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2021/08/30(月)

【やましたひでこ】惜しむ

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おはようございます。
断捨離のやましたひでこです。

8月30日、月曜日。
<旧暦文月二十三日>

明日で8月もおしまい。
明日で夏もおしまい。

たとえ、暑さが続こうとも。
たとえ、暑さがぶり返えそうとも。

気持ちの上でも、
カレンダーの上でも、

夏はおしまい。

そうですね、夏が大好きな私としては、
これでもう、1年が終わったような気持ちに。

これから後の年末までの数ヶ月は、

まるで消化試合か、
まるで余生のように、

なってしまうのです。

あら、少しばかり大袈裟ですね。

そうですね、やはりそれは
いっときの寂寥(せきりょう)。

秋は秋の喜び、
冬は冬での愉しみ。

それは間違いなくあるはずだから。

夏惜しむ(なつおしむ)

晩夏の季語

さて、この「惜しむ」を辞書で繰ると。

あるよきものが今に失われてしまうことを
知りながらいとおしむこと、とある。

この「惜しむ」という心情が成り立つには
次の条件がいる。

ひとつ、よきものであること。
ふたつ、やがて失われること。
みっつ、失われることを知っていること。
よっつ、知っていながら愛すること。

そう思うと、たいして
惜しむにあたらないモノを
ひどく惜しんでいる自分に気づくもの。

ひとり、たいしたモノでもないのに、
ふたつ、そこにずっとあるモノなのに、
みっつ、あることさえ忘れているにも
かかわらず、
よっつ、愛でているわけでもないのに、

そうやって、モノをずっと抱え込み
溜め込んでいる私たち。

もしも、そうだとしたら、
それは、モノを惜しんでいるのではなく、

ただ、いじましい心根でいるだけなのだと。

どうでしょう。

有り難うございます。

あなたにとって、
わたしにとって、
最善最良最高の道が
用意されますことを。

やましたひでこ

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◎編集後記
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あなたが惜しんでいたモノたちは
上記の条件に当てはまりましたか?

ぜひ、チェックしてみてくださいね^^

間中亜衣

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

やましたひでこ

クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒

 

学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。

断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。

全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。

処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。

 

 

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