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2022/09/28(水)

【川畑のぶこ】Q.不機嫌な夫といるのが嫌なんです…

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方からいただいた、
川畑のぶこへの相談をシェアします。

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Q.不機嫌な夫といるのが嫌なんです…

仕事で疲れ切って
不機嫌な夫が家にいるだけで、
私の気持ちもどんよりと暗くなります。

結婚して13年になりますが、結婚当初から
その傾向はありました。

しかし、最近は夫も40代になり
管理職になったこと、コロナ禍による
会社の業績悪化などで、不機嫌が
ますますひどくなっています。

出世しなくてもいい、気楽に仕事してほしい、
転職してもいい、と事あるごとに伝えて
きましたが、心持ちや働き方を変える気は
全くなさそうです。

所謂、昭和のモーレツサラリーマンのような
自分をすり減らす働き方をずっとしており、
このままだと彼はいつか大病をするのかも
しれないな、と思うこともあります。

家族のために仕事をやめられない、など
自分が犠牲者であるかのような発言も
あります。

まだ30代のうちなら転職のチャンスも
あっただろうに、愚痴を言うばかりで
なにも行動しなかったのはあなたでしょう、
と私は心の中で思っています。

私は、もう、この不機嫌な人と生活を共にする
のがいやだと感じています。しかし、子供も
小さく、私は非正規雇用で、離婚すれば経済
面で苦労することは確実で、それもいやです。

なにか良い着地点はないでしょうか?

【まるりん・40代・女性・パート】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

ときとして不機嫌になることは
人間なら誰でもあることですが、
それが家庭で慢性的となると、
家族も本人も消耗してしまい
辛いですね。

昭和のモーレツサラリーマン…

「24時間働けますか?
 ジャパニーズビジネスマン♪」

なんて滋養強壮ドリンクの
CMキャッチコピーを思い出します。

相手の不機嫌に対して
どうしたらよいかということに関しては、
できることは限られています。

なぜなら、感情の責任というのは、
ものごとの受け止め方の影響を大きく受け、
ものごとの受け止め方というのは、
本人次第だからです。

ご主人は基本的に仕事人のようですから、
仕事がうまくいかなければストレスに
なるのでしょうが、職場でのストレスを
まるりんさんが解消することは
おそらく難しいでしょう。

できることは、その苦悩をまるりんさんが
理解してやわらかな姿勢で寄り添うか、
その状態に対する、より健全な受け止め方の
オプションの提示をしてあげることなどに
なるかと思います。

まるりんさんからすると、
厳しい競争の中に身を置かずに、
ストレスの無い環境で仕事をしてほしいと
思うかもしれませんが、本人は厳しさの中で
勝ち抜いてこそ価値ある人間(仕事の能力
=唯一の価値)という無意識の、それでいて
確固たる信念がある場合が多いです。

そのような場合、とりわけ
夫が妻からの助言を求めていない場合、
「妻は自分のことや仕事のことが
 まったくわかっていない!」
とさらなる不機嫌を誘発することも
ありますからデリケートですね。

これも受け止め方によるのですが、
本人に変わりたい気持ちがない限り
相手の感情をコントロールするのは
難しいです。

まるりんさんにできることは、家庭での
空気をリラックスできるものにすることと、
彼の辛さも、仕事への高い意識からで
あろうことを理解して、その意識に
敬意をはらいつつ、ねぎらいが伝わる
コミュニケーションを心がけることなどに
なってくるかと思います。

もちろん、それでも不機嫌が収まるとは
限りませんが、まるりんさんが
「できることはした」と思えることは
とても大事だと思います。

そのうえで、
あとは「彼の課題」と割り切って、
自分自身の時間を大切にしてください。

巻き込まれないように、そっと別な部屋に
いくとか、外出するなど、適度な距離感を
とることが大切です。

彼の機嫌取りに
執着しないことを心がけてください。

彼が変わることで自分を満たしてくれる存在
になることへの期待は捨て、
自己充電に勤しみます。

自己充電ができていると、多少エネルギーが
奪われることがあってもバランスが保てます。

それでも、つねにマイナスのエネルギーと
なってしまうのであれば、別居や離婚も
オプションとなるでしょうが、それもまた
エネルギーを消耗しますし、経済的な
不安もあるわけですね。

あれもこれもすべてを手にすることは
できないのが人生。

それでも、なんとかやり過ごしながら
生きていけるのも事実です。

結婚しているが故の
プラスとマイナスがあれば、
結婚していないがゆえの
プラスもあればマイナスもあります。

常にプラスである必要はないという
執着心の手放しも大切です。

常に機嫌よくやすらぎを与えてくれる
白馬の王子様はいないという
前提を受け入れて、
ぜひ、まるりんさんにとって
真に大切なものは何かを
探求する機会としてみてください。

– 川畑のぶこ

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◎編集後記
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断捨離メルマガ毎週水曜日の執筆者、
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お寄せいただいた
相談の中から一つ取り上げ、
川畑のぶこがお答えします。

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間中亜衣

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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