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2017/03/15(水)
【川畑のぶこ】私はどう変わればいいのでしょうか?
水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、 川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアさせていただきます。
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Q:私はどう変わればいいのでしょうか?
今、人生最大級の苦しみに
直面しています。私は看護師で
もうすぐ5年目になります。
40歳を超えてから看護学校に
入ったので今はもう50歳です。
それでも子どももいませんし
頑張って働いています。
でも職場ではあまり馴染めません。
看護師になって驚いたのが、
礼儀も何もないなという事でした。
大学を出て長く会社員しか
した事がなかった私には、
目上の人に命令口調や
挨拶しても無視等がまかり通る等、
信じられない事だらけでした。
又、私のように年齢がいっていると
余計いじめの対象になるのです。
同じ事をしても仲間内なら庇い、
それ以外だと人のミスまで
被らされる日々に
すっかり疲れ果ててしまい、
退職を申し出ましたが、師長には
残って欲しいと言われます。
それはそれでありがたい事なのですが、
共に働く人達に嫌がられていては
どうにもなりません。
今回も、ミスが重なったのを機に
悪口が拡散し、有る事無い事
大変な事になっています。
理解者もいるし、
一緒に考えてくださる方もいます。
でも、そうまでして頑張らないと
いけないのかと、気力が出ないのです。
因みに母は癌で多数転移があり、
心身ともに疲れていてミスを起こした
という背景はあります。
主人は、私の考え方に原因があるので、
職場を変わっても同じ事だと退職には
反対です。
私はどう変わるべきなのでしょうか?
【サチ・50歳・看護師】
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A:
FROM 川畑のぶこ
40歳から看護学校に通い、
現役の看護師として活躍して
いらっしゃるとのこと。
お母様が闘病中とのことで、
そのような大変な中で
よく頑張っていらっしゃいますね。
サチさんが努力家であることが
伝わります。
職場で命令口調や無視など
礼儀に欠いた行動が横行し、
いじめもあるとのこと。
過酷な職場環境であることが
伺えます。
確かに、医療現場は一般的な
会社組織とは質が全く違うと思います。
ただし、
看護師や医療従事者全員が
礼儀を欠いており、
相手の人権を傷つけるような
行動をする人々かといえば、
それは違うでしょう。
それが会社であれ、
医療現場であれ、少なからず
その組織の文化や所属する職員の
カラーがあると思いますし、
職場環境を職業でひとくくりに
するのは無理があります。
ただし、人間はストレスに晒されると、
醜い言動をしがちです。
ゆえに、ストレスのかかりやすい
職場というのは、比較的醜い言動が
横行しやすいのも事実でしょう。
医療現場がストレスのかかりやすい
職場であるのは間違いないですから、
ゆとりがない現場であればあるほど、
職員同士の丁寧な言葉遣いや心遣いに
エネルギーを注げないのも事実でしょう。
大病院の救急病棟に勤務しているのか、
街中の小さな皮膚科クリニックに
勤務しているのかでも、職場の力動は
全く違うのではないでしょうか。
いじめは論外ですが、
言葉遣いに関しては、医療現場は、
効率のために短く明確な指示を
出したり出されたりする必要が
あることも多く、そのため、
尊敬語や丁寧語が端折られても
気にしない文化となっている
可能性もあるかもしれません。
極端な例ですが、緊急手術中に
「メスをこちらに渡して
いただけるでしょうか?」
といったやりとりはされません。
これは言うまでもなく、
相手を蔑んでいるわけではなく、
仕事の効率、患者のためですね。
また、目上への言葉遣いに関しても、
年が上であればオートマチックに
目上という、年功序列型の
日本企業に多い考え方もあれば、
年齢に関係なく、その仕事における
先輩が目上という考え方もあります。
医療現場では、年は若くても
キャリアのある人や立場の上の人が
目上ということも多いでしょう。
過去の職場の文化を捨てきれず、
今の職場にそれを求めると、
苦しくなることもあります。
ここは異文化交流、
とサチさんご自身が切り替える
必要もあるかもしれません。
ただし、それはいじめや精神的暴力を
我慢するということではありません。
もし、いじめやハラスメントが
日常的である場合は、今の職場の
人間関係やその医療機関独自の
空気であることも考えらます。
そのような流れは、サチさんが
ご自身に合わない職場にいるので、
ぎこちなくなって起こっている、
とも考えられるでしょう。
ただし、今の職場が合わないことが、
即、看護師が向いていないとは
言い切れません。
他の現場や他の人間との関わり合い
では、もっと能力を発揮することも
あるかもしれません。
特に、今はお母様のことで、
疲れていることもあり、
ストレスが多いことで、
ミスも多くなることも考えられます。
そうであれば、
働き方を変えてみるのも
一つではないでしょうか。
フルタイムなら、頻度を減らして
パートタイムにしてみるのも
良いかもしれません。
また、看護師を辞めなくても、
今の職場よりもタスクが
少なくて済む職場がないか
検討することも良いかもしれません。
ご自身が、別の病院や診療所で
受診するときに、
職員がどのように働いているか
観察してみるのも良いでしょう。
今、看護師は多くの場で必要と
されていますから、サチさんに
あった働き方や現場がないか、
まずは再考してみることをお勧めします。
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◎編集後記
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40歳を過ぎて今までとは
全く異なる分野へのチャレンジ。
凄いです。
自分はまだまだ甘いな、、
と痛感しました。
–青野慶子
What’s danshari ? Let’s danshari ! Viva danshari ♪
この記事の執筆者について
やましたひでこ
クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒
学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。
断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。
全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。
処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。
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