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2017/01/19(木)
【やましたひでこ】生きていれば散らかる
カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー
FROM やましたひでこ
おはようございます。
断捨離のやましたひでこです。
1月19日、木曜日。
<旧暦師走二十一日>
明日は二十四節気「大寒」。
そうですね、
「寒さここに極まれり」
といったこの時期ですが、
私は「大寒」と聞くと
「ふきのとうの天婦羅」
を連想するのです。
なんとも食いしん坊ですね。
それでも、こうは思いませんか。
もう土の中で一番に春を
受け取っているふきのとう、
この「芽吹く力」にご相伴を
しない手はないと。芽吹きの
エネルギーを有り難くいただこうと。
芽吹く力とは、いわば、目覚める力、
起き上がる力。このところ、
少しばかり朝寝坊が続く私、
なにかと仕事の「起動」に
手間どっている私には、まさに
ピッタリの滋養溢れる「ふきのとう」。
ああ、早く食べたいものです。
ところが、実は、すでにそれが実現。
先週の日曜日、今年初めての
地方講演で訪れた宮崎で初物を
ご馳走になりまして。そう、
九州宮崎の食材たちは、すっかり
春にモードチェンジしているのですね。
さてさて、この宮崎での
『断捨離』講演会。
会場いっぱいに詰めかけて
下さった方々を前に、
断捨離をお話しさせていただいて、
あらためて感じたことはこれ。
◆ブログでの報告はこちら。
『四度目の宮崎』
http://ameblo.jp/danshariblog/entry-12238469516.html
私たちは、「散らかり」
という言葉を使うけれど、そして、
目の前のいつも散らかった状態を
見ては、「もう、うんざり」
という気持ちになっているけれど。
実際、散らかることなど
生活していれば当たり前。
生きていれば散らかることは
自然なこと。
それを、散らかしてはいけない。
散らかりはいけないと思って
しまうことに問題があるのです。
つまり、散らかりを絶対悪に
貶めて<おとしめて>いるから
苦しいのであって、
私たちの生活の営みは、
散らかっては、片づく。
片づいては、散らかる。
散らかしては、片づける。
片づけては、散らかす。
その繰り返し。
もしも、散らかることがないならば、
そこは死んだ空間。
もしも、絶対に散らかしては
ならないのであれば、
そこに暮らしている人は窮屈、
決して生き生きとしていられません。
つまり、
「散らかすな!」と言うことは、
「息をするな!」と言っているのと
同じなのですね。
だから、
散らかりに目くじらを立てるよりは
(それも、特に子供に対しては)、
いかにして、散らかりという
「混乱の程度」を小さくし、
片づけという「回復の行為」を
容易にするかに焦点を合わせる
ことが大切。
そう、もちろん、ずっと
「散らかりっぱなし」という状態でも、
私たちの呼吸は損なわれてしまいますから。
ここまで書けば、賢明な読者である
あなたは、もう、おわかりですよね。
混乱の程度<散らかり>を
小さくするためには、
モノを絞り込む、モノを選びぬく。
回復の行為<片づけ>を
容易にするには、
モノを選びぬく、モノを絞り抜く。
選び抜いたモノたちを、
さらさらとした小川の流れのごとく、
その時、その都度の生活空間で
入れ替えていく。それが断捨離。
つまり、決してモノを堆積させて
溢れさせることはしないし、
堤防が決壊するような大量な
モノの流れ込みをさせない。
だとしたら、断捨離とは、
モノの流れの堰き止めの解消。
モノの流れをスムーズにすること。
つまり、生活空間の新陳代謝の促進。
なんですね。
さて、話が長くなりました。
でも、この「散らかり」への認識には、
更に次の誤解が待っているのです。
それについては、次回のメルマガで。
さあて、今日のあなたもひとつでも
余計なモノを断捨離して、
住まいをきれいな小川にして下さいね。
それでは、ごきげんさまにて。
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モノを捨てればいいことが
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◎編集後記
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つい最近、
スーパーのお惣菜コーナーで
ふきのとうの天ぷらを見つけて、
「あれ?時期早くない?」
なんて思っていたところでした。
旬は雪解けシーズン(2月とか3月あたり)
らしいので、スーパーに出ていたのも、
九州産だったのでしょうか?
だとしても、地元で味わう新鮮さには
かないませんよね。
今年の春は、新鮮なふきのとうの天ぷら、
食べてみたいな!
–青野慶子
What’s danshari ? Let’s danshari ! Viva danshari ♪
この記事の執筆者について
やましたひでこ
クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒
学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。
断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。
全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。
処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。
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