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2019/06/21(金)

【小松易】自分自身の「ノイズ」に意識を向けてみよう

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 小松易

 

こんにちは。
かたづけ士の小松易です。

気がつけば、人生で一番長い時間を
すごしたのが東京になっていました。

いまから20年以上前のこと、
「数寄屋橋」や「上石神井」が読めなくて
会社の後輩に笑われた日々が懐かしい。

地方では車移動が普通でしたが、
電車に乗る機会がめっきり増えた東京で
すごく気になることがありました。

それは車内で携帯電話を
大声で通話する人でした。

LINEなどを使うスマホの時代には
あまり遭遇しなくなりましたが、
当時はまだまだ「迷惑通話」が
蔓延していた時代。

中には自宅にいるかのごとく
延々と楽しそうに話を続ける人には、
ついパンチ!を食らわせる、
ことはできないので(笑)
ムカムカした感情を押さえながら
その通話をじっと聞いていたものです。

先日コーチング界の第一人者である
本間正人先生にお会いする機会がありました。

メチャクチャためになって、笑いがある
講演のお手本のような語りの中で、
本間先生はこう明快に定義しました。

「ノイズとは、
 不特定多数に向けて発せられる音」

ノイズには受け取りたくないのに
受け取らざるを得ない人が存在します。

電車内の迷惑通話は、
話している人は無自覚、無頓着。

しかも通話の相手にとっても
まったく普通の会話であり、
ノイズではないはずです。

ところが車内にいる私にとっては
完全にノイズ。

なぜなら、聞きたくない音を、
無理やり聞くことになるからです。

でも本当に通話の相手にとっても
まったくノイズではないのだろうか
と自問した瞬間に、

これはコミュニケーションの
問題になることに気がつきます。

私のお笑いの師匠 三好秀典さん
に以前こう言われました。

「本当のコミュニケーション力とは、
 自分の言いたいことを
 相手が聞きたいことに変換できる力です」

社内研修で時々、
社員に上手く伝えた気でいても
全く伝わらないことがあります。

まさに「自己満足」でしゃべっていて、
しかも、自分ではそれに気づいていない状態です。

振り返りの際に、つい社員の理解力不足や
聞く態度のせいに責任転嫁することがありました。

でもそれは明らかに、
講師として力不足だったのです。

迷惑通話を非難していたかつての自分が
研修中に無意識に「ノイズ」を発したときに
相手の耳にシャッターが下りてしまう。

三好さんの言葉とは反対に
「残念なコミュニケーション」
になっているのです。

「残念なコミュニケーション力とは、
 相手の聞きたいことを
 自分が言いたいことに変換する力」

なのかもしれません。

片づけで出た「自分が着ない洋服」を
良かれと思って人にあげる。

これも一種の「モノのノイズ」
である可能性を孕んでいます。

「ほしい」と本気で言ってくれるなら、
あげるのは一つの手段。

実際その見極めは結構むずかしいけれど、
少なくとも相手の声にはしっかりと
耳を傾けたいものです。

今週はもしかしたら発しているかもしれない、
自分自身の「ノイズ」に意識を向けて
みましょう。

いつもあなたを応援しています!

小松易

◆かたづけを通して人生を変えるコンサルティング
「スッキリ・ラボ」のホームページ
https://sukkirilab.com/

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◎編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━

先日街を歩いていると
向こうからやってきた人が
一人で大笑いしながら通り過ぎました。

少し不思議に思って見ると、
その方はワイヤレスのイヤホンで
誰かとお話していたようでした。

何かに夢中になっていると
自分自身のノイズに気がつかないこと、
よくありそうですね。
私も気をつけます…!

宮永笑子

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この記事の執筆者について

 

小松易

日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表

大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。

著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。

 

 

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