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2015/08/17(月)

【やましたひでこ】捨てられないのは、「しまいっぱなし」だから?

カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー

 

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やましたひでこ公式メールマガジン「断捨離」
2015・8・17 No.1418

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◆今日の断捨離 「捨てられないのは、「しまいっぱなし」だから?」

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おはようございます。
断捨離のやましたひでこです。

葉月十七日、月曜日。

お盆が明けて、休みも終わった月曜日。
けれど、仕事モード全開になるには
少しばかり時間がかかりそう。

そう、夏の休暇はもっとたっぷりと欲しいもの。
なんて、とぼけたことを思ってしまうのは
私がグータラな怠け者のせいかしらね。

とはいえ、私、このお盆休みの一週間、
いったい何をしていたかというと。

ひたすら、断捨離に勤しんで、
なおかつ、掃く・拭く・磨くの掃除にも励みつつ、
その合間には、新刊本三冊分の原稿チェック!

もちろん、お墓参りも怠りなく。
しかも、家族や友人との食事会にも
何度もきっちりと参加。

これでグータラとはいえない、
仕事人&遊び人と言ってほしいくらい。

さてさて、今回の断捨離、
私の母とお姑さん、二人の高齢者が
残していったモノたちの始末をつけながら、
今更ながらわかったことがある。

私たちは、「捨てられない」のでなく、
「捨てない」のだ。
そして、「捨てない」のは、
この回路にハマっているから。

「しまいっぱなし」

モノをしまう。

つまり、モノをどこかに納めて
片づけた時点で、モノは視界から消える。
視界から消えたモノは、当然、忘れ去られていく。

忘れ去られたモノは、そもそもが、
捨てるという行動の対象にはなりえない。

そうですよね、
記憶に止まっていないモノは、
存在しないのと同じなのだから。

存在しないので、捨てようもない。
存在しないので、無いモノと思われ、
また買われてくる。

そして、その買われてきたモノは、
また、どこか別のところにしまわれて、
同じ運命をたどることになる。

そして、モノは至るところに堆積したまま、
そう、堆積しっぱなしとなるのです。

これは、誰でも思い当たること。
もちろん私だって、偉そうなことはいえないはず。

しまって、片づけた気になって、忘れていく私たち。

押入れの中にしまいっぱなしに
なっている贈答品のタオルセット。
整理ダンスの中にしまいっぱなしに
なっている下着の買い置き。
下駄箱の中の少し履いただけの
しまいっぱなしのスニーカー。

冷蔵庫の奥にしまいっぱなしの冷凍食品。
鏡台の中にしまいっぱなしの化粧サンプル。
引き出しの中のしまいっぱなしの
何年分もの年金の支払通知書。

母と姑のしまいっぱなしのモノたちを、
扉を開け、引き出しを開け、蓋を開け、
すべてを視界に入れていく。

そこにあるのは、モノというよりは、
記憶の残骸が詰まっているといっていい。
なぜなら、見るとまた、そのモノの存在を思い出すのだから。

つくづくと思う。

片づけを、しまうことだと思ってはいけない。

しまうということは、忘れるということ。
忘れることは、片づけることではない。

断捨離とは、始末をつけていくこと。

母と姑の記憶の残骸たちを、
せっせと掘り起こしながら、
ひたすらゴミ袋に詰めることに終始したお盆の日々。

そうそう、しまいっぱなしになっていた
お墓参り用のお線香や蝋燭も、
あちらこちらから発掘したっけ。

そして、また、こんなことも思う。

母も姑も、もしも断捨離に励んだのならば、
そう、記憶の残骸たちと向かい合う
作業を日常的にしていたならば、
きっと、あんなふうにボケることもなかったかもしれない。

断捨離は、認知症対策にも有効!?

まあ、エビデンスがないので、
大きな声で言うことは出来ないですね。
ああ、でも、誰かが証明してくれたら有り難い。

それでも、エビデンスがあろうとなかろうと、
私は、自分がしまいっぱなしにした
モノたちを掘り起こしては、きちんと始末をつけていくつもり。

私の物忘れ対策のひとつ、脳の活性化作業だと思って!

さあて、今日のあなたも暑さでボーとしないよう、
気をつけてお過ごし下さいね。

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◎編集後記
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存在を忘れて、「しまいっぱなし」
になっていると、捨て忘れてしまいますよね。

私は冷蔵庫でよく「しまいっぱなし」
を発生させていました(_ _|||)

今は奥にしまいこまないように、
見える範囲だけに置くようにしています。

あなたのお家にしまいっぱなしの
場所はありませんか?

ぜひ「しまいっぱなし」の断捨離に
トライしてみてくださいね!

渡辺万里子

PS
仕事をしている人は今日から
仕事開始という方が多いでしょう。

休みボケしている頭を起こして頑張りましょう!

しかし、子どもたちの夏休みは
まだまだ続きますね。

残りの夏休みを質の高いものに
するために、こちらをご参考にしてみてください。

http://123direct.jp/tracking/cr/bvOCRgGt/203399/16092002

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

やましたひでこ

クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒

 

学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。

断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。

全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。

処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。

 

 

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