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2022/10/19(水)

【川畑のぶこ】Q.20年来の友人と疎遠に…

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方からいただいた、
川畑のぶこへの相談をシェアします。

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Q.20年来の友人と疎遠に…

学生の頃から親しく、お互い同時期に結婚し、
離婚し、色々な面で支え合ってきた20年来の
友人がいましたが、彼女と私のパートナーも
含め交流するようになってから連絡が
来なくなり、淋しい気持ちになっています。

彼女は自由奔放だけど、
とても繊細な一面もあります。
アーティストで歌がすごく上手いです。

私は、穏やかで平和主義な性格だと
思っています。

離婚後、私は婚活を頑張りたくさんの男性と
デートして遂に現在のパートナーと出会い
ました。

パートナーを親友に紹介して
一緒に食事に行ったり、
旅行に行くこともありました。

ある時から彼女からの
連絡が少なくなりました。

話を聞くと、パートナーが彼女に、
もう私たちの家に遊びに来ないでほしい、
太っているから婚活は難しいと思う
など言ったそうです。

パートナーに状況を聞くと、
彼女のワガママに付き合いきれず、
積もり積もって色々とダメ出しを
してしまったそうです。

以前結婚していた元夫も彼女に対して
怒っていたことはありました。

新居に遊びに来てまだ私たちも入っていない
お風呂に勝手に入っていたり、パートナーに
タバコちょうだいと言ってもらって
おきながら、これまずいーっと言ったり、
許せない部分があったようです。

確かに彼女は自由奔放で、
ちょっとワガママです。
でも私はそんな彼女は自分にない魅力が
たくさんあり、好きでした。

パートナーが言った言葉も
ひどい発言だったので驚いて、
彼女に申し訳なかったと伝え、
私はパートナーなしでも交流できたらと
いうニュアンスで気持ちは伝えました。

私の誕生日にお祝いメールをくれましたが、
それ以降は連絡がありません。

以前は2日に1回は連絡が来て、
長電話もするような関係でした。
こんなことで長年の友人関係がなくなるのが
切ないです。

でも、仕方ないのかなと思ったりもします。

どのように折り合いをつけていけば
よいでしょうか?

【ぴーちゃん・40代・女性・看護師】

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A:FROM 川畑のぶこ

人生やものごとは常に移りゆくものです。

この無常にいかにしなやかに対応するかが、
人生を豊かに生きるか否かの分かれ道となる
かと思います。

人間関係もしかりで、永遠と信じていても、
常に変化があり、ときとして別れが訪れる
こともあります。

良好な関係がずっと続くこともあれば、
過去には濃かった縁が、時間の経過とともに
薄い縁になったり、また何年(ときに何十年)
もして復縁したりと、変化があります。

その人の生きるライフステージによって、
人間関係に変化があるのは当然です。

ぴーちゃんのように彼女とぴーちゃん以外の
第三者(夫)との関係性というのは、
二人の関係性とは異なるものです。

では、ずっと二人だけで良かったのか
というとそうとも限りません。

彼女の自由奔放なところはぴーちゃんに
とって憧れだったり羨ましかったりする
部分があるかもしれませんが、
コインの裏表となる、「わがまま」な行為が
頻回なら、やはり周囲の人間関係に
不調和をきたすでしょうし、
改善されたほうが好ましいわけです。

ご友人の課題はぴーちゃんの夫を介して
指摘されたのだと思います。

もちろん、体型を批判するのはハラスメント
で許されることではありませんが、「それは
わがままだと思うな」とか、「私はそれを不
快に感じるな」などといった率直な意見は
一考の価値があるものです。

ぴーちゃんにとって大切な夫がご友人を
不快に感じている以上、対応は必要です。

このような摩擦は、より良い人間関係を
構築するためのチャンスでもあったのですが
彼女は課題に向き合わずに、離れるという
選択をしましたね。

ご主人も、ぴーちゃんにも気を使ったのだと
は思いますが、溜まりに溜まる前に、
率直なコミュニケーションができていれば、
状況ももうすこし異なっていた可能性も
あったのかもしれないと思いました。

いずれにせよ、理想形ではないにせよ、
取り組むべき課題にそれぞれが真摯に
取り組む機会が与えられたのは
間違いないのではないでしょうか。

ここで取り組むべき課題から逃げた場合、
解決とはいかず、ただ、問題が先延ばし
となるだけでしょう。

いずれ、お互いに別なところで似たような
体験を繰り返しながら学ぶことになるかも
しれません。

ぴーちゃんの課題は、
拙速に解決しようとせず、
機が熟すのを待つことかもしれません。

あるいは、相手には相手の課題があって、
思い通りにならないことをコントロール
しようとせず、そのまま受容すること
かもしれません。

これもお互いにとっての大切な学びの時期、
待つことや手放すことも
大切なサポートのうちと理解して、
しばらく静観してみてはいかがでしょうか。

また、彼女のことを大切に思いつつも、
今のぴーちゃんのライフステージに合った
新しい人間関係や出会いもあることを
忘れないでください。

– 川畑のぶこ

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◎編集後記
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この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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