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2020/01/10(金)
【小松易】「水平目線」への第一歩とは?
カテゴリー:メルマガバックナンバー, 小松易
こんにちは。
かたづけ士の小松易です。
「志らくは『上から目線』って、
そう指摘する人こそ、
どこから目線なんでしょうね?」
最近ワイドショーなどの
コメンテーターとしても知られる
立川志らくさんの落語を
聴きに行った時のひとこと。
たしかに、どこから目線なんだ?
って思わず笑ってしまいました。
『上から目線』を指摘する人には
2タイプあります。
「上から目線」に対して、
さらに「上から目線」な人。
もう一つは、
「上から目線」に対して、
「下から目線」な人。
私が得意だったのは、
「下から目線」です。
学生時代に部活動で仕込まれた
下から目線のスタンスが
会社員時代には日常的に
行われていました。
初めてあった人には当然、
「はじめまして」ですし、
なにかあればとりあえず、
「よろしくお願いします」。
社会人として当たり前だと
思っていたこのスタンス。
ところが、独立して
かたづけ士になったあとも
「下から目線」のスタンスが
どこでも無意識に出ていました。
セミナー中でも、
つい、へりくだる、
そして、かしこまる。
今日は「オープンな感じ」
を意識してみようと思っても、
どこか取り繕った感じがしてぎこちない。
結果、セミナーの場が
どこか固さがある、
そんな状態が続いていました。
なにか改善策はないかと
ビジネス書を漁っていたら、
中谷彰宏さんの本に
こう書かれてありました。
相手の懐に入っていくためには、
1.「はじめまして」を言わない、
2.「お仕事何されているのですか」を言わない、
3.最初に名刺をださない、
ことが大切なのです。
「今、そこで面白いことがあってね」
という体験のエピソードから話し始める。
セミナーの冒頭では、
自己紹介をキッチリやっていたのですが、
自己紹介とは、ある意味、
「自分が持っている一番古い情報」
自己紹介をすれば、どんどん場が固くなる。
それを受けて講師も話しながら
ますます緊張する負の連鎖。
挨拶や自己紹介から始めることを手放して、
セミナー直前に起きた出来事から
いきなりシェアすることを始めました。
結果、オープンな雰囲気が
出せたかは分かりませんが、
なんとなく実感として終始
ラクな気持ちで話すことができました。
「挨拶の壁」というものがありますが、
それは自分でつくっている壁です。
子どもの頃、「挨拶少年」として
近所で評判だった(笑)
セルフイメージを手放すのは
ちょっと大変でしたが、
意識を変えるというより、
具体的な行動から変えてみる。
「はじめまして」ではなく、
たわいもない世間話から始める
自分の“チャンネル”がいてもいい。
挨拶や自己紹介は、
相手と打ち解けたそのあとでも大丈夫。
これが「上から目線」でも、
「下から目線」ではなく、
「水平目線」の第一歩なのです。
ぜひ試してみてください。
今週はちょっとした自分の
こだわりや思い込みを手放して、
新しい行動を1つ始めてみては
いかがでしょうか。
いつもあなたを応援しています!
小松易
参考文献:
「なぜあの人の話に納得してしまうのか[新版]」
中谷 彰宏著 ダイヤモンド社
◆かたづけを通して人生を変えるコンサルティング
「スッキリ・ラボ」
https://sukkirilab.com/lp/
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◎編集後記
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「水平目線」、勉強になりますー!
真面目にかしこまりすぎるのも
きっとよくないのですね><
人は鏡、という言葉があるように
自分の思い込みを外すことで
新しい自分を演出できそうですね♪
宮永笑子
この記事の執筆者について
小松易
日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表
大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。
著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。
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