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2018/11/28(水)

【 川畑のぶこ】 QA:引きこもりがちな息子について

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアさせていただきます。

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Q.引きこもりがちな息子について

いつも川畑先生のメルマガを拝見して、
参考にさせて頂いております。

本日ご相談させて頂きたいのは、
27歳になる長男の事です。

息子が発達障害なのか、
精神障害なのか、鬱なのか、
それとも何か心の病気なのか…
何処で受診したらいいのかが
分からないまま、時間だけが
流れて行きます。

大学中退後、3年間引きこもりでしたが、
もう一度挑戦したいと申しまして、
遠回りしましたが志望校に合格し
今度こそ頑張ってくれると思いました。

それでも途中で大学へ行かなくなり、
中退しろ、と主人が言うと、
泣きながら卒業したいと申します。

その頃受けさせていた
カウンセリングの先生からは、
本人が9歳の時から中学生の間に
受けた壮絶ないじめがトラウマとなり、
それが今現在の人間関係構築にも
影響を及ぼしている事。

その過去に遡ってその時の
彼の心を解きほぐす事から始めなければ、
先へ進む事が出来ないので、
少し時間はかかるが、確実に
好転しているから信じてあげてほしい。

つい最近も、誰も居ない公園で、
今までにない位に20分くらい大泣きした。

どうして何をやっても続かないのか?
このままではいけない…という事を
誰よりも本人が感じ、悩み、苦しみ、
自分を責めている。

時間はかかるが、家族の愛情が
一番の治療薬です。と言われました。

留年しながら今も大学へ行っておりますが、
毎日毎日ゲームばかりしており、
私自身が精神的に参っております。

息子は私の言動で、
心が壊れてしまった。

鬱ならどんなに楽かわからない、と申します。
カウンセリングの先生の言葉を信じながらも
心の中で息子を責め続け、
傷つけて息子の芽を摘んでしまったのは
他ならない私なのだ…
と毎日自分を責めております。

どうぞアドバイスを
よろしくお願い致します。

【ナム・50代・会社員】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

27歳の息子が学校へ行かずに
毎日ゲームばかりしているところを
目にするのは親として辛いことですね。

もちろん、いちばん辛いのは
息子さんご本人ですが、母親にとって
愛する我が子が苦しむのを目の当たりに
していれば親もやがて心理的に病んで
いくことがあります。

そのような意味からも、
家族は第二の患者のような
ものでもあります。

息子さんは怠慢だったりやる気が
ないのではなく、やる気を出したくても
出せない状態にいるのでしょう。

トラウマというのは、このような状況を
生み出すものです。

いじめの被害者であれば、おそらく
「自分は自分のままではいけない」という
無意識の強い刷り込みがされているでしょう。

そうであれば、彼が、自分は自分のままで
良いと肯定できるような安全で安心な
場を確保するのは何よりも重要になってきます。

このことを家族が深く理解し、温かく見守る
ことは大きな課題となるでしょう。

他人との比較から、普通に大学に行って
普通に大学を卒業して、普通に就職してほしい
というのは親の願いかもしれませんが、
ときとしてその姿勢が、普通でない自分は
ダメで受け入れられないという気持ちを
強化させてしまいます。

「大学に行けば(卒業すれば)安心」という
メッセージが伝わるのは逆効果かもしれません。

そうではなく、愛するあなたが辛いことが
ナムさんにも辛いということ、
大学に行こうが行くまいが、
周囲がどう言おうが、
ナムさんにとって息子さんは
唯一無二の大切な存在で、
息子さんが息子さんらしく
幸せに生きてくれればよい。

そのためにナムさんも支援する
というメッセージが伝わることが
大事ではないかと思います。

幸い、信頼できるカウンセラーが
いるようですので、カウンセリングを
トラウマケアを続けつつ、彼なりのペースや
タイミングで前進するのを待つのも
大事かと思います。

ただし、カウンセリングだけでなく、
精神科にも相談に行かれるのが良いでしょう。

神経学的な問題で、薬物療法が
功を奏することが多々ありますし、
正確な診断と治療やケアを受けることは、
息子さんの苦しみの低減につながるでしょう。

また、精神科などには、サポートグループ
という、同じ状況の者同士があつまり、
語り合う場などの情報なども提供して
くれることが多いので、そのような
場を活用することもお勧めします。

息子さんが、苦しいのは自分一人ではなく
自分の状況を理解してくれる人がいると
感じられることは重要です。

このような絆は癒しを促進させるでしょう。
いきなり精神科を受診させるのに抵抗があるなら、
まずは市町村の福祉課に相談するのも
良いでしょう。

抱え込まずに、サポートの輪をどんどん
ひろげてください。

– 川畑のぶこ

PS 川畑のぶこへの質問・ご相談は、
こちらから。

https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

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◎編集後記
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2025年、大阪万博の開催が
決定しましたね。

大阪に住む僕にとっても、
嬉しい限りです^^

鉄道や道路など
交通網が便利になりますしね♪

この万博は新しい技術を
披露するイベントとして
利用されているようです。

ちなみに1970年の大阪万博では、

・ファミリーレストラン
・ワイヤレステレフォン
・電気自動車
・動く歩道

などなど、今では
あたりまえなものばかりですね。

次はどんなものが登場するのか
楽しみです♪

吉川広典

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2018年秋冬バージョンの先行予約の
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What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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