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2019/10/03(木)

【やましたひでこ】あなたの「寝る空間」を考えてみよう

カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー

 

おはようございます。
断捨離のやましたひでこです。

10月3日、木曜日
<旧暦長月五日>

夜は深し大吟醸の夜長かな
ひでこ

そうですね、麦酒よりも
日本酒が似合う季節に。

ほんの少しだけ冷えた大吟醸を
じっくりと味わいたいと思うころ。

けれど、残念、
そのゆとりはないのが今の私。

秋の夜長、ひとり我が家で
ゆっくりとお酒と共に
過ごす時間には憧れるばかりにて。

ところで、
この旧暦九月の異称には、
「長月」の他にもこんなに。

菊月(きくづき)
菊咲月(きくさきづき)
紅葉月(もみじづき)
色どる月(いろどるづき)
寝覚月(ねざめづき)
稲刈月(いねかりづき)
小田刈月(おだかりつき)

驚きますよね。

どれだけ、私たち日本人が
季節を愛でる感性に優れているかと。

同時に、どれほど、
今の私たちがその感性を
錆びつかせてしまっているかに。

ところで、
もっと驚いているのが、
いえ、あまりにこんな場面に
遭遇しているので、そんなに
驚かなくなっていることが、
かえって怖いのだけれど。

寝室で寝て居ない人、
そのケースが多々あること。

BS朝日「ウチ、断捨離しました!」
で訪問するご家庭、最初に浮かぶ疑問は、

いったいこの人は
どこに寝ているのだろう…
なのですから。
https://www.bs-asahi.co.jp/danshari/

寝室で寝ていない理由
寝室で寝られない理由

それは言うまでもなく、
寝室がモノに乗っ取られてしまったから。

リビングのソファの上で。
リビングの横のタンスが
林立する小さな和室で。
リビングの床の上で。

そんなところに寝ているのです。

寝室がモノに乗っ取られて
しまった理由は、大抵の場合、
本来始末をつけるべきはずのモノが、
そこに棄て置かれたということ。

要するに、寝室が
ゴミステーションと化しているのです。

そう、家の中に
ゴミステーションがあるととっても便利。

24時間いつでもゴミ出しOK!
面倒な分別不要!

こんな楽チンなことは
ありませんからね。

けれど、その楽チンと引き換えに、
自分に最悪な睡眠環境を強いている。

この事実に気づかないでいることの方が、
実は、とっても恐ろしい。

なぜなら、自分自身を慈しむ感性を
まったく失ってしまっている証拠だから。

思考停止
感覚麻痺
感性鈍化

これが、モノ溢れ、情報溢れの今を生きる
私たちの三大生活習慣病の症状なんですね。

さあ、「寝覚月(ねざめづき)」、
あなたは、どんな空間で、
どんな有様で、寝ているのか、
どうぞ、よくよく振り返って下さいね。

それでは、今日もごきげんさまにて。

やましたひでこ

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◎編集後記
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「本を読みながら寝落ちする」が
コンセプトの「泊まれる本屋」に
昨日宿泊しました。

寝る時も、きちんと自分を
おもてなししてあげることって
大事だなあと思う反面、

寝るのが勿体無いほど面白い
本や映画に出会ってしまうと、
睡眠環境なんて二の次で
睡魔との闘いに挑戦したくなります。

夜が長いこの季節。
「寝る空間」と上手に付き合いですね。

宮永笑子

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

やましたひでこ

クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒

 

学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。

断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。

全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。

処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。

 

 

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