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2019/04/25(木)
【やましたひでこ】最適化という車の両輪
カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー
おはようございます。
断捨離のやましたひでこです。
4月25日、木曜日。
<旧暦弥生二十一日>
モノと向き合い、
モノを通して自分自身を探訪していく。
空間全体を見渡して、
自分自身に快適な環境を提供していく。
モノ軸思考から自分軸思考へ。
モノ軸思考から空間軸思考へ。
モノの要・不要を自分自身に
問いかけていくこと。
最適な空間を自分自身に
提供していくこと。
つまり、断捨離とは、
自分自身の取り戻しをしながら、
自分自身の環境を整えていき、
その環境を整えていくことによって、
自分自身を慈しみ育んでいく。
関係性の最適化
環境の最適化
この二つが、
まるで車の両輪となって、
人生をドロ沼から抜け出させ、
人生を前へ前へと推し進め
展開させてくれるのです。
それをモノを捨てていくことで
可能にしてくれるのが、
断捨離の断捨離たる由縁。
なんて、解説すると、
いったいどういうこと?
と、思われかもしれませんね。
過日、BS朝日
「ウチ、断捨離しました!」
に登場して下さった知子さん、
4月17日放送「時が止まった家」の例は、
まさにそのプロセスを追った
ドキュメントだったでしょう。
5ヶ月前、初めて訪問した時の
知子さんの家の悲惨な有様。
惨憺たる光景が展開している
家には慣れているので、
そのことで驚くことは
あまりないのだけれど。
驚いたのは、彼女が
自分自身の身体感覚を
すっかり失っていたこと。
そして、感情が無反応だったこと。
とても 人が眠るような場所とはいえない、
大量の衣類がうず高く積まれ
乱れきった寝室で、
「ここでよく眠れますか?」
という私の問いに、
彼女は、こう答えた。
「目をつぶってしまえば見えませんから」
この言葉こそ、
その時の彼女の人生の姿。
辛く苦しい出来事に対して、
目を閉じることで、見てみないふりをして、
気づかないふりをすることによって、
自分を守っていたのです。
でも、どうでしょう?
私たちの感覚は、視覚だけでは
ありませんよね。
乱れたモノがつねに
発しているはずの雑音<聴覚>。
淀んだ部屋のガビ臭い
空気の匂いと味<嗅覚/味覚>。
そして、肌を包み込んでいる
空間のざらつき<触覚>。
たとえ、目をつぶって凌いだとしても、
そんな住まいが容赦なく知子さんの
身体と心を蝕んでいたことには違いないのです。
さあ、目を開いて、
この有様としっかり向き合って、
自分を虐める空間から
脱出していかなくてはなりません。
それを、見事に断捨離で
やってのけた知子さん。
(この回「時が止まった家」の再放送は、
5月1日(水)よる21時から。
どうぞ、ご覧下さい。)
詳細こはこちら
https://www.bs-asahi.co.jp/danshari/
それでも、私は
大いに危惧しております。
モノに埋もれて
自分を見失ってしまった人は、
決して知子さんだけではないことに。
これは、なにも知子さんに
限ったことではないことに。
私たちがモノ軸思考である限り、
もちろん、この私も含めて、
知子さんと同じような出来事が、
いつ何時、自分の身に起こるかも
しれないのですから。
どうか、手遅れにならない前に、
あなたも断捨離を。
人生をあきらめからか
脱却させていくのが断捨離なのですから。
それでは、今日もごきげんさまにて。
やましたひでこ
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◎編集後記
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僕も狭い家(ワンルーム)に住んでた頃は
モノに埋もれていました。
散らかっているわけではありませんが、
家が狭いせいか、すぐにモノで
溢れてしまうんですよね。
モノの量と部屋の大きさが
合っていないといいましょうか…
今は少し広い家に引っ越し、
モノの量と広さが丁度いい感じです。
空間の広さも大事なんですね。
吉川広典
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この記事の執筆者について
やましたひでこ
クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒
学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。
断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。
全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。
処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。
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