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2018/05/30(水)

【川畑のぶこ】QA:どうすれば今を楽しく生きられるでしょうか?

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、 川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアさせていただきます。

―――――――――――――――――
Q:どうすれば今を楽しく生きられるでしょうか?

川畑のぶこ先生こんにちは。

いつも、先生の悩み相談参考にさせて頂いています。
他の方の質問に心が落ち着いたこともありました。

私は、大家族の長男の嫁を20年やってきました。
同居です。しかも自営業の二代目を引き継ぎ、
家族との関係がとても深く社会との繋がりは少ない方です。

義理両親は、会社では上司でもあるので、
家では嫁として、会社では部下として
顔色ばかりを伺い生きてきました。

子供の成長を心の支えに頑張ってきたのですが、
子供が大学進学で家を出ていった時に、
支えもなくなり、先が暗く見えてきて、
うつになりかけました。

ここで、断捨離メルマガから川畑先生のお話に触れ、
自分にかなり制限をかけて来たことに気がつき、
もっと自分を大切にと思うようになりました。

しかし、長年自分に制限をかけてきたくせや
環境からはなかなかぬけられません。

先日は、両親から私の実家に
連れて行ってほしいと頼まれましたが、
実家にコンプレックスがあるため、
嫌そうな顔がでてしまったのでしょう。
義理両親は怒り、いい嫁でいたかったら、
自分の感情は殺して我慢するべきだ。

いつか、自分も姑になるときがくるのだから。
私もそうやって生きてきた。
同じようにするべきだと言われました。

今までは、そうかなと思っていました。
社会より家族の繋がりが深い私にとって、
両親の言葉は絶対的でした。

でも今は、義母の考えはおかしいと思います。
これでは両親が他界するのを楽しみに
待たなければなりません。

嫌だと思っていても、離婚したり、
別居することは、
(今まで以上の生活ができそうにないので)
考えていません。

私に制限をかける両親もいるこの家庭ですが、
自分も今を楽しみながら同居をしたいと考えています。

それには、私の心の持ちようだと思うのですが、
子供の成長を支えにではなく、
今度はどのように心を持っていれば、
同居しながら今を楽しく生きられるでしょうか?

【あずき・40代・会社員】

―――――――――――――――――

A:

FROM:川畑のぶこ

あずきさんがこれまで献身的に
嫁ぎ先の家のために尽くしてきたことが
伺われます。

また、お子さんも大学進学とのことで、
ここまでの道のりを立派に乗り越えて
こられたことでしょう。

子育ては心の張り合いになり、多くの
豊かさをもたらしてくれたことと
思います。また、姑さんにとっても、
孫のケアは利害が一致するので、
どんなに時間を割いても文句を言われる
ことがないどころか、むしろ率先して
行うことを良しとされていたことでしょう。

もしかしたら、お姑さんからみたら、
いわゆる「良い嫁」の必要条件だった
かもしれませんね。

なかなか素の自分になることが許されず、
周囲に合わせてばかりの人生で、
そんな心の支えでもあったお子さんが
家を出られたのは大きな喪失感で
あったことと思います。

あずきさんにとって、これから先、
いったい何を心の支えにしていけば
良いのかわからないということは、
一見絶望的にもみえますが、実は
大きな可能性があるということでも
あります。

白紙ということは、何を描いても
良いということです。
虚無感や空虚感は新たな風が
吹き入れる前兆でもあります。

今までの価値観を捨てて、
新たに前進する…今あずきさんは
そんな未来のほんの一歩手前に
立っていらっしゃるのですね。

そのようなときに、不安や
ちょっとした恐れを感じるのは
適切な反応です。

人間は誰でも新しいことにチャレンジする
ときというのは、不安や恐れを
感じたるものです。

それでも、あずきさんの心の声が

「義理の親の言いなりになるのは
違う。自分の人生を生きるのだ。」

と叫んでいるのであれば、
その声に忠実に、不安を乗り越えて
新たな一歩を歩んでみてください。

そのために必ずしも別居や離婚は
必要ありません。

むしろ、家族がどのように反応しようが
それに動じなくなることのほうが大切です。

これは相手の理不尽な言動に耐える
ということではありません。
相手の言動は相手自身の問題から
生じていることがほとんどです。

「私は彼らの言動の単なるトリガーでしか
なく、問題の種なわけではない」
ということを知るということです。

たとえば、実家にコンプレックスがあるから
義父母を連れて行きたくないという
姿勢を、姑さんは「自分たちに
敬意がない」と受け止めたのでしょうが、
そのような受け止め方は相手の問題です。

もちろん、あずきさんがその誤解を
解くための率直なコミュニケーションを
することも可能ですね。

たとえば、

「お連れしたいのですが、
実家がお義母さんたちをお招き
できるような家ではなく、
恥ずかしく思っています」

など。

このことで
問題は義父母ではなく自分のことと
いうことも伝わるでしょうし、
むしろ相手に敬意を払っていることが
伝わるでしょう。

あずきさんが家族ともうまく
やりながら、自分の人生も
より豊かに楽しみたいとお望みなら、
スモールステップを踏んでいけば
良いと思います。

誰にも迷惑をかけずに、あずきさんが
喜びを感じられることはありますか?
例えば、気の置けない仲間とのお茶や
お食事の時間だったり、芸術鑑賞だったり、
読書だったり、土いじりだったり、
まずはそれらをイメージし、
リストアップしてみることをお勧めします。

今現在、ご自身が喜びを感じられる
ものが思いつかないのであれば、
あずきさんが嫁ぐ前に持っていた
喜びでも結構です。

そして、実際に取り組めることから
着手し始めてみてください。

実行のためには、あずきさんがご自身に
「喜びを得て良い」という許可を
与えることが肝心です。

「私は幸せを体験するために生きている。
人生の大切な仕事に取り組むのだ。」

と、心に決めて取り組んでみてください。

このリストは常に更新する意図で
念頭に置いておくと良いです。

また、あずきさんの喜びをサポートして
くれる人とのコミュニケーションも
大切にされてみてください。

何が悪いかではなく、何が良いかに
注意を注げるようになると、
自然と心のエネルギーは充電してきます。
すると、今まで気になっていたことが小さく
思えてきたりもします。

お姑さんは残念ながらそのような
生き方を学ぶチャンスが無かったので、
自分が教わり努力してきた通りにしか
お嫁さんに生き方を提示できなかったのだ
ということも、慈悲心を持って理解
できるようになるかもしれません。

犠牲者になることなく、相手を理解する
ことができるようになったたときに、
はじめて真の癒しが訪れるのかもしれませんね。

– 川畑のぶこ

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◎編集後記
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あなたは自分の部屋の気って
感じたことありますか?

最近、部屋の感じが変わった気がします。
見た目ではなく、すがすがしい感じです。

以前は、家に帰った瞬間、
ムワッとした少し湿度が高いような
部屋の空気を感じていたのですが、
ここ最近は、スーッとしていて
ひんやりしています。

例えるなら、
森に来た時のあのヒンヤリ感です。
(観葉植物から発せられる気なんでしょうかね?)

やましたさんいわく、
部屋の気をカラダが感じているのだそうです。

家にいるだけで、
なんだか嬉しくなってます♪

吉川広典

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What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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