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2022/08/12(金)
【小松易】「お金」と「片づけ」の共通点
カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 小松易
こんにちは。
かたづけ士の小松易です。
突然ですが、
みなさんは過去に
学校で片づけを習ったことは
ありますか?
これまで講演会などで、
何度この質問を繰り返しても
答えは同じでした。
学校で「片づけ」「整理・整頓」を
習ったという人をほとんど知りません。
少なくとも私が知る限り、
日本では正式な「片づけ教育」
というのはありません。
ただ最近は少しずつ、
家庭科のカリキュラムとして
導入されているところもあるようです。
子供たちが小学校か中学校の
ほどよいタイミングで学ぶ機会が
あったらいいなと常日頃思っています。
そして以前から、
「片づけ」と同じくらい
学校で学ぶ機会があったらよいな
と思っているのが「お金」です。
実は、お金に関しては今年になって、
高校の家庭科と公民の教科書で、
「資産運用」の項目が追加されることに
なりました。
年金2000万円問題などが
話題になりましたが、
今、国は国民に対して「投資」を
積極的に勧めています。
日本人は貯金ばかりしていて
投資を全然しないということが
以前から問題になっていました。
今、世界では自分のお金を
投資で増やすのは当たり前の
ことになっているようです。
使わないお金を銀行の金庫に
眠らせておくよりも、
いい商品やサービスを生み出している
企業に投資して、生きたお金の使い方を
したほうが経済も活性化します。
しかし、人は未知のことについては
不安を覚える生き物ですよね。
かくいう私も同じです(笑)
投資に関しても
「なんとなく怖い」
「難しそう」
という理由で敬遠している人が
多いと思います。
高校生の頃から、お金の使い方
増やし方について学ぶというのは
とても意義あることですね。
以前、あるご縁で
ミリオネア・コンサルタントの
鳥居祐一さんという方にお会いしました。
お金について無知な私は
彼の本やメルマガで
お金について学んでいます。
平凡なサラリーマンから一転、
たった2年でセミリタイアを果たしたという
鳥居さんは著書でこう言っています。
お金はいかに「稼ぐ」かよりも、
いかに「使う」か。
彼が出会った「成幸者」のほとんどが
「いかに使うか」を強く意識している
といいます。
さらに、世の中の多くのことが、
「入れる」よりも、「出す」ことを
意識することでうまくいくように
できている、のだそうです。
うん?
これってどこかで聞いたことあるセリフ?
大学時代に古武道の呼吸法で
先輩に教わった呼吸法も全く同じ。
「まず思いっきり吐け!」
「はーーっ」
すると自然に「吸う」しかなくなった
ことを思い出します。
そして、もちろん、
「かたづけ」の極意もまずは
「出す」、「手放す」から。
お金の使い方で心に響いたのは、
私たちはつい、
「見えるモノ」ばかりにお金を使いがち。
ところが、「成幸者」は「見えない価値」に
お金をかけられる人なのだそうです。
目に見える「モノ」が手に入れば
安心ではなく、
いかに見えないモノの価値を見出し、
そこにお金を使えるか。
その部分は大いに「かたづけ」の極意に
繋がるところですね。
鳥居さんは、
「一流の人はなぜ、そう考えるのか」
という著書で、
彼自身が2年でセミリタイア
を果たした理由を、一流の人の
「行動」「習慣」「考え方」を
徹底的にモデリングしたことだと言います。
やはり、最高の学びは
最高のお手本に学べ。
すると冒頭の教育の話、
学校で「片づけ」教えることも
大切だけれど、
子どもたちのすぐ周りにいる
私たち大人がまずはよい見本に
ならないとですね。
ほんと、子どもはよく見てますから(笑)
さて今週は基本に戻って、
まず「出す」「手放す」で
片づけのエンジンをかけて
前進していきましょう!
いつもあなたを応援しています!
小松易
◆かたづけを通して人生を変えるコンサルティング
「スッキリ・ラボ」
https://www.sukkirilab.com/
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◎編集後記
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私たちは、不安からお金もモノも
溜め込もうとしてしまいますが、
それでは、新たな運やチャンスが
入ってくる隙間がなくなって
しまいますよね。
心配性な人ほど
まずは、「出す」。
そうすれば、あなたが
想像だにしなかった展開が
待っているかもしれません^^
間中亜衣
この記事の執筆者について
小松易
日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表
大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。
著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。
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