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2016/04/25(月)

【やましたひでこ】「断」で蘇らせる感謝の気持ち

カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー

 

FROM やましたひでこ

おはようございます。
断捨離のやましたひでこです。

卯月4月25日、月曜。
<旧暦、三月十九日>

一年で一番爽やかな季節を迎えながら、
今の私の生活の有り様といったら。
だって、一日のほとんどを室内に引き
籠って原稿とともに過ごしているの
だから。

なんてね、愚痴をこぼしても始まりま
せんね。住む家があること、住む家に
守られていること、その当たり前の
有難さに気がつかないようでは、なん
のために「断捨離」について日々発信
しているのか訝しく思わなくてはなり
ませんからね。

なぜなら、断捨離の「断」とは、
もともと、「断たれて」こそ、
その当たり前の有難さに気づける
という「断行の教え」であるのだから。

例えば、「断水」という経験をする
ことによって、いつもは水道の蛇口を
ひねるだけで水をふんだんに使えるこ
とが、実に有り難いことか!と感じる
ことができる。

そうですね、つまり、私たちは、当たり
前のことを当たり前とせずに感謝が湧い
てくるのは、「断たれた」という状況、
経験をした時と場合ということなの
でしょう。

感謝の心を甦らせるための「断行」。

そして、言うまでもなく、その「断」
の経験は、他者から強制的に促される
ものではなく、自分自身が意図的に
コミットしていくもの。自らが主体的
に取り組む「断食」などはその好い例
ですね。

そう、感謝の心とは、言葉で強いられ
てつくられるものでもなく、ましてや、
命令されて出来上がるものではないで
すよね。自分自身の主体的な行動によ
って育まれるものなのですよね。

そしてまた、私たちが逆らうことがで
きない圧倒的な自然の驚異にさらされ
た時に、あるいは生と死の狭間に投げ
込まれた時に、「生かされている」こ
との有難さに気づいていくのでしょうね。

幸か不幸か、私はその経験をまだした
ことはないですが。

そうか、だからなのか、私はどうにも、
「感謝」とか「有難う」という言葉の
羅列にどうにも違和感を覚えることが
ある。もちろん、「有難う」という
言葉は挨拶として頻繁に使う。

けれど、「感謝は大切ですよ、感謝が
大事ですよ、だから、いっぱい感謝し
ましょう。そうすれば、あなたの運は
良くなりますよ。」などと言う巷に
溢れるアドバイスには食傷気味でも
あるのです。

誤解を怖れずに言うならば、
「有難う」の連呼を呼びかける提唱
行為にはウンザリしているといっても
いいくらい。

「愛とは動詞である」

これは、スティーブン・R・コヴィー
博士の「七つの習慣」に登場する名言。
そして、博士はこう続ける。
「主体的な人にとって、愛は動詞であ
る、愛は具体的な行動である」

こんなふうに言い切れるとは、コヴィー
博士はどんなにか愛に溢れる行動を
重ねて生きた人格者なのだろう。

翻って我が身を思えば、自分のお粗末
さに恥じ入るばかりだけれど、それで
も私はこう言いたい。

「感謝とは行動である」
「感謝とは経験である」

だからこそ、私は自分の身の周りの
モノに焦点を当てる。

だからこそ、私は自分の空間に
視点を移す。

身の周りのモノを放置して手入れも
せずにいるならば、そこに感謝の
行動はない。身の周りのモノを溜
め込んだままにしているならば、
そこに感謝の経験はない。

自分の空間の片づけを先送りしている
ならば、そこに感謝の行動はない。
自分の空間を乱れ澱ませたままにして
いるならば、そこに感謝の経験はない。

だからこそ、私は断捨離に励む。
だからこそ、私は断捨離に勤しむ。

そうですね、私やましたひでこは、
きっと、自分の垢にまみれた感謝の心を、
自分の萎んでしまった感謝の心を蘇ら
せたくて、日々、断捨離をしているに
違いないのです。

さあて、今日のあなたも、放ってある
モノ一つでも、手入れをして下さいね。
そして、もしそれが必要のなくなって
しまったモノであるならば、どうぞ、
きちんと始末をつけて下さいね。

それでは、ごきげんさまにて。

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◎編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━

明日着ていく服がなくて、
困ったらどうしよう。

出かける時間が遅くなるし、
着る服がないと一気にやる気も萎える。

と、思うたびに◯◯クロ、◯ーユーetc
フル活用した結果、
余計に収拾つかなくなりました。

「無くて困ってみる」ことは、
「有る」ことへの感謝につながる、、、

「春の洋服断捨離」、
もう一度聞いてやり直しです。

–青野慶子

PS
「春の洋服断捨離」は、
やましたひでこ断捨離塾4月号。
季節の変わり目で私のような混乱に
陥っているなら、、ぜひ聴いてみてください。

http://123direct.jp/tracking/cr/tnD5GQtX/223020/18266578

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

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この記事の執筆者について

 

やましたひでこ

クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒

 

学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。

断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。

全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。

処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。

 

 

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