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2014/11/13(木)

【やましたひでこ】人生の主役はモノ?

カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー

 

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やましたひでこ公式メールマガジン「断捨離」
2014・11・13 No.1141

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◆今日の断捨離 「人生の主役はモノ?」

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ごきげんさまです。
断捨離のやましたひでこです。

 

霜月十一月十三日、木曜日。

 

年の終わりに近づく11月ともなると、
ただでさえ早く過ぎていく時の流れが、
いつもよりずっとせわしなく感じるのもの。

 

ああ、どういうわけか。
そうですよね、時の流れは一定のはずなのに。

 

それは、私たちが時間を過ごす時の
気持ちの違いでもあり、
それは、私たちの意識の持ちようの
違いでもあって。

 

だから、こんな時こそ、
深く長い呼吸を心がけようか。

 

そうすれば、きっと、
ゆったりとした時の流れを取戻し、
ゆとりを味わうことができるのだから。

 

◇◇◇◇◇

 

先週末より、
私自身もせっせと断捨離に勤しんでいる。

 

もともと、そんなに
溜め込んでいる訳でもないので、
たいした量の断捨離ではないはずなのに、
いえいえ、どうして、どうして、
心理的なハードルの高さを実感することしきり。

 

モノと向かい合う
モノを通して自分と向かいあう。

 

断捨離ではそれを実践していく。

 

これは言葉で言うのは簡単。
けれど、実際、自分と向かいあうのは、
見たくもない自分の執着心を
見なくてはならないことが度々。

 

その執着心は、怖れだったり、
不安だったり、不足感であったりと、
できることなら感じたくもない感情の
数々であるけれど、
断捨離を進化させていく過程では
どうしても味合わなくてはならないようですね。

 

ゴミでもなく、ガラクタでもない
モノたちに向かいあうには、
ただ、使うか使わないか、
必要か必要ではないかという選択基準だけでは、
どうにも太刀打ちできないもの。

 

そうだ、モノに焦点を当てている限り、
モノと自分との関係の問い直しに留まっている限り、
私たちの気づきはそこまでの次元止まり。

 

断捨離に初めて取り組んだのであるならば、
ゴミやガラクタと戯れるがこどく、
どんどんと捨てることできるだろう。

 

そして、スッキリとした爽快感を
味わうことができるだろう。

 

誰でも、ゴミをゴミだと気がつけば、
ガラクタをガラクタだと認めれば、
心理的抵抗もなく容易に捨てることが
できるだろう。

 

今までは、ゴミ・ガラクタの存在が
景色と化していただけのこと。

 

意識化が進めば、大丈夫、使うのは
体力労力だけで、結果、
心地よい肉体的疲労とともに断捨離が
捗っていくはず。

 

ところが、次のStepで立ちはだかる
モノたちをクリアしてこそ、
断捨離の醍醐味が味わえるのですね。

 

ゴミでもなくガラクタでもないモノたちとは、
つまり、特に思い入れの強いモノたち。
諸々のストーリーがいっぱいはりついた思い出深いモノたち。

 

あるいは、その逆に、
日用品、必需品といった細々とした
モノたちを前にして、立往生することもある。

 

 

たとえば、文房具類などはその筆頭で、
大量の筆記用具やメモ紙、
便箋封筒などで引き出しを
いっぱいにしている場合がよくあるもの。

 

それらは用を為すモノたち、
しかも、手つかずの新品同様のモノたち。
かといって、今の自分はそんなにも
使う機会がやってこないモノたち。

 

実は、これらの方が難敵なのですね。
なぜなら、捨てる正当性はどこにも見出せないなから。
自分に対しても、周囲の人たちに理解を求めるにしても。

 

かくして、それらは、
思い出深いモノたちとともに、
引き出しのそこかしこに
ずっと堆積し続けることになるのですね、
そう、使われることのないままに。

 

繰り返しておこうか。

 

このようなモノたちと、
いくら向かいあっても断捨離は進まない。

 

モノに向かって、
「要・不要」、
「適・不適」、
「快・不快」
を問いかけてもラチはあかない。

 

そのモノたちは、すべて、
「必要」「相応しい」「好き」だと、
どれかの答えが返ってくるのは明らかだから。

 

モノに焦点を当てている限り、
断捨離は階段の踊り場で佇むようにそこで止まる。

 

だから、次のStepで焦点を当てなくてはならないのは、

 

自分の時間
自分の空間
自分のエネルギー<労力・お金>

 

今の自分の時間や空間、
さらにエネルギーを費やしても、
そのモノたちを溜め込んでおく価値があるのかどうか。

 

限られた時間をそのモノたちの
維持管理に費やす。
限られた空間をそのモノたちの
保管のために提供する。
限られたエネルギーをそのモノたちのために消費する。

 

これらの行為は、モノを過剰に
溜め込むための代償であることに
気がついてもいいはず。

 

たとえ、必要なモノであっても、
使い切れないほど溜め込んでおく
必要はどこにもないはず。

 

過剰なモノのストックは、
過剰なモノの堆積は、
自分の時間と空間とエネルギーを
どんどんと奪う。

 

そして、それらを奪われた私たちは、
それに比例して気持ちのゆとりを失っていくのです。

 

断捨離とは、ゆとりの取戻し。

 

モノを捨てるのが目的ではなく、
モノを絞り込み手放していくことによって
更なるゆとりを招き入れていくことが目的。

 

ゆとりとは豊かさ。

 

あなたが、より大きな豊かさを手にするために、
断捨離というツールをもっと活用して
下さればと心から希うばかりです。

 

どうでしょう。

 

有難うございます。
あなたとの出逢いにいっぱいの愛を込めて。

 

やましたひでこ

 

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◎編集後記
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この前の日曜日に断捨離をした時に
靴を5足捨てました。

 

隙間なく並んでいた下駄箱に
ゆとりがでて、
素敵な空間になりました。

 

見る度に狭そうに並んでいる下駄箱から
靴が一足づつ際立ってみえて、
嬉しい気持ちになります。

 

断捨離して空間に余裕ができると、
気持ちにも余裕ができますね。

 

渡辺万里子

 

PS
なぜ断捨離すると心まで変化するのか?
その理由はこちらから…

http://123direct.jp/tracking/cr/Lm6Hm3dF/182640/10199574

 

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

やましたひでこ

クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒

 

学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。

断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。

全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。

処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。

 

 

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