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2016/07/13(水)

【川畑のぶこ】[Q&A] 自分勝手な夫への怒りが消せません。

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、 川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアさせていただきます。

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Q: 自分勝手な夫への怒りが消せません。

結婚して43年になりますが、
夫に対してずっと「怒り」を
感じながら生活してきました。

何度か離婚も考えましたが、
家族や職場での立場を考え、
思いとどまるの繰り返しでした。

なぜ「怒り」を感じてきたか
というと、夫は自分の趣味優先で
家庭・家族を顧みず、家事・育児
を分担するという気持ちが全くなく、
共働きなのに、「なんで何もかも
私一人で」の思いに陥ることが多く、
私の不満は貯まる一方という人生
でした。

定年を迎えても変わらない夫の様子
(生き方)にうんざりしています。

この「怒り」を自分から切り離し、
快適に過ごしていきたいと思って
います。過去の出来事にとらわれ、
自分を変えようとしない私が悪い
のでしょうか?

【匿名希望・61歳・管理職】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

男女平等が唱えられる様になって
久しいですが、日本は欧米に比べて
職場での活躍機会は増えているものの、
家庭内の役割に関してはまだまだ
不平等さが目立ちますね。

フルタイムの共働きなのに、仕事が
終わってスーパーに食材を調達しに
行くのは女性、料理をするのも女性、
食事の後片付けをするのも女性、
掃除洗濯をするのも、育児や子どもの
送り迎えも女性がしているという家庭
は少なくないのではないでしょうか。

あるいは、男性が家事に参加するに
しても、比率が不公平であったり、
役割分担と言うよりは「手伝い」の
意識の人も多いように思います。

匿名さんのジェネレーションですと、
女性が社会進出・活躍する成功モデル
となって後輩たちを牽引してきたこと
と思います。草分け的先輩に助けられ
ている人が多くいることと思います。

同時に、世間がまだまだ女性に期待
してる家事や育児も、仕事と同様、
優等生で切り盛りしてきている人も
多いでしょう。

世間に「女のくせに」と言わせない様に、
男平等による両立ではなく、女性側が
両刀で完璧にこなしてきてしまっている
ケースが散見されます。

周囲からも「仕事もしっかりして、
家庭も『犠牲』にすることなく
しっかり守って立派ね」などと
「出来る女」「出来る妻」「出来る母」
の評価が下され、その評価に安心して
それを維持しようと努力してしまう。

「出来る妻」をもらった夫は、これ幸い
とばかりに、その状況に甘んじてしまっ
て両親から学んだ前時代的な夫婦観を
刷新することなくきてしまう。

どうでしょう?
匿名さんに思い当たる節は無いでしょうか?

夫と同様にフルタイムで仕事をこなす
替わりに、家事や育児は半分ずつ役割分担
をしましょうと、後ろめたさなくご主人と
率直にコミュニケーションされたことは
ありますか?

多くの「出来る女性」はそれらの言葉を
呑み込んで、ひたすら耐えてしまう、
そして時折フラストレーションを発散
させるがごとく、コミュニケーション
(対話)ではなく、不平を漏らしたり、
罵ったりすることがあります。

ぜひ、これを機に、健全にストレートに
ご主人に思いを伝えてみてください。
これも夫婦の大切な仕事です。

タイミングとしては、頭にきている時や
イライラしているときに気がかりなこと
をコミュニケーションしようとしない
ことです。

ご自身の機嫌が良く、ご主人にもゆとり
があるようなタイミングで、時間も10分
くらいを目安に話し合ってみると良いと
思います。

気がかりなことをコミュニケーション
するときは、主語を「あなた」ではなく、
「私」にして話すよう心がけてみてください。

「あなたが協力してくれないから」ではなく、
「私から見て家事分担が不平等に見える」と、
決め付けずに、あくまでも主観から伝えます。

その上で、どのように感じるか
たとえば「フラストレーションがたまる」
とか「イライラする」など、率直に
フィーリングを伝えます。

次に自分のニーズを伝えます。たとえば、
「私は食事をつくるので、あなたは片づけ
をしてほしい」など、具体的に何をして
欲しいか、あるいはしたいのかを伝え、
最後に依頼をします。

もちろん、相手は快く受け答え無いかも
しれませんが、あこれは相手を思い通り
にするためのプロセスではなく、あなたの
ニーズを相手にきちんとつたえることが
大切なポイントとなります。

上記のステップは、ローゼンバーグにより
提唱されている非暴力的コミュニケーションです。

このように健全なコミュニケーションを
するだけでも、匿名さんご自身の
すっきり感は随分と違ってくると思います。

まずは思いを、相手を批判することなく、
敬意と愛情をもって誠実な気持ちで伝えて
みてください。

また、より実際的なアプローチとして、
物理的、身体的な負担を軽減するのに、
夫婦内で完結する必要もなく、お手伝いさん
を雇い第三者に活躍機会を与えるという
方法もあると思います。二人のお財布から
その費用を捻出してはいかがでしょうか。

匿名さんが機嫌良く過ごすことは、
ご自身のみならず、ご主人にも周囲の
人々にとっても良いことのはずですから、
ぜひ抱え込まずに対処してみてください。

PS
一人だと解決の糸口がなかなか
見つけられなくても、
「きっかけ」があれば、
視点を変えることができます。

毎月新たな「視点の変化」を
実感できるプログラムです。

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◎編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━

主語を「あなた」ではなく、
「私」にする。

感情をストレートに出すと、
こちらの言い分が正当でも、
まるで自分が悪いことを
したかのような気分になる。

、、というニガい経験から、
やれるようになってる気がします。
(いつもじゃないですが、、)

自分の「望む結果」にフォーカスすれば
「私」に入れ替えることくらいお安い御用!
(の、気持ちで頑張ってます!)

–青野慶子

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

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この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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