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2018/10/03(水)
【川畑のぶこ】QA:息子のアトピーと面倒くさがりについて
カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ
水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアさせていただきます。
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Q:息子のアトピーと面倒くさがりについて
いつも皆さんのメルマガ
読ませてもらってます
今日は息子のアトピーと
面倒くさがりについて相談します。
生まれてすぐアトピーと
診断され今小4ですが今年の夏から
酷くなってきて薬を塗ろうとしても
嫌がって塗らしてくれなかったり
宿題も出来るのに面倒くさいと言って
やりません。歯磨きなどもです。
去年の夏はプールに
入れるくらいキレイでした。
2学期の始業式に宿題をやってないからと
学校に行きたくないと言って
手が付けられなくて休ませました。
その日の夕方学校の先生と話した所
怠学だと困ると言われて
しばらく様子を見ることになり
その後学校は休んでません。
なんでも面倒くさいと言うのが
気になり声掛けなどいい方法が
あったら教えてください
よろしくお願いします
【さとっち・40代・パート】
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A:FROM:川畑のぶこ
息子さんのアトピー、大変ですね。
私自身も生まれた時から
アトピーを持っており、今では
かなり改善されたものの、ストレスや
睡眠不足などがあるとかゆみが出るので
その辛さがよくわかります。
また、息子さんの何もやりたくなくなる
気持ちも、よぉーく!わかります!
歩いたり動いたりするだけで、
体のあちこちがピリピリ痛かったり
痒かったり、皮膚が破れて滲出液が
出たりするともう、動きたくなくって
しまうのですね。
とくに夏は、温もることによって
病変部の真皮から誘導されるアーテミンと
呼ばれる神経栄養因子
(正常な皮膚には認められない)
が痒みを引き起こしますから、
悪化しがちです。
皮膚が悪化すると、見た目にも、
周囲から「醜い」「気持ち悪い」とか
と思われるだろうと、人目も避けて
内にこもりたくなります。
もともと積極的だった人が、
アトピーが悪化するにつれて消極的に
なるのはよくあります。
彼らは決して不真面目さから怠けて
いるのではなく、心身の痛みや
苦しみを回避しようとして
必死なのです。
アトピーの患者さんの中には、
周囲の理解が得られず、孤立無援状態
に陥って、だんだん引きこもり、
やがてうつを発症する人も多くいます。
あまり知られていませんが、
アトピーとうつ病は相関関係に
あることが明らかにされています。
皮膚の炎症ばかりに目が行きがち
ですが、多くの患者さんが
そのストレスから心も消耗して
いるのです。
痒み、痛み、見た目、どんなに
一生懸命取り組んでも功を奏さない
どころか、むしろ悪化していく
ステロイド治療、周囲の無理解…
気分が重くなることのオンパレードです。
周囲からも「(たかが)皮膚病
でしょ」と軽く見られがちで、
問題を助長していますが、
さらなる問題は、本人も
そのような周囲の価値観の影響も受けて、
「皮膚病ごときで悩んでいるなんてダメだ」
と、辛がる己にダメ出しをして自責感を
募らせてしまうことです。
これは負の連鎖です。
アトピーは症状によっては、
皮膚の治療だけでなく、メンタル
ケアがとても重要になります。
成人や青少年では自殺念慮(死んで
しまいたい死にたいと思う気持ち)が
多いこともわかっていますから、
そのリスクを決して過少視しては
いけません。
さとっちさんの息子さんの場合、
歯も磨きもおっくうになってきて
いるとのこと。
朝もなかなか起きられないということは
ありませんか?
もしそうであれば、うつの可能性も
考えて、早めにメンタルクリニックなど
を受診することをお勧めします。
うつ病の患者さんに「がんばれ!」
とか「怠けている」などといった
アプローチは誤りで逆効果ですので
注意してください。
彼らは怠けていません。
彼らに必要なのは、頑張るための激励
ではなく、苦しみの理解です。
息子さんの身体面のみならず、
心理社会面も含めて、
学校と医療と家庭とが連携して
彼をサポートしていくことが大事です。
標準的な治療のみならず、
代替補完医療や統合医療的なアプローチも
存在しますから、息子さんに合う
治療をぜひ検討されてください。
統合医療施設で、私が定期的に
アトピー患者さんにカウンセリングを
行っている医療機関の
URLも掲載しておきますのでご参考に
されてください。
– 川畑のぶこ
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◎編集後記
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最近すっかり涼しくなってきましたね。
つい先週までは半袖でよかったに
夜は長袖じゃないと寒いくらいです。
早めに冬服を用意しようと
バイク用のジャケットを新調しました。
おデブなバイク乗りなんてみっともないから
すらっとしたスリムタイプ♪
まだ袖を通してないのでわからないのですが、
きっとパンパンなはずw
(僕自身がスリムにならなければ…)
1ヶ月以内にお腹を引っ込めたいです><
吉川広典
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What’s danshari ? Let’s danshari ! Viva danshari ♪
この記事の執筆者について
川畑 のぶこ
心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー
東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。
2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。
「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。
断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等
所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等
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