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2021/09/18(土)
【おのころ心平】 「感受性こそが人間性なのだ」
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おはようございます。
おのころ心平です。
「感受性」という言葉が、
HSP(Highly sensitive person
ハイリー・センシティブ・パーソン)
という言葉とともに再注目されています。
感受性の強さとは、
主に育て方によって
決まるものではなく、
持って生まれた先天性のもの、
その人固有の遺伝的性質であり、
才能ともなり得る、
ということが立証されてきました。
※ ※ ※
僕もこれまでの
カウンセリングを通じて、
感受性の高い方々と
ずいぶん接してきました。
そうした方は感覚が鋭く、
さまざまなことをいち早く、
敏感に察知するがゆえに
ストレスも多く、
また、それをカラダに
閉じ込めてしまうために、
不調や症状として現われます。
感受性の高さは時に、
おなかの中のガスや
皮膚電位(静電気)などで生じますが、
それらを放出せずに我慢していると、
神経系などにも不調が起きやすいのです。
※ ※ ※
ただ、
有能なビジネスマンや企業のトップ、
あるいは芸術家、アスリートも、
みんな驚くほど感受性は高いです。
そこにあるのは、
感受性を内側に閉じ込めてしまうか、
外に表現できる術を持っているかの
違いなんですね。
ある東証一部上場企業の社長さんに
インタビューをさせていただいた
時のことです。
その社長いわく
「感受性こそが人間性なのだ」
とおっしゃいました。
すごく含蓄のある言葉です。
※ ※ ※
人が気づかないことに
気づけるというのは、
まさに感受性のなせる技。
仕事で言えば、
クライアントや取引先からの
返答にちょっとしたあいまいさが
混じっているのを見抜いて
次の手を打ったり、
家庭で言えば、
子供の声に違和感を察知して、
早めにケアをしてあげたり…。
※ ※ ※
感受性は、
そのままにしては、
体内の神経系に溜まってしまいますが、
気づき、行動に移すことで、
エネルギー変換が行なわれるのです。
とくにセラピスト、カウンセラー、
ヒーラーさんたちが
人一倍疲れやすいのは、
その感受性の諸刃のゆえ
かもしれません。
かすかなことを感じられる感度、
敏感な感覚・・・
これをストレスではなく、
「能力」に変えて行く10回シリーズ。
▼
おのころ心平、
「癒し」の哲学連続講座2021
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―おのころ心平
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◎編集後記
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おそらく、私も
感受性が高いタイプかと思います。
必要以上に色々なことに気づいて
しまうため、大人数の場は
とても疲れてしまいます。
また仲の良い友達と飲みに行っても、
その場は楽しく過ごせても、
家に帰ってきた後、自分が発した言葉
に対しての相手の反応を思い返し、
言わなければ良かったと後悔して、
気持ちが落ち込んだり…
「気にしすぎだな」と思う自分もいるのですが、
どう頑張っても変えることはできません。
だからこそ、
「こういった自分の性質を
活かすにはどうすれば良いか」
といったことに焦点を合わせられる
ようになってからは少しラクになりました。
もし、あなたも感受性の高さに
悩んでいるのなら、辛いことではなく
良いことに焦点を当ててみてくださいね^^
間中亜衣
この記事の執筆者について
おのころ心平
一般社団法人自然治癒力学校理事長。
ココロとカラダをつなぐカウンセラーとして25年間活動。これまで2万6000件、約5万時間以上のカウンセリング経験をもつ。
各症状・病気の背景に潜む心理的欲求を読み解き、カラダだけではなく、家族関係、職場での人間関係改善にまでつながる手法が特徴で、経営者、アスリート、文化人など多くのクライアントのパーソナルケアを請け負っている。他方、パーソナル医療コーディネーターとして病院や治療法の医療選択もサポート。セミナー・講演活動は年150回を超える。著書に『病気は才能』(かんき出版)、『ゆるすいっち。』(主婦の友社)などがあり、Amazonランキング総合1位になった著作を3冊もつ。
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