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2021/10/13(水)

【川畑のぶこ】Q.亡き夫のモノが手放せません…

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアします。

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Q.亡き夫のモノが手放せません…

初めまして。
メルマガ、いつも新たな視点を得られ、
興味深く拝読しております。

さて、主人が55歳で亡くなり
1年半経ちました。

相続や仕事のことはひと段落つきましたが、
主人が好んで着ていた洋服や帽子、
靴下、靴、等をなかなか処分できません。

これらのものに自分のエネルギーを
費やしているとは理解しているのですが、
執着がなかなか捨てられらません。

このまま囲まれて過ごしていたいと
思ってしまいます。

そう考えれば考えたで、
それでいいのか、、、、
と考えてしまいます。

どう考えればいいでしょうか。

【こうちゃんのまま・40代・女性・経理】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

ご主人が他界されて
1年半の月日が経つのですね。

この時間を
長いと受け止めるのか、
短いと受け止めるのかは
人それぞれかと思います。

こうちゃんママさんはこれまで
ご主人なき後の相続や仕事など事後手続き
に追われていたとのことと思います。

そう、きっとこうちゃんを必至に育てながら…

大切な伴侶や家族を失った後というのは、
底しれぬ喪失感の中にも「頑張らねば」
ならないことが沢山ありますね。

こうちゃんママさんがおっしゃるように、
手続き的なことや子育てなどで
「悲しんでる暇ではない」と、
頑張ることもですが、悲しみや苦しみの
感情に圧倒されないよう、無意識に
感情を抑え込んでしまうこともあります。

これは、私たちは自己防衛策として、
感情に出来るだけ向き合わないよう
(それでも涙は溢れ出てしまいますが)、
ごまかすのに忙しくしたり、別なことを
考えようとしたりします。

このことが効果があるといいのですが、
私たちの無意識に抑圧された感情は、
いつでもはけ口を求めています。

もし、こうちゃんママさんがこの1年半
まだどっぷりと悲しみに浸る時間が
取れていないのであれば、どうか
その時間をとってあげてください。

感情に圧倒されそうになるかもしれませんが、
きちんとそれを乗り越えるちからを
こうちゃんママさんは持っていますので
安心してください。

夫なしに生きていけるのか…

子どものことや経済的なことは
どうしたらいいのか…

この寂しさ苦しさが一生続くのか…

寂しさ、悲しさ、孤独、不安、恐怖を
避けようとせず、素直に感じていることを
感じつくす時間をとってください。

このプロセスはこうちゃんママさんの
癒やしに大切なものです。

そして、悲しみを味わいつくしたら、
心の中でぜひご主人と対話をしてください。

こうちゃんママさんは
ご主人に手を合わせることがありますか?

そうであれば、
彼はもう存在しないものではなく、
どこかはよくわからないけれど存在していて、
今でも愛する妻と子を見守っている存在
として受け止めていることでしょう。

そのどこかにいる彼と意識的に
関わり合ってください。

ご主人とのつながりを感じる努力で、
さりげない日常のあちらこちらに
彼の愛ある息遣いを感じられるように
なるかもしれません。

終わりなのではなく、
これまでとちがうかたちのつながりを
発見できるようになるかもしれません。

そのことで、彼のモノに過度にしがみつく
必要もなくなってくるのではないでしょうか。

このように、
服を捨てるべきか、とっておくべきか、
ということは二の次であることが
おわかりいただけることと思います。

こうちゃんママさんが、
今もご主人のたましいと共にいて、
こうちゃんと温かい日々が送れますように。

– 川畑のぶこ

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◎編集後記
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断捨離メルマガ毎週水曜日の執筆者、
心理療法家・川畑のぶこに
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一人で悩んでいると、
どんどん深みにはまっていきます。
誰にも打ち明けられない悩みを
打ち明けることで、心が
ラクになることもあります。

お寄せいただいた
相談の中から一つ取り上げ、
川畑のぶこがお答えします。

川畑のぶこへの質問・ご相談はこちらから

間中亜衣

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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