が何かを
知ることです。

初動とは、もちろん
「はじめの一歩」のことです。

あなたが片づけるときの
「はじめの一歩」は何ですか?

まずそれを明らかにしましょう。

たとえば、私が言う「整理」は
「出す」→「分ける」
→「減らす」→「しまう」
という「4ステップ(15分)」が基本です。

すると、そのはじめは
モノを「出す」ことです。

ところが、「出す」が初動だと
頭で分かっていても、
つい先送りしてしまって
行動できないことがあります。

そのときは、どうするのか?

「はじめのはじめ」を作ります。

簡単に言うと、
「出す」の前にやることを決めます。

たとえば、「ゴミ袋を持ってくる」
という行動を決めるのです。

すると、
「ゴミ袋を持ってくる」が
「はじめのはじめ」となり、
それが「出す」の呼び水になって
かなりスムーズに片づけできるのです。

「ゴミ袋を持ってくる」
→「モノを出す」→「分ける」
→「減らす」→「しまう」

こうやって見ると
何てことのない行動のようですが、
いざやろうとすると「あとで」
になってしまうんです。

だからこそ、
「はじめの一歩」を明らかにし、
「はじめのはじめ」を作ってみるのです。
カギは、いかに実施率を上げるか。

実施率を上げるには、
いかにはじめるか、すなわち
「はじめる型」を早く身につけることです。

そう考えると、
人生で「はじめる型」が必要なのは
片づけだけでなく、継続性が成果につながる
仕事、勉強、趣味、スポーツなど
あらゆる場面で活かせそうですね。

まずは、モノの片づけから
「はじめる型」を手に入れてみてください。

いつもあなたを応援しています!

小松易

◆かたづけを通して人生を変えるコンサルティング
「スッキリ・ラボ」
https://www.sukkirilab.com/

━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━

「はじめる型」を作ることは大事ですね!

例えば、
私は朝仕事を始める時は、
コーヒーを入れることが
「はじめのはじめ」になっています。

コーヒーの良い香りが
仕事始めのスイッチになっています。

ぜひ、あなたも自分にとって
心地の良い「はじめる型」を
作ってみてくださいね^^

間中亜衣

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

小松易

日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表

大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。

著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。

 

 

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