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2015/06/15(月)

自分の部屋、客観視できてますか?

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2015・6・15 No.1355

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◆今日の断捨離 「自分の部屋、客観視できてますか?」

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おはようございます。
のやましたひでこです。

水無月十五日、月曜日。

そう、六月も「真ん中」の日となりました。
さあて、これからは夏に向かってまっしぐら!

ああ、私は夏が大好きなので
待ち遠しいばかりです。

さてさて、ほとんどが原稿に
向かっているかのようなこの頃、
先週は久しぶりに現場に立つ機会がありまして。

現場?

はい、私の現場とは、
もちろん片づいていない個人宅や仕事場空間!

けれど、今回、TVロケで伺うことに
なったそのお宅は、片づけ以前の
惨状だったといった方が妥当でしょう。

そう、片づいていないというのではなく、
それ以前のゴミの溜め込みハウス!!!

でもね、そこの主<あるじ>さんは、
自分の家がゴミ置場と化しているとは
思っていないよう。

そう、人によって認識のレベルはそれぞれ様々なのです。

つまり、私たちは、慣れ親しんでいる
場では感覚がどんどんと鈍っていくのですね。

だから、お蔭さま?で、
どんな仰天ゴミ空間でも平気で逞しくも生きていける…

同じことは、半年間の
実践・徹底サポートコースの
20名の受講生さんにも言えましたね。

1回目の講座が終わり、
その時の宿題が、自宅の散らかっていて
気になる場所の写真を撮って送ってくるというもの。

ああ、それは、散らかっているという
レベルではなく、モノの山の巣窟の写真ばかり。

さすがにゴミ屋敷とは言わないまでも、
けれど、このまま漫然と放置していけば、
ごく近い将来ゴミ屋敷化するのは
必定といったリスク満載。

そして、受講生さん自身も、
あらためて写真で客観視して、
モノの量に驚き部屋の様子に呆れたよう。

でも、受講生さんたちだって、
今まで、まったく改善の努力をして
いなかった訳ではないのです。

それどころか、必死に片づけたこともある。
けれど成果も達成感も味わうことなく
疲れ果ててしまっている。

では、なぜそうなるのか。

その原因は、やはりこれに尽きるでしょうね。

現状認識の甘さ。

その現状認識の甘さにより解決策との
齟齬<そご>、即ち、ミスマッチを起こした。

問題の根っこは、片づけ<整理整頓収納>以前の現状。

要するに、収納整頓では追いつかない
半端のないモノの量であるにも関わらず、
収納整頓を繰り返してきたものだから、
敢え無く撃沈玉砕してしまったのですね。

そして、TVロケ現場の主さんにいたっては、
それを箒<ほうき>で解決しようとしていたくらい。

まったく掃くための床がモノで
埋もれて見えないにもかかわらず。

これは、片づけと掃除を
ゴチャゴチャにしていた思考の混乱によるもの。

しかも、一人暮らしなのに箒が
5本もあって、その箒たちまでもが
無用のガラクタの仲間入りといった有り様。

散らかりに、箒<=掃除>での対応は機能しない。
モノの山の堆積に、収納グッズ<=収納整頓>での対応は機能しない。

モノの山の堆積には、という
モノを絞り込む引き算の意識と行動が
機能するのです。

ところで、その現状認識の甘さは、
どこから来たのでしょうね。

それは、

とりあえず
なんとなく
あれもこれも

という無意識無自覚な行動パターンの結果。

とりあえず買っておこう、
なんとなく必要だと思うから。
とりあえずとっておこう、
なんとなく必要な時がくるかもしれないと思うから。

とりあえずとなんとなくが、結果、
あれもこれも必要なような気にさせて、
私たちはたくさんのモノを手元に
たぐり寄せ、たくさんのモノをとっておこうとするのです。

そう、とりあえずとなんとなくは
曲者<クセモノ>。
そして、これらが曲者であることに
さえ気がついていない私たち。

そうなのです、私たちの周りのモノの
ほとんどは、私たちの曖昧な意識の
産物であり、部屋の惨状は、
その曖昧な意識に基づいた
無自覚無意識の行動の数々が招いた結果。

そして、モノに乗っ取られた空間の中で、
私たちは思考も感覚も感性も鈍らせていくのです。

更に、毎日、その曖昧さの産物と
惨状の環境の影響をもろに受けて、
魔の人生のスパイラルdownに陥っていく。

ああ、モノとはかくも魔物、空間はかくも魔窟。

とりあえずとなんとなくの意識では、
太刀打ちできないことを心して
おかなくてはなりませんね。

さあ、あなたの意識をクリアにして、
今日もごきげんな一日を!

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◎編集後記
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自分の部屋を写真に撮ると
見慣れたはずの部屋の雑然さに
驚きます!

自分の部屋は見慣れているので
なかなか客観視ができないのですね。

是非、あなたも写真をとって、
現状把握をしてみてくださいね!

渡辺万里子

PS
子どもの関係というのも、
近すぎて見えなくなることがあります。

客観視して、お互いの関係性を
改善したいなら、こちらをどうぞ…
>http://123direct.jp/tracking/cr/ECKWwtxW/198315/10199574
※明日まで

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

やましたひでこ

クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒

 

学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。

断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。

全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。

処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。

 

 

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