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2015/03/14(土)
【安永周平】子供の能力を褒めるな
カテゴリー:メルマガバックナンバー, 安永周平
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やましたひでこ公式メールマガジン「断捨離」
2015・3・13 No.1261
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◆今日の断捨離 「子供の能力を褒めるな」
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あなたがお子さんをお持ちなら、
学校のテストの結果を見た時に、
褒める事があると思うのですが…
あなたの褒め方は、次のうち、
どちらに近いでしょうか?
「わぁ、85点も取ったの!
あなたは頭がいいわね。」
「わぁ、85点も取ったの!
よく頑張ったわね。」
つまり、前者は「能力」を褒めて、
後者は「努力」を褒めているのです。
実は、この2つの質問では、
子供の成長に与える影響が
まるで違うものになります。
スタンフォード大学の教授で
心理学者のCarol Dweck博士の
20年に及ぶ研究結果の中で…
10代の少年少女を対象にして
2つのグループを作りテストを実施。
そして、テストの結果に対して
1つのグループは能力を褒めて、
もう1つのグループは努力を褒めます。
すると、能力を褒められたグループは、
次に2つの問題を選んでもらった時、
多くが難しい方の問題を避けたのです。
つまり、能力を褒められた子供は
次も自分の能力を研究者に示せる
ように簡単な問題を選ぶようになる。
最初の問題は簡単に正解できるので
楽しむことができるのですが…
問題が難しくなっていくと、
自分の能力が示せなくなり、
楽しむことができなくなります。
それにより、自己肯定感が下がり、
自分はダメな人間だ…と考えるように。
一方で、努力を褒められたグループは
約90%が難しい方の問題を選びました。
学びが得られて、自分の能力を伸ばせる
難しい問題にチャレンジするのです。
努力を褒められた子供たちは
自分の能力を伸ばすことに
楽しみを覚えるようになるため、
難しい問題でも挑戦するようになる。
これは、彼らの「成功」の定義が
前者:賢く見せること
後者:賢くなること
を意味するためだと考えられます。
これ、どちらが人として成長するか
改めて言うまでもありませんよね?
もし、あなたが
お子さんをお持ちなら…
ぜひ、能力ではなく努力に
焦点を当ててみてください。
褒める対象が、能力か努力か…
たったこれだけの違いで、子供の
人生は大きく変わるかもしれません。
* * *
ところで、こういった考え方って、
子供はもちろんですが、私たち
大人にこそ必要だと思いませんか?
努力というのは、能力に関わらず
誰がやっても尊いと僕は思います。
断捨離って、時にツラいですよね。
自分の心と向き合うのって、
自分のイヤ〜な部分が見えて、
正直怖かったりしますよね。
でも、勇気を持って行動を起こして
努力して断捨離を実践したならば…
その努力自体が、とても尊い。
そして、実践すると
変化は必ず現れます。
目に見える変化も、
目に見えない変化も。
自分で努力もすることなく、
他人の目ばかりを気にして、
見かけだけ取り繕っても、
人生は何も変わりません。
ブランドバックや高級品を買って
「見せかけ」の自分らしさを
必死で取り繕って見せるよりも…
断捨離で自分の本音と向き合い
変化を恐れずに、努力することは
ずっとずっと価値があるはずです。
友達が遊びに来る…となったら、
必死になって部屋中に溢れるモノを
押入れにギュウギュウに押し込んで
見かけだけキレイな部屋にするのは
努力とは呼べませんよね(苦笑)。
幸いなことに、断捨離って
とても努力がしやすいんです。
なぜなら「片づけ」という誰もが
経験のある手段を使えるから。
やましたひでこがよく言いますが、
断捨離は、やるか、やらないか…です。
できるか、できないかではありません。
だからこそ、せっかく断捨離を
深く知ることになったあなたには
ぜひやってみてほしいと思います。
PS
軽い気持ちだと火傷しますが、
本気で「断捨離をやろう!」と
思う方にだけ、こちらのビデオを
オススメいたします…
↓
http://123direct.jp/tracking/cr/cxDzWVxu/191325/10199574
この記事の執筆者について
安永周平
準備中
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