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2019/10/25(金)
【小松易】片づけの成功のカギを握るのは…
カテゴリー:メルマガバックナンバー, 小松易
こんにちは。
かたづけ士の小松易です。
先日、ある会社の研修へ
「2回目」で訪れた時のこと。
ひと月前に伝えた基本事項を
「“念のための”復習です」と
前置いて社員の方に尋ねたら、
ほとんどの人が忘れていて
正直かなり驚きました。
1か月前にはあれだけ連呼したことなのに、
すっかり忘れてしまうなんて!
人は「忘れる生き物」。
もちろん、私自身も含めてです(笑)。
じつは、片づけを習慣化する上で
最大の障害も忘れることです。
「チェックシート」を用意して
忘却に対抗するのですが、
そのチェックシートをどこかに
忘れてしまう始末。
忘れる人は、ほんとうに忘れますね(笑)。
チェックシートの紛失は、
ともかくとして、
習慣行動の内容自体が、
「毎日デスクの片づけに取り組みます」
では曖昧すぎて上手くいきません。
あいまいな行動は、
あいまいな成果しか手に入りません。
では、どのようにしたら
よりよい成果が手に入るのでしょうか?
それはズバリ、
「タイミング」です。
習慣行動にタイミングを
取り入れるのです。
「毎日デスクの片づけを取り組みます」
ではなく、
「帰る前に、デスクの片づけを取り組みます」
たったこれだけですが、
ちょっとタイミングを加えるだけで、
ぐっと成功率がアップします。
タイミングが私たちの意識に
スイッチを入れてくれます。
捨てられる人もじつは
タイミングを意識しています。
一番良いタイミングは
受け取ったすぐです。
そのタイミングを逃すと
捨てられなくなるのです。
アマゾンから届いたちょっと
“立派な”ダンボール。
なにかで使えそうで
つい取っておく人がいます。
何気なく床に置いておくと
そのダンボールは長期間居座り続けます。
結局、引っ越しや年末の大掃除で
捨てるときに、
最良のタイミングは
荷物を受け取って「すぐ」の
タイミングだったと気がつくのです。
片づけ習慣におけるコツは
タイミングを意識すること。
冒頭の「忘れる」の対応策も
ノートを取るタイミング、
それを1分でも見直すタイミング。
タイミングが成功のカギなのです。
ぜひ今週末は「タイミング」を
意識して片づけ、取り組んでみてください。
いつもあなたを応援しています!
小松易
◆かたづけを通して人生を変えるコンサルティング
「スッキリ・ラボ」のホームページ
https://sukkirilab.com/
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◎編集後記
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「タイミングを見極める目を持ちなさい」
学生時代に、某高級ホテルの料亭で
バイトしていて言われたことを思い出しました。
お料理を出す間合い、
お客様の動きとの阿吽の呼吸など…
行動とタイミングをうまく使いこなせたら
良い場面が作れると教わった気がします。
片づけでも、日常のどんなシーンでも
「タイミング」を活躍させたいですね!
宮永笑子
この記事の執筆者について
小松易
日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表
大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。
著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。
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