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2016/03/31(木)

【やましたひでこ】「待つ」の断捨離

カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー

 

FROM やましたひでこ

おはようございます。
断捨離のやましたひでこです。

弥生3月31日、木曜日。
<旧暦、二月二十三日>

三月のおしまいの日。
そして、明日は四月の始まりの日。

なんて、当たり前のことを綴ってみたく
なるのは、やはり時が過ぎて行く早さに
驚いているから。

でもね、振り返った時間は短いけれど、
待ち遠しいことがやって来るのは
ずっと長く感じるものですね。

さてさて、私やましたが待ち遠しい
ことといえば、それは沖縄那覇への移住。
住む地域も決め、マンションも決め、
あとは、そのマンションが完成するまで
1年と半年。

う~ん、長いな。

だからね、これから18カ月の間、
今の暮らしがあるこの18カ月を
いったいどうやって過ごしていくかを
鮮明にしようと思うのです。

だって、今、「心ここあらず」では、
尚更、待ちくたびれてしまいますものね。

そうですね、私たちは待つのは苦手。
特に、人を待つのは、苦手というより
時に辛いことでもあり、辛いからこそ
怒りを湧かせてしまうことがあるのですね。

メールの返信を待っている。
レストランで注文した料理を待っている。
プラットフォームで遅れている電車を待っている。

遊びに出たままの子供を、
夕食の仕度をしながら待っている。
いつも深夜帰宅の夫を、
冷めた料理とともに待っている。

自分の元を去った恋人が
連絡してくるのを待っている。
自分をおいて出て行った妻が
戻るのを待っている。

そう、待つモノも待つ人も、
待つ時間の長さも、待つ思いも、
それこそ様々だけれど、
それに込めた期待という気持ちの大きさと、
待ち続ける期間によって、
私たちは随分と損なわれていくはず。

こないメール、料理、電車を待っている
苛立った自分。

帰ってこない家族を待っている心配と
怒りに濡れた自分。

離れていった想い人を待っている悲嘆に
沈み続ける自分。

苛立ち
心配
怒り
悲嘆

だから、私は、この「待つ」という
ことを断捨離できたら、どんなに
凄いかなと思うのです。

それは、つまりは、自分の期待通りで
ないことに気づくことでもあり、

それは、つまりは、自分の思いどおりに
ならないことを受け入れることであり、

それは、つまりは、期待という執着を
手放すことでもある。

ああ、「待つ」の断捨離は、
口で言うほど容易ではないですね。

でもね、少なくとも、
これだけは心しておきたい。

「待つ」ことにこだわることは、
「今の自分」を失っていくこと。

「待つ」ことに囚われることは、
「今の自分」をないがしろにすること。

「待つ」ことに無自覚であることは、
「今の自分」を生きていないということ。

ところで、逆に、もしかして
今のあなたが「待たせているモノ」
はありませんか。

例えば、クローゼットの中の
詰めこまれたままの洋服たち…

例えば、本棚に押し込まれた本たち…

例えば、押入れの奥に追いやった
趣味の道具たち…

いつまた着てもらえるのかしらと、
いつまた読んでもらえるのかしらたと、
いつまた使ってもらえるのかしらと、
じっとあなたを待っていますよね、きっと。

あらあら、その子たち、どれくらい
あなたを待っているのかしらね。
モノだから声を上げてわめき立てる
ことはしないけれど、怒りや悲しさを
通り越して、あなたを恨めしく
思っているかもしれませんね。

どうでしょう。

さあて、今日のあなたも、あなたが
「待たせっぱなしにして忘れているモノ」に、
ひとつでも断捨離で決着をつけて下さいね。

それでは、ごきげんさまにて。

━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━

状況や相手が変わることを
待っていても、思いどおりに
変わるとは限らない、、

ならば「自分が変わる」のが
一番の解決策なんですよね、きっと。

言うは易し、、で実際やるのは
なかなか難しいですが、
まずは、最近乱れがちな
「納戸クローゼット」で、
私を待ってジリジリしてるモノが
ないか点検するところから
始めようと思います。

ちょっと怖いですが^^;

–青野慶子

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

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この記事の執筆者について

 

やましたひでこ

クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒

 

学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。

断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。

全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。

処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。

 

 

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