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2016/03/23(水)
【川畑のぶこ】[Q&A] 同僚が先に昇格、気持ちを整理できない。
カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ
水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、 川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアさせていただきます。
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Q:同僚が先に昇格、気持ちを整理できない。
28年間同じ職場で保育士の仕事をしています。
今までは年功序列で主任に昇格できていました。
12月に一人が退職したので、次は私が
昇格出来るかな!と思っていましたが、
私の次の人が4月から昇格することに
なりました。
彼女の部署は7名の保育士がいます。
私の部署は3名なので仕方がないかな!
とも思うのですがやはりショックです。
あと二年で定年退職なので 気にせず
今までどおりに仕事をすれば良い!と
自分で言い聞かせているのですが、
やはりどうして?そんなに評価されない
仕事ぶりではないと思っています。
自分ですっきりする気持ちの持ち方を
教えてください。
【のりまき・50代・病棟保育士】
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A:
FROM 川畑のぶこ
病棟保育士として28年間、これまで
熱心にそして誠実にお仕事をされてきて
いることと思います。また、そのことで、
多くのお子さんと保護者が、のりまきさんに
救われていることと思います。
これまで順調に昇格してきたのに、
今回は思いもよらない展開となって
腑に落ちないのですね。
年功序列で昇格してきたとのことですので、
今回もそのように期待していたけれど、
そうではなく、のりまきさんより年下の人が
昇進してしまったということかと推測します。
すっきりするためには、何より上司に
確認をすることをおすすめします。
不平をいうのではなく、あくまでも確認です。
「仕事のことで、確認をさせていただき
たいことがあるのですが、数分お時間を
いただけますか」と依頼をした上で、
昇格できなかった理由を尋ねてみては
いかがでしょうか。
もし、年功序列のシステムが原則である
にもかかわらず、年下の人が昇格したのなら、
理由は何か。
これまで年功序列だったけれども、
評価法が能力による判断にシフトされて
いないかどうか。
もし、仕事の能力による昇格ならば、
そのフィードバックを素直に受け止めて、
一体自分は今から退職するまで、どこを
どのように改善して仕事に取り組めば良いか、
爽やかにアドバイスを求めてみては
いかがでしょうか。
納得のいかないことは、さらに掘り下げて
確認をしてみたら良いでしょう。
単に昇格できなかったことに対する
不平不満ではなく、きちんと理由を確認して、
今後に違いを作ろうとする仕事熱心で誠実な
姿勢は、上司や組織からも歓迎される
ことと思います。
組織の方も職員がどのような姿勢で仕事に
取り組んでいるかを確認する良い機会となり、
今後に役立つのではないでしょうか。
組織運営の視点からも、職員が何を考えて
いるか分からない、良かれと思ってしている
ことが職員から裏で反感を買っている、
という状態は好ましくありませんので。
定年退職を2年後に控えていても、真摯に
仕事に向き合うのりまきさんの姿勢は、
ご自身だけでなく周囲にも清々しい空気を
提供することと思います。
ぜひ、上司の方とにこやかに
確認をしてみてください。
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この記事の執筆者について
川畑 のぶこ
心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー
東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。
2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。
「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。
断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等
所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等
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