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2016/02/15(月)
【やましたひでこ】ル●バを買おうとする前に
カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー
FROM やましたひでこ
おはようございます。
断捨離のやましたひでこです。
如月2月15日、月曜日
<旧暦、一月八日>
ところで、三寒四温とはよくいった
もので、行きつ戻りつしながら
暖かさに向かって行く様は、
待ち遠しい春へのゆっくりとした歩み。
もしかして、これは、断捨離の
ステップと同じかもしれませんね。
進んだはずなのに、あれ、また戻って
しまったなんて声を上げながら、
それでも確実に螺旋階段をのぼって
いるような。
実は、私やましたは、どうにも過激派?
なので、このゆっくりとした歩みは苦手。
だからなのか、かつては、ドカンと
捨てては、なんとまた、ドカンと買い込む
なんて真似をいくらでも経験しているのです。
まあ、それもこれも、断捨離を極めて
いくための必要なプロセス、不可欠な
投資だったと思うことにしておりますが。
いえいえ、やはり無駄なことを繰り返して
いたことには変わりませんね。それでも、
あれから少しでも進化、深化していること
で自分を慰めつつ…
さてさて、前置きが長くなりましたが、
今日のメルマガは、私やましたが断捨離で
いつも意識している、階層エラーについて。
階層エラー
これを、住空間で捉え考えていきましょうか。
インテリア
収納
整頓
片づけ
散らかり
モノ溢れ
溜め込み
おおよそ家の中の状態は、この7つの
階層に分けて対応していくべきもの。
ところが、このようにステップがある
ことは、分っているようで案外とわか
っていないもの。かくいう私自身も、
このことが明確に意識できるように
なったのは、かなりの試行錯誤の後。
もちろん、その前に、片づけと
掃除<掃く・拭く・磨く>との分類
エラーで、随分と長い間混乱があった。
この分類エラー、散らかりと汚れへの
対応の違いを鋭く指摘したのは、
メルマガ執筆陣のひとり片づけ士
小松易先生以外に私は知らないですね。
つまり、私たちの多くが、散らかって
いる中でインテリア雑誌を手にとり、
憧れと夢想の中を漂うだけに終始したり、
モノ溢れの中にいながら収納に取り組み、
あえなく玉砕してみたりと。
そして、それ以前、あろうことか、
モノで床が見えない状態でありながら、
お掃除ロボットを買うことを検討する
ようなことをするのです。
そうですね、ここまで書けば、お分かり
いただけると思うのだけれど、まず、
見極めなければならないのは、自分の
部屋、自分の家、自分の住空間が、
どれだけのモノでどんな状態であるか
ということ。
大量のモノが長期間、ひたひたと溜め
込まれて空間を圧迫しているならば、
そのモノの山を切り崩して処分して
いくしかなく。
収まりきらないモノたちが溢れかえって
いるならば、収まる量まで減らすために
捨てるしかなく。
モノがただ散らかっているだけならば、
片づけて始末をすればよく。
それでも片づいていないと感じるならば、
より丁寧に整頓に励めばよく。
整頓では気が済まないならば、
収納空間にきちんと仕舞えばよく。
そして、好みのセンスで優雅に暮らして
いきたければ、インテリアを学び実践
していく。
そうです、くれぐれも、今の自分が
溜め込んだモノの量を把握しそこねて
はなりませんね。
そうです、くれぐれも、今の自分が
かかえこんだモノを断捨離せずして
収納やインテリに気を移してはなり
ませんね。
そして、なにより、心して意識しなけ
ればならないことは、空間に対しての
モノの総量規制。いわば、空間のモノ
の定員。
なぜなら、私たちは、知らず知らずの
うちに、モノを定員オーバーさせて
しまう癖があるから。
なぜなら、私たちは、そのモノの定員
オーバーになかなか気づかないものだから。
さあて、今日のあなたも、よくよく
モノの量と空間のバランスを俯瞰して
下さいね。それは、引き出しひとつ
でもかまいませんよ。
それでは、ごきげんさまにて。
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◎編集後記
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うちには2畳の納戸があります。
ここに床置きのパイプハンガーを
2本入れ、クローゼット代わりに
使っていたのですが、、
どうもすっきりしない。
床面積があまりないので、
床置きハンガーだと通り道が
ちょっと狭い。
ということで、
天井つっぱり式のハンガーラックに
このほど買い換えました。
が、あまり変わらない、、、
そうです。
かなり減らした、と思っていた
服の量が、まだまだ空間に対しては
多すぎたんですね。
わかってたつもりでも、
まだまだ意識が足りなかったようです。
「着るか着ないか」「着たいか
着たくないか」だけでなく、
「空間とのバランス」を考えて
量を絞る選択はなかなか難しそう
ですが、、、
スッキリ爽快!な空間目指して、
もう一歩踏み込んで頑張ってみようと思います。
青野慶子
What’s danshari ? Let’s danshari ! Viva danshari ♪
この記事の執筆者について
やましたひでこ
クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒
学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。
断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。
全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。
処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。
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