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2020/06/19(金)

【小松易】変化には違和感がつきもの

カテゴリー:.新着情報, 小松易

 

こんにちは。
かたづけ士の小松易です。

前回のメルマガでは、
自分自身への「質問」の持つ力
について話をしました。

実は、以前私のセミナーで質問、
いわゆる「質疑応答」の時間を
なんと「90分」も取った回がありました。

今回はちょっとそのときのお話を
したいと思います。

今から10年以上も前のこと。

当社の黎明期(れいめいき)
にお世話になった
コンサルタントのOさんから
こんな提案をもらいました。

「小松さんの話す時間は
『30分』で大丈夫です。」

当時はテレビやラジオにも出たことがなく、
なんとか出版できた書籍も全く売れずに
四苦八苦していました。

その頃、銀座で月1回開催していた
片づけセミナーのリニューアル案について、
Oさんに相談したときに
彼の口から出た「信じがたい一言」
が先ほどのものです。

30分でいいわけないじゃん!

セミナー時間は120分もあるんだから
質問時間を20分と長めに設定しても
話す時間は「100分」!

それでも伝えたいことを話せる
十分な時間とは言い難い!

それを30分でいいとは
なんと無茶で、無理な提案!

と心の中で散々思った挙句、
Oさんにこう聞きました。

「で、残りの90分は何をすれば
いいんですかね?」

「参加者の話を聞いてあげてください。
90分間、片づけで困っている人たちから
質問をもらい続けてください。」

彼はキッパリと言いました。

さらに、

「恐らく小松さんにとって
違和感がある話だと思いますが、
その違和感を持ったままでOKですから、
その状態で1回やってみてください。」

セミナーの当日、私は半信半疑のまま、
Oさんのアドバイス通り、
なんとか30分で話を終えて、

10人の参加者一人一人から
質問を受け続けました。

「質問90分」は初めての経験で、
終った時には背中にびっしょり
汗をかいていました。

終了後、恐る恐るアンケートに目を通すと
ある女性の文章が目に入りました。

「小松さんのお話もよかったのですが、
なにより質問コーナーが
とても参考になりました。」

別の男性の感想には、

「質問コーナーで他の人の悩みを聴けて、
片づけで困っているのは自分だけじゃないと
知ることができて心がすこし軽くなった。」

とにかく意外だったのが
「質問コーナーがよかった」という
感想がほぼ全員のアンケートにあったこと。

中には、「小松さんが四苦八苦しながら
質問に答えていたことに親近感を覚えた」
という不思議な感想までありました(笑)

私はこのときに一つ、
気づいたことがありました。

それは、自分を変えるには
「違和感」を持つことがとても
大切なんだと知りました。

その後、銀座で質問を受け続ける
このスタイルは「質問の千本ノック」
と呼ばれて、今の私の現場力の源
になっています。

なにか得意ではないことを
やってみる、チャレンジするときに、
私たちの中にある「現状維持装置」が
どうやら働くようです。

さきほどの私はまさにその典型例でした。

ラッキーなことにOさんという
背中をうまく押してくれる人がいたことで
私は小さな一歩を踏み出すことができました。

片づけることに対しても違和感を
もつことは不思議なことではありません。
それは「現状維持装置」が作動しただけ
ですから、むしろそれは普通のことなのです。

つまり最初は、片づけることにある種の
心地の悪さを感じるのです。

でも、勇気を持って踏み出したその先に
新しい世界が待っているかもしれません。

私の小さな一歩が結果的には、
人生を変える大きな一歩になったように。

違和感をもったら、
人生が変わるチャンスかもしれません。

ぜひ今週末も片づけの一歩、
踏み出してみてください。

いつもあなたを応援しています!

小松易

◆かたづけを通して人生を変えるコンサルティング
「スッキリ・ラボ」
https://sukkirilab.com/lp/

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◎編集後記
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確かに、新しいことに挑戦したり、
今までの習慣と違うことをするのは
違和感や抵抗が伴います。

でも、それを乗り越えた先には
今まで見えなかった景色が
広がっているって考えると、
ワクワクしてきますよね♪

ぜひ、あなたも恐れずに、
一歩を踏み出してくださいね♪

間中亜衣

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

小松易

日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表

大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。

著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。

 

 

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