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2016/04/26(火)
【千場ひろこ】ソファの上を飛び歩く青年
カテゴリー:メルマガバックナンバー, 千場ひろこ
FROM 千場ひろこ
ごきげんさまです。
「暮らしの哲学」研究会の
千場ひろこです。
先日、洗濯物を畳みながら
育児ストレスを取り上げた
テレビ番組を見ていました。
子どもについ、
ガミガミ言ってしまうお母さん。
「ソファの上は歩かない!」
「納豆はガチャガチャ混ぜない!」
など日常のちょっとしたことが
気になってしまい、
ガミガミ言ってしまう自分に
自己嫌悪してしまう、
というものでした。
うーん、非常に共感できますね。
番組での解決法としては
怒りホルモンのアドレナリンが全身に回る前に
クールダウンする、というもの。
アドレナリンが全身に回る際の時間は6秒間。
ブチッと怒りが爆発しそうな瞬間に
冷蔵庫に行って
頭を冷やしてみては?
という提案でした。
冷蔵庫に行くまで、
扉を開くまでに6秒ほどかかるし、
物理的に頭を冷やすという行動、
またその見た目の間抜けさ加減で
怒りの渦中にいる自分から離れられる、
というもの。
http://www.nhk.or.jp/hogosya-blog/
ユニークですねえ!
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私自身も最近、
子どもに怒り過ぎてしまい
反省すること度々。
基本的にここでの問題は、
「言うこときかない子どもが悪い」
ということではないですよね?
私含め、お母さん自身の問題なのだと。
結局、私などは、不安や心配という
“ガラクタ”が心の中に満載で。
それを取り除かないと
不安や心配はますます増幅してしまう。
それこそ、
流行りの瞑想をしたりして、
(前回のメルマガに詳しく)
https://yamashitahideko.com/2016/04/19/no-1662/
自分の内面を空っぽにする
時間を作ったり。
(すぐに空っぽというのは
難しいけど、少なくともマインドを
あくせく働かせない時間を
作る、ということ)
そして、同時進行的に、
住まいのガラクタも手放していったり。
そういうことをしていました。
すると、子どもへのガミガミは
確実に減りましたね。
そして至った最近の境地は、
「まあ、そのうち
できるようになるでしょう!」
というごくシンプルな明るい諦めでした。
だって考えてみれば、
私が子どもに怒ることと言ったら…
「植木鉢にそんなに水をやったら
ダメでしょう!」
「保育園行く時間なのに、
なんですぐ自転車に乗れないの?」
「汁をこぼしたら、わめく前に
すぐ雑巾持ってきなさい!」
とかそういうレベルのこと。
「ソファの上は歩かない!」
「納豆はガチャガチャ混ぜない!」
と同じ次元だなあ、と思って。
他人のそういうことを聞くと
ハッとしますよね。
まあ、そりゃあいまのうちに
できてくれるに越したことないけど。
心落ち着けて考えると、
例えば、そういうことの一つ一つが、
「子供たちが
大の大人になっても
全然できなかった…」
っていうほうが
イメージできないんですよね。
「成人した青年が、
植木鉢にジョウロでズブズブに
水をやっている光景」
思い浮かびますか?
「大きなガタイをして、
毎日のようにソファの上を
ずんずんと飛び歩く青年」
想像できますか?
できませんよねえ~?
だから、子どもが大きくなったとき、
まあ自然とできていそう、
とイメージがつくものは
あまりガミガミ言わなくていいかな、と。
それは理屈もへったくれもなく、
漠然とした信頼感なのかもしれません。
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とはいえ、その信頼感を
持ち続けることが難しいんですけどね…。
でも、ありがたいのは、
断捨離を学んできた身としては、
そのために自分ができることは
わかっている、ということ。
日々たゆまず、
余計な不安や心配という
ゴミ・ガラクタを
手放すトレーニングを、
積んでいきたいものです。
【先週ダンシャッたモノ】
子供の服(衣替えと同時に)
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◎編集後記
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怒りや悶々とした気持ちいっぱいのときって、
まったくもって俯瞰できてないんですよね。
自分以外のすべてが悪い!みたいな、、
でも、あまりにも思い詰めすぎると,
その反動かふとした瞬間「俯瞰モード」になって、
周りは全然悪くないのに一人でガミガミしてる
ことに気づく、、なんてことがよくあります。
まだまだ修行が足りませぬ。
悶々とするよりも、
手放しトレーニングあるのみですね。
–青野慶子
What’s danshari ? Let’s danshari ! Viva danshari ♪
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千場ひろこ
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