断捨離®の著者、やましたひでこの公式サイト

FROM　千場ひろこ

ごきげんさまです。
「暮らしの哲学」研究会の
千場ひろこです。

「千場さーん、あとで家に寄ってなー。
今、断捨離してて。食器もうてくれへんか？」

朝、近所のOさんから
思いがけず声をかけられました。

私の仕事のことを何もご存知ない方から
「ダンシャリ」
と言われると、大変ドキっとするものです（笑）

暑すぎず、涼しすぎずの気候は、
皆の断捨離マインドを刺激するようで。

我が家に限らず、あの友人も
このご近所さんも、
そしてメルマガで繋がっているあなたも
やる気モードにさせてくれるようで。

と言っても、
生来のメンドクサガールの千場は。
（ガールって歳でもないけどさ）

そんな、気候がいいからって
ホイホイ気軽に断捨離に勤しむ、
なんて限らず。

物置状態の仕事部屋を平気で
ほっぽっておいて、
「気候がいいならお出かけしよう♪」
となりがちなのであります。

じゃあ、そんな千場が
なぜ今年はやる気になったか。

そこには2人の芸術家の言葉、
そして生き様に触発されたから。

つい先週の土曜から
アサヒビール大山崎山荘美術館にて
ボタニカルなテキスタイルのデザインで知られる
ウィリアム・モリス（英国の芸術家・思想家）の
展覧会がスタートしましたね。
https://www.asahibeer-oyamazaki.com/tokubetu/38588/

もともとモリスのテキスタイルが好きなので
これは是非とも、と思っておりますが。

捨て置けなかったのは、
そのチラシに引用されていた
著書からの一行でした。

「役に立たないものや、美しいと思わないものを、
家においてはならない」ーー「生活の美」（1880年）

この言葉が、ものすごい迫力を持って、
私の心の隙間に飛び込んできました。

というのも…これと真逆と言っていい状態の我が家。

ゴミ・ガラクタだらけ？

いや、なんていうかなー、
そこそこ使える、そこそこ小綺麗
なんてものが多いんですね。

洗練された美意識と、
確固たる思想に裏打ちされた
芸術家の言葉には。

単なるシンプルライフ志向を
超えた重みがあります。

とはいえ現代社会に生きる私たちの多くは、
ゴミ・ガラクタの海から這いださなければ
その境地には至らないのですから。

「捨てて開運」でもなんでも、
やる気を触発してくれるものは
まずは使ってナンボとは思いますがね。

私たちと同じ人間でも、モリスのような境地で
生活している人がいる（いた）ということ。

せめて「いいえ、自分の暮らしには無関係」
とは思わないでいようかと。

そしてまた、蔵書の整理をしていた際に。
昔の雑誌に載っていた
もう一人のアーティストの生き様からも
刺激を受けました。

それはまた、次週にでも。

【先週ダンシャッたモノ】
黄ばんでしまい、着なくなっていた道着

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◎編集後記
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人からもらったモノって
自分で買ったモノより捨てにくいですよね。

僕の家にももらったけど
捨てにくくて取ってあるものがあります。
それは、従兄弟からもらったスニーカー、、
なんか申し訳なくて…

そりゃ僕自身、スニーカー好きですけど、
他の人の履いたスニーカーは要らないですよね。

よし！家に帰ったら捨てよう♪
（この断捨離メルマガで宣言すれば
捨てざるをおえませんからね）

吉川広典

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