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2016/04/13(水)

【川畑のぶこ】[Q&A] 片づけない長男の嫁

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、 川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアさせていただきます。

―――――――――――――――――

Q:片づけない長男の嫁

はじめてメールします。
今回は自分の事より、
長男の奥さんのことです。

よくテレビなどでごみ屋敷等を見ていて
「あんなになるってどんな気持ちなのかねー」
って話をしていますが、
我が家の息子家族の部屋も凄いです。

ごみではないのですが、洋服、おもちゃ、
鞄等あらゆるものが床に散乱していて、
孫がおりますが、孫に与えた部屋は
私たちの隣の部屋なので朝一緒に
掃除しちゃいます。

私もそんなに上手ではないですが、
できれば全部片付けてやりたい気がします。

どのようにしたら本人が、毎日きちんと
できるようなアドバイスをしたら
よいでしょうか?

主人は「無理。変わらないだろう」
ってあきらめてます。

孫がぜんそくになった時も遠まわしに
「きれいにしておかないとホコリとか
ゴミが一番良くないからね」
と話したことがありましたが、その時は
「そうですよね~」とは言っておりましたが
変化ありません。性格で無理でしょうか?

【ばあ~ばちゃん様・60歳・会社員】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

愛する家族、とりわけお孫さんのこと
を思うと、衛生的な環境で生活して
欲しいと願う気持ち、手を出したく
なる気持ちも当然のことですよね。

片づけのモチベーションは、もちろん
お嫁さんの性格やライフスタイルにも
依存するとは思いますが、まずは本人
(たち)がそのことで困っているかど
うかを確認することは大切だと思います。

その家族が困っていないのなら、それ
ぞれの人生の課題や過程があることを
尊重する他ありません。

今でもお孫さんにハウスダストやダニ
などによる喘息があるのなら、それは
命や健康に関わることなので、困って
いるがうまくいっていない状態である
のは明らかでしょう。

お嫁さんにどうしても気をつかって
しまって、思っていることをストレート
に伝えられない場合、もし息子さん
ご夫婦が共働きで、お嫁さんも外で
お仕事をされているのであれば、
家事は夫婦(男女)平等なので、
コミュニケーションしやすい息子
さんに片づけや掃除について話を
してみてはいかがでしょうか。

例えば、育児や料理はお嫁さんが、
片づけや掃除は息子さんが、といった
分担は成り立つわけです。

息子さんであれば、本音でストレート
に話したところで関係がギクシャクす
ることはないでしょうし、したとして
も修復しやすい関係だと思います。

お嫁さんは手が回らないのだから、
あなたが率先してこちらを担当し
たら?と提案することは可能では
ないでしょうか。

もし、お嫁さんが専業主婦で、本来
掃除や片づけは彼女の役割である場合、
それでも片づけや掃除に手が回って
いない状態なら、まずは相手の忙しさ
や大変さを理解し、共感を示してみて
ください。

そして、協力の手を差し伸べて
みてはいかがでしょうか。

「育児をしながら家事の全てをこなす
のは大変よね。私も昔は本当に大変で
気持ちがわかるわ。」などといった流
れは共感的です。もしご自身も過去に
部屋が散らかって大変な経験があれば、
それをシェアします。

「こんなのまだいい方よ、私はもっと
手が回らなかった」などといった「あ
なたはさらにOK」なシェアがあれば、
なおさら緊張感は融けるでしょう。

『ああ、お義母さんは私を批判しよう
としているのではなく、理解し共感し
てくれているのだな。ありがたいな』
といった流れで伝わるのがポイントです。

そして、「私たちの時代はまだ助けの
手が周囲にたくさんあったからいい
けど、今の時代はそういうわけにも
いかないし、大変よね」と。そして、
「忙しいあなたたちの力になりたい
のだけど、手伝わせてもらえない?」
とオファーしてみます。

「力になりたい」「力になれたら
嬉しい」を強調してみてください。

もしお嫁さんがそれでも自分でやる
ことを主張したら、「私が参考に
なった情報」として断捨離の書籍や
記事などを贈るのも良いと思います。

「あなたに必要」ではなく、「私の役
に立った」ので参考にと言う流れです。

お嫁さんはみんな、姑の前では
「いい嫁」でいたいと思っていると
思います。その劣等感を刺激しない
よう、同志として横に並んで片づけ
や掃除に共に向かう嫁姑でいられたら、
和やかな関係性が構築でき、部屋も
家族関係もすっきりするのではない
でしょうか。ぜひ、共感と理解を
キーワードに向き合ってみてください。

PS
水曜日の断捨離メルマガでは
お寄せいただいた質問の中から
一つ取り上げてお答えしています。
(不定期)

あなたが今抱えている『悩み』を
お聞かせください。

質問はこちらから

https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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