ホーム / 【小松易】「見える」詰まりと「見えない」詰まり
2016/11/04(金)
【小松易】「見える」詰まりと「見えない」詰まり
カテゴリー:メルマガバックナンバー, 小松易
FROM 小松易
こんにちは!
かたづけ士の小松易です。
9月のメルマガで扱った
このクイズ、覚えてますか?
◆クイズ◆
・□に適切な言葉を穴埋めください。
(ひらがな、漢字どちらでもOK)
片づかない原因は□□□にあり。
はい、正解は、
「詰まり」でしたね。
片づかない原因は「詰まり」にあり。
まず、詰まりの正体が何なのか、
それを見極めることが肝心です。
ちなみに、詰まりは大きく2種類に分かれます。
「見える」詰まりと「見えない」詰まり
さて、扱いやすい方は
どちらでしょうか?
もちろん、「見える」詰まりです。
当たり前ですが、
目に見えれば、特定しやすく、
対処しやすく、処理しやすい。
ですから見える詰まりの代表格は、
私たちの住まいや職場に
所狭しと居座っている
「モノ」というわけなのです。
私、かたづけ士の仕事の一つは
見える詰まりである「モノ」を
いかにして減らしたり、
適切な場所に納められるかの
お手伝いをすることになります。
ところが、「モノ」を扱っているうちに
結果、「見えない」詰まりが
取り除かれていたということが
頻繁に起こり始めました。
「机の上のモノを片づけたら、
不思議とアタマの中もスッキリした」
これなどは、その最たる例ですね。
ですから、2つの詰まり、
「見える」詰まりと「見えない」詰まり
は1セットと考えても良いのです。
さて、ある60代の社長は、
大量の本と書類が社長室に
散乱していました。
よくよく話を聴いてみると、
片づいていない書類の多くは
彼がこれまでに参加した
講演会や研修の資料やメモでした。
「社員にエッセンスを伝えたいんです」
書類だけでなく、書籍も同じでした。
もっと社員に本を読んで勉強してほしい。
若いころ苦労して、会社を起業した
その社長の正直な思いでした。
でも、書類はキチンと整理してから
回覧したいし、
本も自分でまず読んでから紹介したい。
見える詰まりは、もちろん、
大量の書類と書籍。
見えない詰まりは、
社長の社員に対する思い
そして、深い愛情です。
社員から見れば、
「社長なのに片づけられない人」
彼の思いや愛情が上手く表現されずに
空回りし、結果、溜め込まれた書類や書籍。
そこで私は社長に
「社員向けの図書コーナー」
を作ることを提案しました。
殺風景で暗いと言われていた
会議室の一角に「図書コーナー」
が誕生し、雰囲気も明るく変わりました。
社長室は大量の本の詰まりが取れて
随分とスッキリしました。
なにしろ、社長の社員への思いが
具体的に表現され、
社長の表情も変わり出しました。
「捨てられない本」
と何気なく表現した瞬間に
2つの詰まりが見えてきます。
「本」という見える詰まり、
そして、「捨てられない」
という思いの詰まり。
書店に並んでいるときは、ただの本。
ところが、お金を払って購入し、
所有された瞬間にモノに思いが
貼りつきます。
その思いがどこかの瞬間で
「詰まり」と化すことがある。
・片づかない原因は「詰まり」にあり。
・「見える」詰まりと「見えない」詰まり
が1セットになっている。
あなたの「見える」詰まりは何ですか?
それにセットの「見えない」詰まりは?
ぜひ、今週は「詰まり」という観点で
部屋や職場を眺めてみてください。
いつもあなたを応援しています!
小松易
★久々大阪でビジネス向け
「かたづけ講座」行います。
詳しくはこちらから。
↓
「かたづけで実践する
『仕事の段取り力』強化講座」
http://tinyurl.com/ht4rafl
◆かたづけを通して人生を変えるコンサルティング
「スッキリ・ラボ」のホームページ
http://www.sukkirilab.com/
PS
間違ったコミュニケーションも、
放っておくと不幸な結果を招きます。
このプログラムで早めの手当てを。
↓
http://123direct.jp/tracking/cr/ddeJkxvs/237570/18695555
━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━
本を一冊買いました。
置きっぱなしで
「見える」詰まりにならないように、
「なかなか読む時間がないー」と、
「見えない」詰まりにならないように、、
すぐ読みます!
–青野慶子
What’s danshari ? Let’s danshari ! Viva danshari ♪
この記事の執筆者について
小松易
日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表
大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。
著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。
執筆者一覧
最近の投稿