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2021/07/21(水)

【川畑のぶこ】Q.仕事を辞めた息子が心配です…

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアさせていただきます。

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Q.仕事を辞めた息子が心配です…

去年の6月に息子は
10年勤めた会社を退職しました。
理由は残業が多くて身体的に無理だと
言う事です。

9月に再就職をしたのですが重労働で
心身ともにまいってしまい1ヵ月で
その会社もやめました。

それから仕事に対して恐怖があるみたいで、
現在に至って家に引きこもっています。

毎日、息子の暗い顔を見るのが辛いです。 
どうしたら立ち直ってくれるのでしょうか?
 
親は子供より早く寿命が終わります。
こんな子供を置いていかなければ
いけないと思うといたたまれないです。

毎日、息子のことで頭がいっぱいです。 
息子が仕事に行ってくれるようになるには
どうしたらいいでしょうか? 

息子に対しては明るい母でいますが、
限界です。

【四つ葉のクローバー・60代・女性・事務】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

息子さんが過労で退職されたのですね。

母親として、我が子が苦しむのを見るのは
この上なく辛いことですね。

息子さんが仕事に行ってくれるようになるには
どうしたらよいかとのご相談ですが、
そのためにまずは仕事に行かないように
することが大事です。

すなわち、ゆっくり休むことです。

クローバーさんとしては、「早く復職してほ
しい」と思うかもしれませんが、どうか、
「適切なタイミングで復職する」ということ
を信じてください。

適切なタイミングというのは人それぞれ
異なります。そのタイミングを誤ると
つらい状況が続いてしまいかねません。

クローバーさんも、息子さんご本人も、
現状に焦りがあることと思いますが、
焦りは禁物です。

息子さんなりに、試行錯誤をして、
自分自身に合っている仕事や働き方を
学んでいることと思います。

これまでの働き方では、同じことが
繰り返されてしまうので、そのことを
じっくり振り返り、充電されますように。

その際、「疲れたときは、
休むことも仕事のうち」とお互いに
言い聞かせるようにしてください。

「10年よく頑張ってきたね。
今はゆっくり休もう」と。

オーバーヒートしたときは、さらに
がんばってアクセルを踏み込むのではなく、
止まってクールダウンです。

周囲が急いで復職を迫る態度は、
『あなたはそのままでは受け入れ
られない=辛くても我慢して働け』
というメッセージとして伝わってしまいます。

これはさらなるプレッシャーとなり、
悪循環です。

世間がどうであれ、
母親であるクローバーさんだけでも、
働いていようが、休んでいようが、
健康でいようが、病気であろうが、
あなたはあなたでOKよと、我が子を
受け入れる態度で接することは、
癒やしを促進させます。

パラドックスですね。

そのためには、もしクローバーさんご自身が、
自分を責める態度があるなら、それを改める
ことが大切になってきます。

「なにか自分の育て方が間違っていた
のではないか?」などとよぎったのなら、
人生にはそれぞれの課題があって、
それを乗り越えながら大きく成長していく
ことを信頼してください。

もちろん、そのことでクローバーさんも
大きく成長するわけです。

また、息子さんが大変な状況だと、
ずっとそばで付き添ってあげないといけない
ような気持ちになるかもしれませんが、
クローバーさんご自身の時間やスペースも
大切にされてください。

サポーターが自己犠牲を払っているのが
伝わると、サポートされる側にも
プレッシャーになります。

どんな状況であれ、サポーターが充電されて
いて穏やかでいることは、サポートされる側
にも安心感をもたらします。

クローバーさんが息子さんをケアしつつも、
ご自身のケアができていることで、息子さん
も「自分のままでOKなんだ」という安心感が
肌感覚で得られるはずです。

これは彼の充電をも加速させます。

クローバーさんのセルフケアは息子さんの
ケアにも役立つことを忘れずに。

自分と相手のケアをしつつ、人生の未踏の地
を開拓する気持ちで前進されますように。

– 川畑のぶこ

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◎編集後記
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この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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