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2018/12/25(火)

【千場ひろこ】あるべきようは…

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 千場ひろこ

 

FROM 千場ひろこ

ごきげんさまです。
「暮らしの哲学」研究会の
千場ひろこです。

京都は洛西に
「京の奥座敷」とも評される、
四季折々の自然と寺社仏閣の
美しい高雄という山里があります。

先だって、
高雄にある名刹、
高山寺(こうさんじ)に
用事で出かけました。

鳥獣戯画が有名ですね。

開山は奈良時代ですが、
鎌倉時代前期の僧、『夢記』で知られる、
華厳宗中興の祖・明恵上人のお寺です。

崖のヘリに建つ国宝・石水院からの
冬枯れの木々のキーンと
凍てつく透明な景色には
12年前に訪れた時と
変わらぬ静寂がありました。

しかし、自分の内面は少しだけ
大人になったようで!?

以前は、お寺の名物?であるところの、
鳥獣戯画と子犬の木像に、
ばかり気を取られていましたが。
(もちろん、今見ても可愛いんですけどね)

今回改めて出会うことができたのが、
明恵上人の「あるべきようは」という
ありがたい言葉。

『人は阿留辺畿夜宇和(あるべきようは)

 の七文字を持(たも)つべきなり。

 僧は僧のあるべきよう、

 俗は俗のあるべきようなり。

 乃至(ないし)帝王は帝王のあるべきよう、

 臣下は臣下のあるべきようなり。

 このあるべきようを背くゆえに一切悪しきなり。』

もちろん、この言葉が語られるには、
そうした当時の時代背景が
あるようなのですが。

その内奥にある本義というのを、
心理学者の泰斗であり、
明恵上人の研究でも知られる
河合隼雄はこう語っています。

――ー

「あるべきようわ」は、
日本人好みの「あるがままに」
というのでもなく、
また「あるべきように」でもない。

時により事により、
その時その場において
「あるべきようは何か」と問いかけ、
その答えを生きようとする
(『明恵 夢を生きる』講談社+α文庫」)

―――

これは…断捨離で言うところの、
「自在軸」とも相通じるような…。

「そのまんまの自分」というわけでもなく。
「こうすべきなんだ」という外側の観念を
そのまま取り入れるでもなく。

胸に手を当て問いかけるような感覚。

「どうあれば自分にとって、周りにとってよい?」
「どうあれば、しっくりくる?」
「そもそも自分は、どうありたい?」

と同時に。

これ、断捨離で自分の持ち物の
取捨選択をしたり、
しまう場所を考える時に、

「本当に必要? 相応しい? 心地いい?」
「あなた(そのモノ)はどこに居たい? 居るべき?」
「そもそもどんな家に住みたい?」

と問いかけることとも似ていて。

大切なのはこの「問いかけ」という
ベクトルを内側に持っていく
意識・感覚なんだろうな、と。

「阿留辺畿夜宇和」の七文字と
「断捨離」の三文字に
改めて教えてもらったような気がしました。

というお話で、
今年の千場のメルマガはおしまいです。
一年間、お世話になりました。
また、来年、お会いしましょうね。

では、上に習って漢字四文字で。

今後とも「夜露死苦」!

【先週ダンシャッたモノ】
子供服
(お下がりには厳しそうな状態のもの笑)

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◎編集後記
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人生初の岩盤浴に
行ってきました。

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もうこれは
リピート確定ですw

吉川広典

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What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

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