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2018/12/26(水)

【川畑のぶこ】QA.夫の暴言が辛いです。

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアさせていただきます。

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Q.夫の暴言が辛いです。

夫の暴言が辛いです。
夫は場面緘黙(※)があり、
恐らく発達障害もあります。

話をした時、
夫の耳に聞こえる単語だけを拾って、
勝手につなぎ合わせて、
勝手な解釈をするので、
私が言いたいことは
まず100パーセント一度では伝わりません。

その為に口喧嘩もしょっちゅうでした。

これしてもらえないかな?とお願いすると、
突然キレて怒鳴ったりします。

子ども達は中学生以上ですが、
それでもやはり、喧嘩を聞かせたり、
見せるのは虐待、と知ってからは、
メールで夫とやり取りしますが、

夫の内容は、常に、

「お前がおかしい。病気だ。
 大丈夫か?お前がおかしいから
 子ども達もおかしくなったんだ」

など、私の家事や行動批判で、

「お前はおかしいから俺の言う通りにしろ」

と、私を何とかして服従させたいんだな、
と気づきました。

夫からのメールにビクビクし、
内容を読むといつも嫌な気分を味わう、
この繰り返しこそ、夫の狙いなのかも
しれないと気づき、とりあえず
トークルームを削除しました。

これからまだまだ学費がかかるので、
経済的な事を考え、夫はお金をくれる人、
と割り切って、なるべく顔を合わせないようにして
日々を過ごしています。

夫は今は借金は無いようで、
元々何も悪い事してなかったかのように、
私の事だけ悪く言い、
記録にも残しているんだそうです。

首を絞められたり、
マンションの上階のベランダから
「飛び降りろ」と
突き落とされそうになった事はありますが、
今はそこまで酷くはなくて、
私の言動、行動を強制、
支配しようとする暴言だけです。

私は家事が得意では無いので、
言われて腹は立つし、
心の底から嫌になりますが、
もっとできる人なら言われないのかな、
と思ったりもします。

考えてしまうと具合悪くなってしまうので、
考えないようにしているのですが、
家が「休める場所」ではないのが辛いです。

※場面緘黙(ばめんかんもく)
家庭や慣れた場所など以外での
特定の場面で長期にわたり、
人と話さないこと

【アラフィー・40代・看護師】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

ご主人からの身体的、また精神的
暴力に耐えて頑張ってこられている
アラフィーさんのお姿が浮かびます。

医療者であればこそ、相手の病理を
理解し寄り添おうとする献身的な
姿勢をお持ちなのではないでしょうか。

同時に、このような状況を受け入れられ
なかったり、改善できなかったりするのは、
医療者としても、人としても自分が
いたらないからではないか、と
どこかでご自身を責めていらっしゃるの
ではないでしょうか。

まず、ご主人の発達障害や暴力に
関しては、アラフィーさんの言動が
トリガーになることはあるでしょうが、
根本的な原因ではありません。

ですので、ご主人の言動にアラフィーさんが
責任を取ることはできないということを
明確に自覚されると良いと思います。

背負い込めば背負いこむほど、
苦しみは増します。

暴力を日常的に振るう者の特徴に
暴力の原因を相手に帰属させ、己の
暴力を正当化することがあります。

「お前が悪いのだから、お前が暴力を
受けるのは当然の報いだ。」という
立場ですね。

献身的な相手であればあるほど、
良心につけこまれ、罪悪感を刺激され
る=暴力が遷延する、という悪循環が
起きてしまいます。

ですので、このような相手には
勇気をもってNOを言う強さが必要に
なります。

子どものために我慢するのだと主張される
方も多いですが、母親に暴力を振るう父、
それに耐え続ける母を長期にわたり
観察させることの方が悪影響です。

とありますが、首を絞める、ベランダから
突き落とされそうになるなどは殺傷行為で
刑事事件に該当する犯罪です。

通報はされましたか?それとも世間体や
家庭内の波風を立てないこと、たとえば、
子どもに犯罪者の父親を持たせないための
配慮などをして通報を控えましたか?

今はそこまで酷くはなくて、
言動、行動を強制、支配しようとする
暴言だけとおっしゃいますが、
これも立派な暴力です。

これらの行為は経済支援を受けるために
我慢する価値のあることではありません。

この状況に耐え続けることは奴隷のように
捕らわれの身でい続けることを選択して
いるのと一緒です。

お金のために命や健康を失っては
いけないのです。

子どもたちに、暴力を振るうこと、
それに耐えることを観察させ、学習させ、
模倣させてはいけないのです。

相手の暴力は自分が変わればなおると
思っているかもしれませんが、
残念ながら重症化しているケースでは、
よほど相手に暴力をやめたい意思がない限り、
それは難しいですし、
たとえ意思があったとしても
なかなか改善しないことが多いです。

暴力に対する基本姿勢は耐えることではなく、
NOということです。

ただし、暴力にNOということで、
さらに相手の暴力が増えるのなら、
それを恐れて言いたいことも
言えなくなるのなら、解決策は唯一、
その暴力からただ離れること。

また、その決断の勇気を持つことです。
「対峙する」のではなく、「離れる」のです。

このような問題は
一人で解決できることではありません。

今回、このように
ご相談してきてくださった勇気は
素晴らしいことだと思います。

暴力問題にサポートの拡充は必須です。
第三者を巻き込むことは、自身の状況を
客観的に冷静に見つめる機会ですし、
ご主人にとっても同じでしょう。

身体的暴力があれば警察を巻き込むのも
そのひとつですが、現状ハードルが
高いと思われているなら、
まずは配偶者暴力相談支援センターに
相談してみてください。

アラフィーさんの状況を理解し、
健全に立ち直るための知恵とサポートが
得られるでしょう。

http://www.gender.go.jp/policy/no_violence/e-vaw/soudankikan/01.html

アラフィーさんの勇気を応援しています!

– 川畑のぶこ

PS 川畑のぶこへの質問・ご相談は、
こちらから。

https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

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◎編集後記
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最近お腹の肉が気になっているので
筋肉をつけようとトレーニングを
しているのですが…

筋肉のプロから、
「腹筋を鍛えるプランク以外にも
 上半身も鍛えたほうが良い」
というアドバイスいただいたので
腕立てもメニューに追加しました♪

腕も筋肉痛になりはじめ、
いい感じです^^

吉川広典

PS
理想の人間関係と理想のライフスタイルの
両方を同時に手に入れる方法をお伝えします。

http://123direct.jp/tracking/cr/56vs9Wwz/1234567890/1234567890?cap=MAIL

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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