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2022/03/30(水)

【川畑のぶこ】Q.職場の同僚から嫌がらせを受けています…

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアします。

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Q.職場の同僚から嫌がらせを受けています…

こんにちは。
いつも感銘を受けつつ拝読しています。

一年前までの職場で、ある一人の同僚に
あからさまに避けられつつ勤務してきました。

廊下で会うと大回りして避けるとか、
同じ部屋に入ろうとするとやりかけの仕事は
そのままに出て行ってしまうとかです。

4年ほど前の、私のミスがその人にとって
許しがたいものだったようです。個人的には
その人に被害の及ぶものではありません。

立場上その人が全職員に
通達しなければならない業務連絡も
私にはないまま1年過ぎました。

下駄箱の靴を捨てられてしまったことも
ありましたが、何も取り合わず自分で
対処して過ごしました。

昨年の異動で別の職場となり安心して
過ごしましたが、その人と似た背格好の人
と会いそうになると不安で胸騒ぎが
するような一年でしたが、
今回の人事異動でまた4月から
同じ職場になるようです。

今から不安と不快感で
どうしようもありません。

その人の感情は自分とは関係ない
ことと思おうとしていますが、
自分の気持ちをどのように持って
仕事をしていけばよろしいでしょうか?

どうか川畑さん助けてください。

【ms・60代・女性・高校教諭】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

職場の同僚から嫌がらせを受けているのですね。

このような精神的ダメージをもたらす行為は
モラルハラスメントで、msさんが個人的に
心理体制を整えることのみならず、
組織的な対策が必要です。

繊細な人であればあるほど、このような人が
職場に一人いるだけで、仕事のやる気や
パフォーマンスが低下してしまいますし、
msさんだけでなく、職場全体にとって
ダメージをもたらします。

msさんの職場にはハラスメントに関する
相談窓口は設置されていないでしょうか?

昨今、教育現場でも、そのような窓口を
設置するところが増えていますので、
もし窓口があれば尋ね、なければ
人事関係者に相談することも大切です。

どうか一人で
抱え込まないようにしてください。

立場上その人が全職員に
通達しなければならない業務連絡を
msさんだけに伝えないのは
逸脱した行為であり許されないものです。

これは職務不履行に該当しますから、
本来罰の対象となっても
おかしくないはずです。

どう考えてもおかしいと思うことには
勇気を出して声を上げることを
大切にされてください。

もし、msさんがその同僚のハラスメントに
より心身に不調をきたしているのなら
(たとえば動悸がしたり、
 仕事に集中できなくなるなど)、
心療内科や精神科を受診し
治療をすると同時に、受診のエビデンスを
きちんととっておくことも大切です。

そのエビデンスをもって、人事担当者と
話をすればなお効果的で
真剣にとりあってくれるでしょう。

また、嫌がらせやいじめをする人間
というのは、歯向かわずにじっと耐える人を
ターゲットにする傾向があります。

相手は、自分が嫌がらせをしたところで、
msさんが立ち上がる人ではないと
足元を見られているので、
行動を改善しないどころかエスカレート
してしまっているのかもしれません。

これだと相手の思うつぼですから、
このような状況に耐えることなく、
勇気をもって立ち上がってください。

このことで、なすすべなく
状況に翻弄される状況から、
「私はわたしを大切にする」という自身への
コミットメントや、「自分の行動によって
外界にちがいをもたらすことができる」
といった自己効力感を育むことができる
ようになるでしょう。

この自己効力感は私達が自身の人生を
健全に切り開くうえで必要な感覚です。

同時に、人生、ある程度の人からは
嫌われる勇気も備えてください。

msさんが尊敬できず、
好きでない(むしろ嫌い)な人に
好かれる必要はありませんし、
そんな人に好かれなくても
人生はそれなりに機能します。

「嫌われて結構。好かれちゃ困る。」くらい
の心持ちでその人と向き合ってみてください。

みんなから好かれないといけないという、
いわゆる「いい子」は周囲に合わることを
優先しがちであまり主張をしませんから、
さきほどもお伝えしたように
相手の思うつぼという悪循環に
陥る可能性が出てしまうのです。

ぜひご自身を大切にするために、
勇気を出して立ち上がってください!

– 川畑のぶこ

★相手の個性を受け入れ、私の個性を大切に生きる
川畑のぶこ指導によるサイモントンメソッド
講師:川畑のぶこ
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※こちらは川畑のぶこカウンセリングオフィス様の主催です

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◎編集後記
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この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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