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2022/01/12(水)
【川畑のぶこ】Q.話を聞かない人に対してどう接したら良いか…
カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ
水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアします。
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Q.話を聞かない人に対してどう接したら良いか…
初めまして。
12/15の
『Q.職場でのコミュニケーションに悩んでいます…』
の逆側の立場です。
こういう方にはどう指導したらいいのか
悩んでいます。
仕事ではなく、
趣味のダンスサークルでのことです。
私は指導者です。
サークル内に、お一人だけ
よくしゃべる方がおられます。
コミュニケーションのために
しゃべっている風でもありますが、
何回注意してもおしゃべりをやめません。
少しはよくなりましたが、
油断すると又始まります。
全体の中で注意をすると、
自分のことだと思っていないようで、
人ごとのように受け流します。
仕方なく、人前で言ったこともありますが、
雰囲気が悪くなりますので、
できれば言いたくありません。
また、人前で言ったことを謝ると、
「言いやすいから言われると思っている。」
と言われました。自分のおしゃべりが
うるさいと思っていないようです。
また、おしゃべり以外のことでも
人の話を聞かず、一方通行です。
私の悩みは2つあります。
一つ目は、
こういう方に話を聞いてもらうためには
どうしたらいいのか?ということです。
二つ目は、
この方のことが嫌いになっています。
嫌いな気持ちで指導しても
ろくなことはありません。
マイナスのスパイラルに陥っています。
できれば、フラットな気持ちを保ちたいです。
どのように自分をコントロールすればいいのか?
ということです。
よろしくお願いいたします。
【野生のエルザ・60代・女性・自営業】
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A:FROM 川畑のぶこ
指導者の立場として、
ダンスをしっかりと指導しつつ、
サークルの雰囲気も大事にしたい
という気持ちが伝わってきます。
エルザさんが問題行動だと感じられる、
その方のおしゃべりがなくなることで、
得られるものは何でしょうか?
サークルの目標(おそらくは、ダンスのパフォ
ーマンスを向上させる)が達成できるのであれば、
改めて会の趣旨を明確にしたうえで、
おしゃべりを注意することが大切になってきます。
おしゃべりは
ダンスが終わってから存分にしましょうと
伝えてみてはいかがでしょうか。
必要であれば、その人に個別に声掛けして、
会の効率を高めるために、
どうか協力してほしい旨を
お願いをするのも良いのではないでしょうか。
この場合、周囲の人も、おしゃべりする人を
迷惑に思っている可能性があります。
指導者がいい人過ぎて、おしゃべりを阻止
しないことで、周囲の人もエルザさんのように
彼女に対して悪感情を抱く可能性もあります。
その人のことを思うなら、これ以上その人が
嫌われないためにもリーダーは
おしゃべりを阻止しなければいけません。
逆に、おしゃべりをしたほうが場の雰囲気が
良くなり、それがダンスのパフォーマンスに
反映されて上手になる(=会の趣旨を達成で
きる)場合、指導者であるエルザさん個人の
好みとしておしゃべりが嫌いということかも
しれませんから、その場合、エルザさんが
考え方を変えることも必要となってくるかも
しれません。
もし、サークルの目的が人々との交流であり、
ダンスはあくまでも便宜上のもの、他の
アクティビティーでも構わないというものであり、
エルザさんの意向とは異なる場合、その場は
エルザさんにふさわしくないということに
なるのでしょう。
もっと真剣にダンスに取り組みたい人たちが
いる場に身をおいたほうが皆にとって
幸せですね。
いまいちど、会の趣旨を明確にして、
その趣旨に沿った行動を取られることを
おすすめします。
その際、いい人すぎると、見えないところで
状況に加担してしまっているかもしれないことも
心してみてください。
リーダーの立場にいる人は、
全体のダイナミズムを把握することも仕事
になるので考えることも多く大変ですよね。
でも、このようなプロセスから
エルザさんも多くを学び取られ、どんどん
器が大きくなっていくことと思いますので、
そんな大きな器のご自身を信頼してください。
– 川畑のぶこ
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◎編集後記
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今あなたが抱えている悩みを
断捨離メルマガ毎週水曜日の執筆者、
心理療法家・川畑のぶこに
相談してみませんか?
一人で悩んでいると、
どんどん深みにはまっていきます。
誰にも打ち明けられない悩みを
打ち明けることで、心が
ラクになることもあります。
お寄せいただいた
相談の中から一つ取り上げ、
川畑のぶこがお答えします。
間中亜衣
この記事の執筆者について
川畑 のぶこ
心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー
東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。
2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。
「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。
断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等
所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等
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